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本好きゆめの冒険譚  作者: モカ☆まった~り
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お父さんと一緒に居たいから

 ゆめの部屋。


「帰ってきたものの、何からすれば…。」


「お父さんは、万能本を出す所から始めろって、言ってたけど、本当に出来るのかな〜?」


「でも、お父さんは「神様」だもんね。嘘は言わないよね。」


 ゆめが帰る時に、お父さんがまた、槍のハシッコを、私の頭にコツンと当てたけど、何のことやら…。


 とりあえず、「万能本」をイメージしてみる。


 何の変化もない…。


 そう言えば、最近「万能本」の姿を見てなかった。身体の中にしまったままでも出来るようになってから、出す必要なくなったんだっけ…。


 とりあえず、「北風と太陽」の本の中へ・・・


「荒野」に降り立った。


「万能本」を召喚するには…何かを写す時に出てきたのよね…。


 そこで、「いつものサボテン」の登場。


「ごめんね、いつも練習に付き合わせて。」


 サボテンに謝りながら、練習を始める。


 一瞬でサボテンが消えた。


 「今は、サボテンの前に「万能本」を出したいの!」


 一瞬でサボテンが現れた。


「やっぱりここは、魔法少女っぽくやってみよ!」


 色々なポーズ、呪文をキメてみるも、何の変化もない。


「召喚の時の呪文を唱えればいいのかしら?」


 定番は「いでよ!○○!」。は、恥ずかしい。


 でも、やってみるしかない。


 ゆめは、全開の恥ずかしさを抑え、唱えた。


「いでよ!万能本!」


 すると、「万能本」が、フワリと現れた。・・・恥ずかしい!


 天空から、お父さんの声がする。


「万能本の召喚に成功したみたいじゃな?」


「うん。でも、恥ずかしい…」


「そりゃ、そうじゃろう、いでよ!万能本!ププッ」


「お父さん、今、笑ったよね?」


「笑っとらん。」


「その本に「名前」を付けとらんのじゃろう?」


「名前って、付けるものなの?」


「ああ、その方がやりやすいし、いでよ!って言葉も不要じゃから、名前を呼ぶだけでよいぞ。」


「名前はなんでもいいの?」


「あぁ、ポチでもタマでも、何でもよい。」


「お父さん、私、私ね…!」


「良い名前が浮かんだのじゃな?」


「お父さんの名前がいい。」


「わ、儂の名前?」


「うん。」


「この、全知全能の神の名前を本にか?」お父さんは、何故だが嫌そうな声をだす。


「だって、この力は、お父さんがくれたものだし、ある意味全能だし…。」


 ゆめは、ぽつりと言った。


「いつも、お父さんと一緒に居たいから…。」


 この言葉に、全知全能の神ゼウスはK.O!ゴングの音がカンカンカーンと天空に響く!


「そういう事なら、許してやろう。」


「本当?お父さん、大好き!」


「ゆめちゃん、私は!?」

 ヘーラーの声が天空に響いた。


 フワフワ浮いている「万能本」に、


「あなたに名前を授けます。あなたの名前はゼウス。」


 すると、万能本から、強い光が溢れ、ゆめの手の上に降り立った。



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