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本好きゆめの冒険譚  作者: モカ☆まった~り
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パパとお父さんの話し合い

「その人」は眩しい光の中に立っていた。


 目がだんだんと慣れて行くのと平行して、

 姿がはっきりとしてきた。


 2人いるのだろうか?

 ひとりは男性、もう一人は姿からして、女性のようだ…


 はっきりと見えた。

 5mはあるのではないだろうか、筋骨隆々の男と

 余りにも美しい、母性を感じさせる3m位の女が立っていた。


「ちょっと、お父さん、お母さん!」


 ゆめの声が聞こえる。

 そうか、ここが、「神々が住まう場所」。


「やっぱりいつもの大きさにもどってよ!パパ達が怖がってるじゃない!」


 ゆめ!何を言っているんだ!相手は神様だぞ!


「あ〜、すまんかったの、ゆめや。この方がカッコいいと思ったのでな。」


「ゆめちゃ〜ん、怒らないで〜お願い♡」


 なんだ、この2人は?ゆめの方が立場が上なのか?

 いや、お父さん、お母さんって、言っているんだ、ゼウス達で間違いないだろう。




「パパ、ママ、おじさん、大丈夫?」


 ゆめが心配そうに見ている。


「ああ…大丈夫だ。心配してくれてありがとう、ゆめ」


「やぁやぁやぁ、久しいの、パパさん、ママさん。そして、おじさん。」


 身体のサイズが、いつの間にか一般的な大きさになっている。


「貴方様方が、ゼウス様、そして、ヘーラー様ですか?」


「左用。儂がゼウスじゃ。」


「まぁ〜、私の事も知って下さるだなんて!」

 ヘーラーが、感激するように手を胸に当てている。


「は、はぁ、毎日、ゆめから聞いておりますので…」

 ゆめが毎日、私の話をしている・・している・・している・・・

 ヘーラーは、昇天してしまった…。




「立ち話も何じゃ、座るとするかの?」

・・・と言っても、この空間は何もないのだ。


「この方が、寛げるじゃろう?」

 ゼウスがパチンと指を鳴らすと、「私達の家の中」にいる。


「これで、儂達が、そなたの家に来た感じになるじゃろう?」

 部屋の中を見渡してみる…寸分たがわず再現されている…。


「あの、この空間は、どうやって作っているのですか?」


「これは、ゆめの記憶じゃ。それを再現しとる。」


「こんな事も出来るぞ。」


 パチンと指を鳴らす。


 そこは宇宙の中、足下には地球が見える。


「どちらが、良いかの?」


「家でお願いします。」




「では、何処に座るとするかの?」


「で、では、リビングのテーブルで…」


 ゼウスは4人掛けのテーブルを見て、


「全員で、座れんな…」


 パチンと指を鳴らす。


 テーブルが伸び、6人掛けになった。


 昇天から帰ってきた、ヘーラーも座り


 話し合いを…




 するとゼウスが、思い出したかのように、


「お客人が来たというのに、茶の1つも出さんとは!」


 ゆめを呼び、頭の上に手を乗せる。


 テーブルの上には、沢山の料理が並べられた。


「あの、これはどうやって…」


 ママが尋ねると、


「これも、ゆめの記憶じゃよ。」


「ママさん、お料理、お上手ですのね!こんなに美味しい料理なんて、今まで食べた事なかったわ!」


 ヘーラーが、ママの手を握って、何度もお辞儀する。


「い、いえ、私の料理なんて、神様の口には…」


 その言葉を遮るように、


「いえ!あなたの料理は世界、いえ、全宇宙で一番美味しい!この最高位女神のヘーラーが保証致しますわ!」


 ママは、ヘーラーから、料理を教えてくれとせがまれているので、2人仲良くキッチンへと消えて行った。




「では、本題に入ろうかの?」


「はい、単刀直入に申し上げますが…」


「何じゃ?言ってみよ。」


「貴方がたは、ゆめをどうしようと思っておられるのですか?」

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