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本好きゆめの冒険譚  作者: モカ☆まった~り
42/91

お母さん

 本が輝き出した…。


 その光は、柔らかく、そして眩い…。


 光が集まり始め、2人の人の形を成す…。


「お帰り〜って、ぶっ!」


「大丈夫」と書かれた白Tシャツ、ジーンズに白スニーカー、帽子を目深に被り、その下にはサングラス…。


 今のゼウスの姿である。


 ヘーラーは、その姿を見て


「グフッ、アナタ!何、その格好?イメチェンですか〜?それとも、オツムが悪くなっちゃたのかなぁ〜?」


 それでも黙っているゼウスに、苛立ち…


「オラァ、聞いてんのか!このジジイ!」

 と、悪態をつく。


 黙っているゼウスの後ろから


「ねぇ、お父さん、どうしたの?」


 その言葉に顔面蒼白になったヘーラーが…


「ゆ、ゆめちゃん、…今、何と?」


「お父さん。」


「お、おと!」


 ヘーラーは、その場で倒れた…。




「ワァッ、ハッ、ハッ、ハッ!お前も騒々しいのう!」

 ゼウスは、ご満悦。


 それに対してヘーラーは部屋の隅っこ(本来この空間は無限なので隅などはありません。)で、いじけている。


「ゆ、ゆめが、私の大事な娘が、あ、あんな事を言うなんて!」


 Tシャツ姿のゼウスに飛びかかる!ゼウスは悲鳴をあげる!しかしゼウスのTシャツには「大丈夫」!と書かれている。


「喧嘩はやめて!」


 その声に、ヘーラーは手を引き、ゼウスに頭を下げる。


 そして、ゆめに向かって、一礼。


「ゴメン、ごめんね。私が悪かったの。許して、ゆめちゃん!」


 ゆめはすぐに、ニッコリと笑い、ヘーラーに抱きついた。


 小さな身体を包む様に、ヘーラーは、優しく抱きしめながら


「許してくれる?」


「うん!」


「ありがとうね。」


 ゆめは、何でゼウスが、こんな格好をしているのか?何故、お父さんと呼ぶのかを、ヘーラーに説明した。


「なぁ〜んだ、そういう事だったの〜。」

「だから、お前は、早とちりなんじゃ!」


 その言葉に、ヘーラーはムカついたのか、

 ゼウスをキッと睨みつけると、


「あれ〜、そんな顔、しちゃっていいのかなぁ〜ゆめちんが、見てるんですけどぉ〜?」


 プルプルと身を震わせるヘーラーを指差しながら


「儂、この洋服?と言う物を、貢いでもらったもんね〜。」

「儂の事を、「お父さん!」って、呼んでくれるんだもんね〜、コレって両者同意の養子縁組なんじゃないかな〜んふ〜♪」


「はぁ」と大きくため息した、ヘーラーは、

 イメージの練習をしている、ゆめの元へ行き、


「ねぇ、ゆめちゃん♡」


「なぁに、ヘーラーさん。」


「私達も随分と仲が良くなってきてるから、私の事も「お母さん」って、呼んで欲しいな♡」 


「いいよ。」


「本当?やった♡」


「でもね、私のパパとママは、とても仲がいいの。だから、ゼウスのお父さんと仲良くしてくれたら、お母さんって呼ぶね。」


「そ、そうよね〜アハハハ、ゆめちゃんのパパとママは、仲がいいもんね〜、じゃあ、私はー、ゼウスのお父さんと仲良くするね〜アハハハハハ!」


 と、踊りながらゼウスの所へ

 ゼウスの首に腕を絡ませ


「ほうら、ゆめちゃん、私達、仲良しでしょ〜、だから「お母さん」って呼んでね〜」


 ヘーラーはゼウスの耳に口を寄せ、

「ゆめちゃんが、いてる時だけだかんな、覚えてろ、このクソジジイ!」

「儂は、ずっとこのままでも良いぞ。」

「誰がするか、ボケ。」


 そして、

「ア〜ハハハハハ〜ッ」

 と踊りながら、ゆめの元へ戻る。


 練習をしては、本の中へと移動する

 ゆめでした!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


もう、イヤー!

何で私が、あのエロジジイと仲良くならなきゃいけないのよ!


元々はあの人の浮気が原因なのに!

他所で、どんだけ子供を作ってるの?


はぁ?うそ?信じらんない?って数よ!


神だけなら、いざしらず、

あの男、人間の女にまで、手を出して!


あの、エロ!好色男!変態!スケベオヤジ!


はぁ〜、ちょっとスッキリした。

ストレスが溜まったら、また、この場を借りようかしら?


そう思ったら、やる気が出てきたー!


あっ、ゆめちゃ〜ん♡抱っこさせて〜!



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