ねじねじ
『俺達が帰ってきたぞ!』
『待たせたな!』
『もう安心していいぜ!』
『まーた幼女みるくが……丸太じゃねぇかwwwww』
『船ですらないwww』
『完全に遭難してるだけwww』
『でも意外とはえぇw』
『なんでだよwww』
『あいつら下半身だけは強いから』
『短いスクリューが回ってそうですね』
『草』
『あっ』
『あ』
『またしっぽ食らったw』
『少しは学習しろwww』
果敢に突撃していく人たち。
みんなが一斉攻撃しているおかげで、ボスのHPがもりもり減っていく。
『フィールドボス リヴァイアサン を撃破しました』
システムメッセージが流れてきた。
捨て身の攻撃が功を奏したようだ。
『もう終わったwww』
『HPの減りがちょーはえぇwww』
『あれ? ユニーク個体って普通のよりHP高かったよな?』
『倍以上あって防御も上がってるはず』
『普通のリヴァイアサンみたいに溶けてったぞw』
『絶対あそこのブリーフ集団の仕業だよwww』
『4ケタダメージが当たり前みたいになってるもん』
『ヴァニキにいたっては合計5ケタ』
『ゼータさんは6ケタよ』
『変態しかいねぇw』
『昔は300ダメージも出せれば羨望の的だったのになぁ』
『インフレが激しすぎるw』
『あと1年もしたらレイドボス数人で倒せるようになるんじゃね?』
『3秒毎に99京ダメージとか与えてそう』
『100万回発動する超超超根性の敵とか作るからへーきへーき』
『クソゲーすぎるw』
『この運営ならやりそう』
『どうせ俺のメテオ1しか出ないし関係ないけど』
『さっきより減ってんじゃねーかwww』
『もう杖で直接ぶん殴れよw』
ボスの体が消滅する前に、みんな船に戻ってくる。
お父さんたちも無事だった。
「なんかいいモン出た?」
お父さんに言われて、参加報酬があったことを思い出す。
カバンの中に入っているアイテムをチェックする。
「えっと……ボクはサハギンのひじ毛が20本」
「俺はマナハーブ10枚だな」
「当たりだね」
「おう、そこそこもうかったぜ」
マナハーブは今も需要が高いアイテム。
10枚もあればいい値段になる。
「私はねじねじの釣りざおです」
「お? どんな見た目?」
「こんな感じです」
yagenさんが釣りざおを取り出す。
ドリルのようにねじれていて、扱いづらそうな見た目。
それを見た周りの人たちが反応する。
「おい……あれって伝説の釣りざおじゃね?」
「マジで?」
「ほら、あのねじねじ具合」
「うお、マジなヤツだ!」
「誰かなんか出したのか?」
「最強クラスの釣りざおが出たってさ」
「誰が出した?」
「SENRIちゃんのパパの……愛人だっけ?」
「あの恵比寿様か!」
「いいなぁ」
「すでに神話級釣りざお持ってるんだから1個譲って!」
「俺なんかポーション50個だったんだが!?」
「うらやましい、俺もSENRIちゃんパパの愛人になりたい」
「んん?」
ざわざわとしていた。
かなりのレアアイテムっぽい。
性能を見せてもらう。
ねじねじの釣りざお:リヴァイアサンが作る渦に巻き込まれた釣りざおの成れの果て。程よく曲がったドリルが敵を貫く。一応釣りもできるがとても扱いづらい。
カテゴリー:両手槍
攻撃力:8~88
射程:長
重さ:普通
スロット:0
OP:水属性Lv8、刺突ダメージ+88%、射程距離+8%、クリティカル発生率+8%、防御無視効果+8%、魚介類から受けるダメージ-8%、釣り成功率-88%
ダメージ幅が大きいけど、最大数値ならその辺の過剰強化両手剣より高い。
オプションも豪華だし強力な武器になりそう。
「やるじゃん! これでyagenもバッチリ戦えるな!」
「私としては普通に魚を釣れたほうが……」
yagenさん的にはいまいちだったようだ。
あとで露店に出して他の釣りざおと交換するのがいいかも?
ドロップアイテム:SENRI△、パパ〇、yagen◎。




