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本好きゆめの冒険譚  作者: モカ☆まった~り
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久しぶりのドライブ

 暗い部屋の中から小さな光が出てきた…


 その光は大きくなり、やがて部屋全体が光に照らされる。


 光は人型に変形し、静かに消えて行った…。

 そして、少女の姿がそこにある…。


「久しぶりに帰って来たような感じがするわ。」


 時計を見ると止まったまま


 あっ、何かを思い出したかのように


 少女は、パンッ、柏手のように手を叩く。



 時計が動き出した…。



「これで、止まってた時間も、元通り!」


 ゆめは、ベッドに潜り込んだ。



「何もない空間。」では、「睡眠」と言う概念はない。



「久しぶりのベッド〜♡」


 ゆめは、ゆっくりと眠りについた。


 朝、目を覚ますと、いつものようにリビングへ。


 そこには、いつものパパとママの笑顔があった。


 ゆめは、ほっとした。


 分かっていても、「何もない空間。」に1年もいたので、気になっていたのである。


「おはよう、パパ、ママ。」


「おはよう、ゆめ。」


 いつも通りである。


 ゆめは久しぶりにパパとママに会えたのが、嬉しかったのか、


「ねぇ、パパ」


「ないだい?ゆめ。」


「ううん、なんでもない。」


「はは、変なゆめだな〜」


 と、ゆめの頭を撫でる。


 そんな事を繰り返した。


「さぁ!朝ごはんを食べて元気になりましよう!」


 ママが、朝ごはんを出してきてくれた。


「ママ、今日の朝ごはんは何?」


「今日はね、朝からハンバーグです!」


「「え?」」っと、驚いていると、ママがクスッと笑って


「安心して。豆腐のハンバーグだから!」


 お皿に、少し小さ目のハンバーグ。マッシュポテトに枝豆サラダ、コーンスープ。フランスパンがテーブルに並べられる。


 3人での、「久しぶりの」食事。

 笑いながらの食事。

 今のゆめには、幸せな時間と思えてならない。


「あのね、」


「どうしたの?」


「今日、皆でお出かけしたいの。」


「どういうことかな?」


 ゆめは、昨日の夜から1年間、神様の所にいた事、私にはこんな力がある事、ポセイドンと言う人に会った事を話す。


「だからね、今日、パパとママに会えて、私、とってもうれしいの。だから今日は、ずっと一緒にいたいの!お願い!」


 パパとママからすれば、時間など経っていないのだから、何も変わらないのだが、ゼウスに会ってしまった以上、納得をせざるを得ないし、今度は、「ポセイドン」?また、大物と会ったんだなと言う事にも、興味もあったので・・・。


「わかった。ゆめの言う通りにしようね。」

 と、パパはゆめを抱っこしながら応える。


 泣きそうだったゆめの顔は嬉しそうな笑顔に戻っていた。


「じゃあ、今日はドライブにでも行こう!」


「やったー!久しぶりのドライブ!」


「早く、ご飯を食べよう!ゆめ!」


「うん!」


「ご飯は、ゆっくりと食べるもんです!」


 ママが注意した。


「お弁当、作らないとね!」


 ママは、張り切ってキッチンに戻る。


「それで、ゆめは何処に行きたい?」


「海!」


「よーし、行くぞ!」


「オー!」


 ふたりは拳を突き上げた。

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