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本好きゆめの冒険譚  作者: モカ☆まった~り
19/91

女神ヘーラー

 目が冷めた。と言うよりも、ここはどこ?


 草原に横たわっている。

 起きて、辺りを見渡すと、昨日見た家があった。


 その家に近づこうとすると、「場面転換」。

 ゼウス「達」がいるはずの空間に変わった。


 しかしそこには、「1人」しかおらず、他の2人はいないようだ。


「良く来たの〜どうじゃ、儂の本来の姿は?」


 その男は、筋骨隆々と言う言葉がピッタリの大柄な体格・・・は、昨日まで見ていた「ゼウス達のひとり」と見た目は同じだけど、大きさが桁違い。凄く大きな人へと変わっていた。


「あなたが「ゼウス」さん?」

「そうじゃとも。」

「他の2人は?」

「あれも「儂」じゃ。」



 ?・・・言っている意味が解らなかった。



「それよりも、じゃ。」

「聖剣エクスカリバーはないじゃろうて?」


「どういうこと?」


 ゼウスは、笑いながら1本の槍を取り出して


「これが、儂の槍「ケラウノス」じゃ!このケラウノスにかかれば、エクスカリバーなんぞ、足元にも及ばんよ。」


「そんなに強いの?」


「強いぞ、見せてやる。」


 すると、私とゼウスを囲む全ての空間が、「宇宙」に変わり、眩い星々の光が見えた。


「ん。あれでいいじゃろう。」

 ひとつの星を指差しながら、槍を一振り。稲妻が宇宙を走り、星が1つ消えた…。


「どーじゃ、凄かろう?」

 自慢げに槍を回しながら、声を高らかに笑った。


 すると、どこからか

「貴方!何やってるんですか!」

 と、怒鳴り声と共に「美しい」女性が現れた。


 その「美しい女性」はスラリとした身体に長い手足、少し長めの金髪ブロンドの髪と青い瞳、そして豊かな胸はやらしさではなく慈愛を感じさせる。怒鳴ってはいるものの、その声も優しく美しい…。


「す、すまん、この子にケラウノスの威力を見せたかっただけなんじゃ!」

 まぁまぁという感じで両手を出すゼウス。


「だからと言って、星1つ消さなくてもいいでしょうに!後で創造神さんに謝って下さいよ!私はもう、代わりに謝りには行きませんからね!」


「す、スマン。」

 ゼウスがしょんぼりしている。


 そんな2人の姿を見ていると


「あれ?この子だ〜れ?」

 私を指差す。


「あっ、この子が儂を助けてくれたんじゃよ!」

「とか言って、また女の子を口説いてるんじゃないでしょーね!それで、マァーッ、今度はこんな小さな子!あなた、ロリコン?ロリコンになったの!?」

「そ、そんな訳、ないじゃろ!儂を誰と思っている!」

「只のエロジジイです!」

「酷い!」



 ポカンと口を開けて見ている私に、その「美しい」女性が近づいてきて



「あなた、お名前は?」

「ゆめです。」

「そう、ゆめちゃんね。私の名前はヘーラー。このエロジジイの姉でもあり、妻でもあるの。よろしくね。」

 そう「美しい人」は優しく微笑んでくれた。


「ホラッ、エロジジイ!この子を早く返してあげなさい!」


 ヘーラーの言葉にビクついたゼウスが、

「明日の昼にまた、会おうぞ。今度は、お前の父、母の問に答えよう。」

「こんなちっちゃな女の子に向かって、「お前」とは何ですか!あなた、それでも、神なんですか!大体、あなたって人はいつもいつも・・・」


 暗闇に吸い込まれるにあわせてヘーラーさんの説教の声も小さくなっていった…。


 目が覚めると、ベッドの上。ではあるのだか…

 まだ夜中だった…。


「そう言えば、明日の昼に会おうって、言ってた…。」

 このまま、寝ないようにしよ。




・・・気がつけば朝で、いつものようにママが笑顔で起こしてくれた。



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