表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/1588

レイドボス出現

 今日の行き先は、昨日と同じ『闇に潜む城(上級)』ダンジョン。

 レア短剣が出るまで、ひたすら周回するつもりらしい。

 クエストを受けて、最初のフロアへ。


「ここは同じかな?」


 見た感じ、昨日と同じモンスターの配置。


「1(フロア)、5F、10Fは固定パターン」

「そうなんだ」


 同じ動き方でよさそう。

 いつもの支援スキルをかけてから、1体ずつ弓で引っ張ってくる。

 こっちが攻撃を回避して、りょーちゃんのスマッシュから始動。

 ボクが着地地点まで走って、起き上がりに備える。

 あとは、いつもの連携。

 ダメージプラスを含めた最大ダメージで、確実に倒していく。

 ダークアーチャーから狙われなければ、特に難しいことは……。


「あ」


 目が合っちゃった。

 すぐさまスキルを使ってくる。


「りょーちゃん」

「ああ」


 ダークウォーリアの対処を任せて、ダークアーチャーを狙う。

 逃げ回られるとやっかいなので、なるべく足止めしたいところ。

 スキルを回避してから矢を放つ。

 けど、ダークガードの陰に隠れてしまう。

 回り込んで攻撃しようとするけど、その分向こうも移動する。

 上から攻撃できるスキルが欲しい。


 ドゴォ!


 にらみ合っていたら、ダークウォーリアが飛ばされてきた。

 ダークアーチャーの行動は……スキル!

 すぐにスマッシュ準備をして、起き上がりに備える。

 右に側転。

 追いかけてスキルを叩き込む。

 頭上に大量の矢。


「っ!」


 スキルキャンセルからのステップで、ギリギリ避ける。

 危なかった。

 ステップ発動までに時間がかかるので、早めに行動しないとダメっぽい。

 そして、残りMPがヒール1回分に。

 座ってMPを回復する。


 ザシュ!


 ダークウォーリアの撃破を確認してから、次の行動へ。

 ダークアーチャーだけ釣るのは難しいので、その手前にいるダークガードにスロウショットを放つ。

 2対2の状態を維持できれば、そこまで気にすることは……。


「あ」


 もう1体のダークアーチャーも動き出しちゃった。


「りょーちゃん」

「いける」


 りょーちゃんが前に出る。

 その陰に隠れながら、ひたすら攻撃する。

 ほとんどHPは削れないけど、スキル発動の邪魔くらいならできる。

 連携するほどの余裕はないので、スロウショットやダメージプラスでサポート。

 少し時間はかかったけど、なんとかダークガードを撃破。

 次はダークアーチャーを……。


「!」


 考えるより先に、りょーちゃんがど真ん中に突撃していく。

 まだダークアーマーもいるので、一気に倒すことはできない。

 なんとなくやりたいことを察したので、足止め用に矢を放ち、復活薬を持って準備する。


『ガギィィン!』


 お互いに100オーバーのダメージが入って、相打ちになる。

 すぐさま用意していた復活薬を投げて、りょーちゃんを起こす。

 支援スキルをかけようとしたけど、MPが足りない。

 座って回復する。

 

 ドゴォ!


 りょーちゃんが、残りのダークアーチャーを吹き飛ばす。

 ダメージが足りなくて、生き残る。


 べし。


 ウォーリアの通常攻撃。

 りょーちゃんが倒れる。

 復活薬を使おうとしたけど、それより先に起き上がる。

 『その場復活』を選んだようだ。


 ドゴォ!


 うろついていたダークアーチャーをとらえ、今度こそ倒しきる。


「いけたな」

「いけたけど……」


 すっごいごり押し。

 道中のドロップ狙いだから、クリアランクは気にしない方針らしい。

 ダークアーチャーがいなくなったので、残りは近接系のみ。

 1体ずつ引っ張ってきて、各個撃破する。


「遠距離相手の場合は、この方法でいく?」

「その場復活のペナ(ペナルティー)が増えるから、3タゲ(ターゲット)になった場合」

「わかった」


 これといった問題もなく、1つ目のフロアをクリアする。

 やっぱり、遠距離の対処が難しい。

 ボクがもう少しダメージを出せたら、もっと楽なんだろうけど。


『レイドボス、エンシェントワイバーンが現れました!』


「?」


 次のフロアに行こうとしたら、システムメッセージが流れてきた。

 りょーちゃんも上空を見つめているので、みんなに流れているっぽい。


「行くか」

「えーと……町に戻ればいいのかな?」

「ああ」


 りょーちゃんに続いて、退室ボタンを押す。


『まだダンジョンをクリアしていません。本当に退室しますか?』


 確認メッセージが出てきたので『はい』を押す。


「あれ?」


 結果画面が出てきた。

 総合評価は『G』。

 途中でやめても報酬がもらえるようだ。

 ランクが低いので、クリアボーナスはダーク系1体分の経験値より少なかった。




「わ、すごいね」


 町に戻ると、たくさんの人たちが走っていた。

 あっちの方向にレイドボスがいるのかな?

 りょーちゃんも走り出したので、はぐれないように追いかける。


「?」


 あそこかな?

 みんなが集まっている場所。

 マップを確認すると『レイドNPC』という表示が。


「あそこでレイドマップに飛ばしてくれる」

「なるほど」


 近くまで走っていくと、向こうから話しかけてきた。


「冒険者様! どうか力をお貸しください!」

「はい、どのようにしたらよろしいでしょうか?」

「こちらのゲートから『レイドボス』がいるマップへ移動できます」


 と、横にある白く光ったワープゲートを示す。

 町から町へ移動する物と同じ形。


「レイドボスはとても強力なモンスターです。皆で力を合わせて討伐してください」

「がんばります」

「直接攻撃する以外にも、召喚モンスターの討伐、回復や支援、被ダメージといった行動でも、貢献度ポイントを獲得できます」

「貢献度ポイント?」

「たくさん稼ぐほど報酬がよくなります。全部で4ウェーブまでありますので、がっつり稼ぎましょう」

「支援だけでも大丈夫でしょうか?」

「ばっちりです。得意な分野で稼ぐのがオススメです」

「わかりました。ありがとうございます」

「それと、特殊マップでは『その場復活』が使えません。仲間たちと協力して困難を乗り越えてください」

「『町に戻る』しか選べない、ということですか?」

「倒れている仲間たちがいたら『復活薬』や『リザレクション』を使うとよいでしょう。貴女がピンチの時も、きっと助けてくれます」

「パーティーを超えた協力戦ですね」

「その通りです。準備ができたら、こちらへ」

「えーと……」


 消耗品が少し減ってるけど、買い足したほうがいいのかな?

 りょーちゃんに聞こうとしたけど……すでにマップの表示から消えていた。

 急いだほうがいいかも。


「お願いします」

「どうかご武運を」


 光の中へ飛び込んだ。

 腕がかゆい時は、手で腕をかきます。

 背中がかゆい時は、壊れた扇子を使ってかきます。

 お尻がかゆい時は、セーフラインの見極める作業が必要になってきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ