表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私のお宝ボディ~誤信~  作者: ハザカイユウ
1/8

身長170センチ、体重100キロ

 (1・・0・・1・・!!)

心の中で体重計に表示された数字を見て衝撃を受ける。

いやいやいやいや


・・ええっ?!ええぇぇえええ?!


や・・・、まあ・・・、最近、確かに若干の運動不足の自覚はあったけれど。

あったけれどもだっ!


まっ、まさか自分が100キロの大台に乗ってしまうとは・・・!

え?100キロって言い換えれば0.1トンだよ?

Kを越えてTへ。メガバイトからギガバイトへ。コンピュータならメモリーの増加は歓迎されるだろうけど、体重は・・・。


もうキログラムという単位さえも超越してしまった・・・。


ああ、昔は100キロ超えたら、もう人間じゃなくなるような気がしていた・・。

人間離れした体重という認識だったんだから、まさか自分がこの領域に足を踏み入れる事になろうとは、想像だにした事がなかった。

って言うか、

「トンで測れる体重になるリーチがかかってしまった~~」と一人で騒いだのも、そんなに遥か昔の事じゃない・・・。私の人生40年の月日から見れば、90から100の間はむしろ、あっという間に駆け抜けたと言っていい。変な汗がじわりと額に湧いた。


・・私は一体どこで何を間違ってしまったのか・・。

頭の中では、まるでアリジゴクのような脂肪地獄にずぶずぶと沈み込んでいく自分がいた。


・・・駄目だ!

この精神的ダメージは測り切れない。明日また考えよう・・・。

私は早々と思考に蓋をして布団にもぐりこんだ。


     

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ