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本好きゆめの冒険譚  作者: モカ☆まった~り
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ダイモーンの弱点

 唖然とした・・・。


 確かに首を刎ねたんだ、私も見た・・・。


 なのに、奴は生きている。


 どういう事だ!


 残るは、私と魔王数十体のみ・・・。


「ゆめ様、我々も元は悪魔と同じ魔物、弱点は必ずあります!」


「どういう事?」


 魔王達が言うには、我々「悪魔」と言われる存在は、「全身がコア」であるが故に、一度に全部を吹き飛ばさなければ、いくらでも再生出来るという事らしい・・・。


「一度にって、あんな大きさをどうすればいいの?」


 ダイモーンはヘラクレスを「喰った」為に、さらに巨大化、力を蓄えたようである。


「任せて下さい、我々が全方位から最高位魔法を全身に打ち込んでやります!ですので、ゆめ様、この瞬間でおさらばです。」


 え・・・・?


「どういう事なの?」


「この魔法は、全身の魔力を失います。魔法発動と同次に、我々は消えてなくなります。」


 私が困惑してるのが分かったのか、魔王全員が笑いかけた。


「我共は、ゆめ様の眷属になれて、本当によかったです!それでは!」


 数十体の魔王はダイモーンを囲うように飛び回り、それぞれが大魔法陣を作ると、ダイモーンを包み込み・・・


絶対炎弾(フレア)!」強烈な白い炎がダイモーン包み込み、焼き尽くしたかの様に見えた・・・見えたのだが・・・影が消えない


「ハッハッハ!お前等如き「下等の悪魔」の魔法など、我には効かぬわ!」 炎の中から無傷のダイモーンが現れる。


 残りは、私「ひとり」だけだ・・・。


「久しいな、後はお前だけだ、「神の子ゆめ」よ。」「私はお前など知らない!」「知らないとは言わせんよ「Πρόσκληση」お前を招待したではないか!」「何のためよ!」「お前が我のトリガーなのだよ!お前を、お前さえを喰えば、我は絶対的な支配者になれるのだ!」


絶対炎弾(フレア)!」


 ダイモーンの腕から炎が現れ一直線に向かってくる。


「アイギス!」


 アイギスが盾になり炎攻撃を防ぐ。


「アイギス!撃て!」


 アイギスの口から高火力の炎で応戦する。


 これには、ダイモーンもマズイと思ったのか、防御壁を使い無効化していた。


「アイギス、一旦離れるわよ!」「わかりました!ゆめ様!」


「クックックッ、逃げるか神の子よ!」


 逃げる私達を絶対炎弾(フレア)で、攻撃をしてくるが、その度にアイギスはヒラリヒラリと躱していく。


「ああ、街が・・・」


 街は炎に焼かれながら、朽ち果てて行く。何処かにガスの吹き溜まりがあったのであろうか、爆発を起こしている。


「このままではマズイ!アイギス、広い場所に逃げるわよ!」


 私達は、ひたすら逃げる、ダイモーンはしつこく攻撃の手を緩めない。その一発がアイギスの翼に命中してしまい、空を堕ちるように降下した。


 眼の前には広い草原、海が隣接している地域。


 草原に着地したアイギスを休ませゆめは、攻撃に転じる。


「ラードーン召喚!」 ヘーラーの召喚獣、もう一体の黒龍である。


「ラードーン、炎弾を撃て!」と言ったものの、ラードーンは炎を吐かない・・・「どうした!」「ゆめ様、ラードーンはヘーラー様の召喚獣、アイギスのようにはまいりません。」とゼウスが答えた。


「ならば!」ゆめは、ラードーンの背に乗り羽ばたく。


「北風と太陽、召喚!」


「北風よ!奴を凍らせてしまって!」


 北風が、極寒の風を吹き荒らす!しかし、奴には効かなかったようだ。


「太陽よ!奴を焼き尽くして!」


 太陽が、猛烈な熱波を生み出す!が、これも奴には効かない感じだった。


 アイギスの炎は防御を張って、太陽の熱波は何とも無い・・・?


 試しに氷柱を打ち込んでみた。簡単に薙ぎ払われた。


 ならばと、威力アップ・巨大化の氷注を打ち込んで見ると、防御壁を張る!


 これだ!威力を最大にすれば、撃ち抜けるはず!


 意を決したゆめの瞳と髪が虹色へと輝き出した。その光はゆめ全身を包み込み、ゆめ自身が虹色の光を発している。


 ゆめは両腕を天に上げ、黒雲をもたらす。渦巻く黒雲からは、雷のエネルギーが、バチバチと放電を始める。


「喰らえ!」


 大電流が雷鎚となり、奴を貫こうと走る! ダイモーンは、防御壁を張るがそれをも砕いた!


 奴の左腕から左足辺りをねごそぎ奪ってやった。


 これで勝てる!


「え?・・・」


 その瞬間、雷鎚が私へと向かって来た。

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