メイン支援(物理)vsメイン魔法(物理)
しゅぃーん。
しゅぃーん。
しゅぃーん。
りょーちゃんが起き上がりに反応して、ダークマジシャンが魔法を詠唱する。
ボフッ。
一瞬で倒される。
ほとんど動けていない。
それでも、スキル1発分だけは確保できた。
こっちに1体飛んでくる。
「頼んだ」
「任せて」
まずは、ひたすら弓で攻撃。
できるだけHPを削っておく。
武器を捨てたら、ポーションを飲んで殴り合い準備。
動きを見ながらガッツリ殴り合う。
デュクシ、デュクシ。
反応できないよ!
ジャブのモーションが短いので、見てから回避するのは難しい。
ある程度はあきらめて、他のモーションに注意する。
……当身!
ぽいっ。
当身と移動回避なら、なんとなくわかってきたかも。
打撃と投げは、まだまだ対処できない。
メコォ!
なんとか2人目も撃破。
多少慣れてきたとはいえ、一度攻撃を受けると抜け出しにくい。
もう少しうまく立ち回れるといいんだけど……。
しゅぃーん。
しゅぃーん。
りょーちゃんが起き上がって、再び位置調整。
ボフッ。
詠唱も速いけど、着弾までも速い。
速度特化にしたら、プレイヤーの魔法もこれくらい速くなるのかな?
ぶすり。
やり方はわかったので、ひたすら弓で攻撃する。
素手になる前は回避すらしないので、こっちがミスらない限りは安定。
あとは、倒される前に倒すだけ。
デュクシ、デュクシ。
それが難しいんだけど!
追撃の攻撃も受けて、HPがひとケタになる。
がむしゃらステップと、やみくもアタック。
見てから反応できないので、運を天に任せる。
メコォ!
カウンターが入って、なんとか勝利する。
危なかった。
ホント、接近戦は難しい。
こういう場合も想定して、もう少しスキル取ったほうがいいかな?
近接用装備も欲しくなってきた。
「あと30秒」
倒れたまま、りょーちゃんが言ってくる。
『その場復活』の残り時間のこと。
もう何度も使っているので、だいぶ時間も増えている。
起き上がるタイミングに合わせて、弓の準備をしておく。
しゅいーん。
起き上がりに反応して、詠唱を開始する。
ぶすり。
狙い通りに矢を当てる。
ドゴォ!
硬直中に近づいて、マジシャンを吹っ飛ばす。
さらに追撃も入れて、壁のほうへ追い込む。
りょーちゃんに支援スキルをかけて、動きを観察する。
「……」
相手の起き上がり反撃は、ステップ回避。
通常攻撃を2発入れて、反撃を誘って回避。
同じく通常攻撃を2発入れて、当身したところを投げる。
起き上がりの回避移動を読んで、もう一度投げ。
追撃を入れて倒す。
「……」
元の攻撃力の差はあるとはいえ、圧倒的に処理が速い。
行動がすべて見えているのかな?
「実は、未来予知して動いてる?」
「いや、反応だ」
反応らしい。
「見てからだと、反応できないんだけど……」
「どの部分から動き出すかで、ある程度の行動は絞れる」
「えーと……手とか足とか?」
「ああ、『打撃』なら右足を踏み込んでから。『当身』なら腰を落としてから」
「なるほど」
前動作を知っておくことで、より速く反応できるらしい。
「通常攻撃を途中で止めるのも、何かの行動読み?」
「密着していたほうが速く反応できるだろ?」
「なるほど……?」
ノックバックが発生すると、遠くに行ってしまう。
近くにいるほど、すぐに当てやすい。
うん。
理屈はわかる。
でも、それは相手としても同じこと。
近ければ近いほど、難易度も上がる。
少しでも遅れたら、相手の攻撃が全部入るってことだし。
簡単に真似できないことだけはわかった。
「次がボス」
「あ、ホントだ」
他の部屋より豪華な扉があった。
いかにもボスが待ち受けていそうな感じ。
りょーちゃんが先に入っていったので、そのあとに続く。
右太ももの裏が筋肉痛になっていました。
理由を考えても電子レンジ前の1分間しか思いつきません。




