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私のお宝ボディ~誤信~  作者: ハザカイユウ
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深まる謎

     深まる謎

 翌朝、出勤の電車に揺られつつ、あれこれと考えを巡らす。

と言っても、私だって何もこんな事になってしまうまで、ただボーっと手をこまねいていた訳じゃなかった。むしろバンバン太りだしたこの10年間、毎日のように考えて、色々な手を打ってきた。


食事制限は勿論の事、ウォーキング、筋トレ、ストレッチにマッサージ。

ほんとに涙ぐましい努力を続けてきた。続け続けてきた。


「それだからデブはダメだって言われるんだよ!」

と自分で自分を叱咤しながらこの10年間やってきた。

10年。世間が「短期集中2週間で落とす」とか、ちょこっとやって見違えるような結果を出している中で、私は10年もの間、試行錯誤しながら、暗中模索しながら頑張ったよ?

果てしなく長い時間、頑張っても頑張っても、一ミクロンの結果も出ない10年の積み重ね。


 基本的には「結局食べる量を減らして、運動量を増やすしかない。」という、

当たり前過ぎるこの理論以外の答えはないと思ってやってきた。

でも、どう考えても自分のご飯の量が並みの人以上の異常なレベル、という事はないと思うし、運動だって、最近は運動不足気味とは言え、並みの人以上の運動量はある。

・・・はずだ。


 いくら加齢と共に新陳代謝が落ちるとは言え、いくら何でも生きてる人間がゼロ代謝、

ということはあり得ないっしょ。


・・・なのに、だ。


この10年ほどは、どんなに食事制限を頑張っても、運動を頑張っても、体重はビクとも動かなかった。

むしろじりじりと増加の一途。

でも、太るという事は、やっぱり私はちゃんと生きているって事っしょ?

身体が悪い方向にとはいえ、ちゃんと変動しているのだ。

問題は何故良い方向には変動しないのか、という事だ。


 どうして私の体はこんな制御不可能な機械みたいな事になってしまったんだろう。

いつもどこで躓いたのか自分の人生を遡ってあれこれ考えてはみるものの、

じゃあ例えばキッカケはアレだったとして、一体どうしたら解決できる?

と理由の仮設を立てたところでいつも答えを見つけられなかった。

いつもそこまで来たら「?」を抱えて終~了~。


デブの堂々巡りだった。



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