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本好きゆめの冒険譚  作者: モカ☆まった~り
30/91

私、恋を経験して少しだけ成長してます!

 夏休みが終わり、始業式。


 クラスメイトは皆、更に真っ黒に焼けている。

 私もそれなりに焼けてるはずだけど、この中では白い方だ。


「その男子」はいなかった…。


 先生が、夏休み中に引っ越して行ったとの話。


「その男子」は、転校していった。


 私は、初めての恋と初めての失恋を体験した。


 私の事を知っている友達が、気遣ってくれるけど、「大丈夫だから」と笑顔を向ける。


 本当に何もないし、何も感じない。


 学校の始業式も早い目に終わり、帰り道。


 ひとりで歩く道の途中に、大きな木があった。


 私はその木に抱きついて、あの雨の日の事を思い出す。


「凄い雨だったな…」


 傘を持たなかった2人の事を思い出にして心にしまった。


 いつもは、晩ごはんの前にお風呂なんだけど、今日に限っては食事の後に入ってと、ママが言った。


 今日の晩ごはんは「激辛料理」。

 色んなメニューが、真っ赤に染まってる。


 ゆめはそんなに辛くないのをと、別に作ってくれた物を、ひとくち食べる。


 舌が痛い!汗が止まらない!

 慌てて氷水を流し込む。あれ?水って、こんなに甘かったっけ?


 だから、お風呂は後でってママが言ったんだと悟る。


 それでも、頑張って全部食べる私の前で、パパが顔を真っ赤にして悲鳴をあげていたのは、面白かった。


 激辛料理を食べた後に庭に行ってみる。夜風が涼しい。


 お風呂の中で・・・


 今日の学校は、どうだった?いつものパパの質問。

 「その男子」の事を思い出すけど、「いつも通りだよ。」と言った。


 そして、私の部屋…。


 いつもはベッドへダイブ!なんだけど、今日は、そんな気分になれない…。


 椅子に腰かけ、机に顔を伏せた。


「机が冷たくて、気持ちいい…。」


 頭を上げると、視界には古びた「御伽噺」の本。


 久しぶりに読んでみるかと、左手を出す。


 私の左手から光が放出され、本に吸い込まれて行く。


・・・・・

・・・・

・・・


 目が覚めた。私は草原の真ん中で、大の字になって、寝ていたようだ。青い空は高く、そよ風に乗った緑の匂いが心地いい。


 私はここが、何処なのかを知っている。


 あの絵本「桃太郎」の御伽噺の中だ…。


 起き上がり、周りを見渡すと、見慣れた家があった。


「お爺さんとお婆さん」が暮らす家。


 少し離れた所に川が流れている。


 私は、その家に向かう道中で、ひとりの「武士」と出会う。桃太郎だ。


 桃太郎は、私の顔を見て、

「お、お主…!」


 桃太郎の体が分裂をし始めた!


 その瞬間、「場面転換」。


 見慣れた場所は「何も無い空間」。


「悪戯はいかんと、言ったじゃろ?」


 懐かしい声が聞こえた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー


 私、恋を経験して少しだけ成長してます!

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