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私のお宝ボディ~誤信~  作者: ハザカイユウ
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ランチトーク

 うちの会社のランチタイムは十一時四十五分から一時までで、私は少しでも座りっぱなしを避けたくて、いつも外に食べに出ている。

今日は割と近くの会社に勤務しているヨガ友の典ちゃんとランチの約束をしていた。

私は11:45から昼休みが始まるので彼女の会社の下にあるベーグル屋さんでランチだった。

典ちゃんは12時ちょうどから昼休みなのに、12時ちょうどにはベーグル屋さんに下りてきた。

「ちいちゃ~~~ん!ごめんごめん、待たせちゃって」

「いやいや。私もちょうど今着いたトコだよ。」


典ちゃんは店の入り口に入る前からハイテンションで私の名前を呼んで駆け寄ってきた。

153㎝と小柄ながら、その身長との割合よりもシュッと引き締まっている典ちゃんは、

遠くから見るとモデルさんのようだった。

少しだけラメっぽく光る淡い水色のノースリーブのV字カットソーに白の九分丈スリムパンツ、

ゴールドベージュのハイヒールサンダルという爽やかでクールないでたち(・・・・)でやってきた。

典ちゃんは野菜とクリームチーズのベーグルサンドとレモンティー、

私はアボカドシュリンプのベーグルサンドとホットコーヒーを頼んだ。


コーヒーはそんなに得意じゃないけど、健康番組で食前のコーヒーが脂肪の吸収を緩やかにしてくれると聞いて、食事の時はせっせとコーヒーを飲んでいる。


「今晩はクリスのホットヨガの後にルジャンダのヨガダンスだったよね。」

「うん、そだよ。ちいちゃん、ダンス上手だからルジャンダめちゃめちゃ絡んできてたモンね」

「いや~、ヨガダンスなんて、あんな楽しいクラスがあるなんて。

典ちゃんに教えてもらわなかったらそんなクラス増えたの全然知らなかったよ。」

私達は週2~3回ペースで一緒にヨガに通っていた。


英語が得意な典ちゃんはアメリカの外資系企業勤務でボスや同僚にアメリカ人も多いから、

講師の8割が外国人という私達の通うチャーンドヨガスタジオの予約や

講師とのコミュニケーションは典ちゃんがやってくれていた。


一クラス45分の違う種類のヨガをいつも二つ連続で取るのが通常だった。

クラスの間には10分の休憩があって、水分補給したり移動したりするには、ちょうどいい感じだった。

今晩の待ち合わせを確認して、後は二人で黙々とずっしり目の詰まったベーグルを食べる事に専念して、

私たちは午後のワークに戻ったのだった。



一人頭の中の妄想で爆走する部分とリアルな生活の動きを絡めるバランスが難しいな~と思って書いています。

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