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本好きゆめの冒険譚  作者: モカ☆まった~り
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大空を飛べたなら

「何もない空間」。




「わぁ〜、何これ〜」


 ゆめの髪、瞳が「虹色」に輝いている。


「綺麗でしょう?女の子だもの、おしゃれしなきゃ♡」


 ヘーラーが嬉しそうに微笑みながら言った。



「私がねイーリスに頼んだのよ。」


 イーリス。「虹の女神」。天の女神だ。


「でも、天の神様ってお父さんじゃないの?」


「儂は天も支配してるに過ぎん。細かい事は他の者に任せておるからの。」


「まぁ、虹の神って言ったって、私達の中では「宴会芸」程度の力だけどね。」


 ヘーラーがクスクス笑いながら話していると


「ちょっと、酷いじゃないですか!」


 涙目のイーリスがやって来た。


「あら〜イーリス、来たのね!でも今日は宴はないわよ?」


「私は宴会芸の神様ではありません!ちゃんと空の管理もしてます!」


「ほら、ゆめちゃん。このお姉さんが、あなたに加護をくれたのよ。」


「あっ、ありがとうございます!私はゆめって言います!よろしくお願いします!」


 と、頭を下げると


「他の神は皆、私を馬鹿にする人がほとんどなのに、そんな私に頭を下げるだなんて・・・なっ、なんていい子…。」


 テンションの上がったイーリスは鼻息荒くゆめに向かってー


「ゆめちゃんの為に、私の取って置きの技を見せてあげる!」


 イーリスはクルクル回りながら、虹を出していった…。


「ね!宴会芸の神様でしょ?」


 ヘーラーの言葉に


「確かに宴会芸の神様だわ。」


 と、私も同意した。


「それにしても、この虹色の髪や瞳って、自由に出したり引っ込めたり出来るのかなぁ~?」


 その疑問にイーリスが、フフンと笑いながら、


「この虹色はね、特別な時しか出ないのよ。」


「例えば?」


「そうねぇ~本気になった時とか?怒った時とか?マジ恋した時とか?色々ね。虹って奇跡の色でしょ?簡単には出ないのよ。」


「それじゃこの先、虹色になることがないじゃないですか。」


「そ、そんなぁ~」イーリスが半泣きになっている。




「ねぇ、お母さん。」


「な〜に?ゆめちゃん.」


「私って、空を飛べるようになったり出来るのかな〜?」


「ん〜、そうねぇ・・・」


 ヘーラーは、何かを考えながら、唇に指を当てている。


「あっ、そうだわ!いい事思いついた!」


 ヘーラーは「ペガサス」を召喚した。


 ペガサス―空を掛ける馬。白い体には大きな羽が生えている、伝説の生き物だと思っていたんだけど・・・


「ペガサスって、本当にいたんだね!」


「もちろんよ〜」


 そう言いながら、ペガサスの羽を根本からもいだ!


「え!?」


 ペガサスも驚いた様で、涙を浮かべてる。


「お母さん、そんな事したら、ペガサスが空を飛べなくなっちゃう!」


「大丈夫よ♡ほらっ!」


 ペガサスを見ると、見る見るうちに羽が生えてきた。


「ね♡」


 ペガサスの羽を私の背中にくっつけようとするヘーラー。


「この羽、くっつくの!?」


「私の神パワーを信じなさい!」


 ヘーラーが、私の背中に手を当てると、羽は私の身体の一部になっていった。


「これで、飛べるわよ!」


 私は、羽をパタパタとして、飛んで見ようと試みるが、直にコケてしまった。


「練習が必要ね♡」


 私は「猛特訓」する羽目となった・・・羽だけに…。



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