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本好きゆめの冒険譚  作者: モカ☆まった~り
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運動会

 夜…ゆめの部屋。


 古びた「御伽噺」の本が、光りだした。

 その光は部屋全体を明るく照らし、

 やがて、ひとつの発光体となる…。


「よし!上手く行ったわ!」


 発光体の正体はゆめであった。


 時間を確認してみる…うん、ゼウスさんは本当に時間を止めたみたい。


 色々、考えたい事はあるけど…


「今日の所は、もう寝ましょ!」


 ベッドに沈むゆめだった…。


――――――――――――――――――――――――――――


 夏も終わり、秋が来て、

「運動会」のシーズンです!


 私は「紅組」。

 「運動会は好きなんだけど、運動が苦手なのよね…」

 ゆめは、元々、身体が弱かった…だから、能力差が出るのだが…


「そうは言っても、頑張らない理由には、ならないしね!」


 クラス全員で決めた結果、身体の弱いゆめには、出来るだけ負担の少ないプログラムになり、花形のリレーは、速走自慢が手を上げた…。


 大玉転がし…ゆめが参加するプログラム。


「ゆめ、がんばれー!」

「ゆめー!」

「ゆめちゃーん!」


 パパとママとおじさんが大声で応援してくれる。

 おじさんと言っても、パパの会社の後輩、大学の後輩で、血の繋がりはもちろんないが、私を巡っての事件に付き合ってくれて以来、「おじさん」と、呼んでいる。


 パパとおじさんは、2台のビデオカメラを回してる。理由は、どっちかのカメラが壊れても対応可能!と言う理由だった。


 スタートのピストルの音が秋空の運動場に響く!

 4人でひとつの大玉を押す…

 真っ直ぐは良いのだけど、カーブが…曲がれない…

 あえなく、コースアウト!進路変更をしながら、コースに戻る…


 結果、負けましたけど…。


 私は、これ位の運動でも息を切らすので、次のプログラムまでは、休憩の時間…日陰で休む…。


 ママが、飲み物を持って来てくれた!


 私はゴクゴクと飲み干すと、ありがとうって言った。


 次のプログラム、父兄対抗リレー

 実はこのプログラムが1番笑える…もとい、1番盛り上がる。日頃走ってないお父さん達は、カーブでもれなくコケる。さらに走ってないお父さん達は、直線でもコケる。その度に観客席から大拍手と歓声が上がる。パパも、もれなくコケました。


 次のプログラム、組体操!

 と言っても、1番体力の使わない部分を担当する。


 次のプログラムはみんな大好き!フォークダンス!

 あの子来ないかな〜もうすぐか〜次だー!っていう「あれ」。


 いいところギリギリで音楽が終わる。

 え"ーって感じの子達が沢山いて面白い…

「あの男子」が、転校してなければ、私もあの集団に入っていたかも知れない…


 そう考えると、少しだけさみしくなる。


 いよいよ、花形のプログラム!

 クラス対抗リレー!

 私達は、まだ中学年なので、「男女混合」。

 高学年になると、男子のみのリレーは、燃える物があり、応援にも熱が入る。


 あれよ、あれよとプログラムも終わり、

 閉会式…「紅組の勝利」!

 皆で抱き合って、喜びを分かち合う。


 皆、砂まみれの汚れた体操着のまま、家路へと着く。もちろん私も体操着のまま家に帰る。


「ゆめ、良かったな!」

「ゆめ、本当にスゴイわ~!」

「ゆめちゃん、ビデオ、バッチシ撮ったからね!」


「今夜、飯、食ってけよ。」

「ありがとうございます!」


「ゆめ、何が食べたい?」

「えっとね〜、ピザとか、唐揚げとか?」


 ママが腕まくりして〜、

「よし!今日は、身体に悪い物スペシャルよ!」


 意外に、パパとおじさんが、喜んでいた…。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「何も無い空間。」で…


「私も運動会、行きたぁ〜い!」

 ヘーラーが全身を使って駄々をこねている。

「儂らでは、無理じゃろう、こうやって天から見守るだけじゃ………。」


「ウゥ、ヒッグ、ウゥ…何かいい方法考えないと、1番可愛い、ゆめちゃんを至近距離で見れないわ!」


 錯乱ぎみのヘーラーが何やら武器を取り出した。

 ん?ヘーラーの奴、武器なんぞ持っておったか?


「あ"っ!それ、儂の武器じゃ!?」


 槍を振り下ろそうとするヘーラーを必死で止めながら、本気で干渉出来る環境を作ってやらんと、地球もろとも、粉微塵にしかねんな…。と、考えるゼウスさんでした。

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