幼女みるく一番搾り
『おーい、援軍来たぞー』
マストの上にいた人が叫ぶ。
水平線の向こうから船団の姿が現れた。
大小様々な船がずらっと並んでいる。
数百はありそう。
「おぱんつ軍団の旗艦級10隻そろってるな」
「早めに殴っとく? 泥権全部持っていかれるかもしれないし」
「それは大丈夫だろ」
「俺達には天使の加護がついてる!」
「泥狙いなら生き残り優先で戦うか?」
「バカ野郎! お義父様が見てるんだからポイント稼ぐんだよ!」
「そうだよ! 結婚チャンスだよ!」
「ヤるときゃヤるってとこを見せてやるぜ!」
「最前線にいないとぬるぬるぶっかからないしな」
「この船に乗っている今がチャンス!」
「ぬる透け見るぜぇええええ!」
「うぉおおおおおお!」
率先して攻めていく方針らしい。
ご厚意で船に乗せてもらっているんだし、ボクもがんばらないと。
早めに支援スキルを使っておく。
「キターーーーーー!」
「これこれー!」
「アォオオオギモジィイイ!!」
「ママァアアアアアア!」
「おお……おぅ、おっ、おっ、お……」
「ハァハァハァハァ!」
「びゅるるるるるる」
「イグゥ!」
「ンハァッ!」
「ああああああSENRIちゃんんんんん!」
ボクの周りに集まってきた。
支援スキルの範囲が伸びているから、この船ならどこにいても届くはずだけど。
「守りが万全すぎて草」
「というか、誰も船操作してなくて草」
「お前ら持ち場戻れよwww」
「ここが俺の持ち場だ!」
「SENRIちゃんのかかとは任せろ!」
「いや、かかとは俺のもんだ!」
「俺だよ!」
「アキレス腱負傷すると大変だからね。優しくペロペロしないと」
「俺のワキでそっと包んであげたい」
「中敷きになりたい」
「角質ケアは任せろ」
なぜか船が明後日の方向に進んでいた。
見た感じだと、その方向には何もない。
何か変わった攻略法でもあるのかな?
「たむおさん、いいんですか?」
「ん?」
「SENRIちゃんのこと放っておいて……。なんか、思いっきり囲まれてますけど」
「あー、大丈夫だ。男好きだからむしろ喜ぶさ」
「えぇ!?」
yagenさんを含め、近くにいた人たちが反応する。
「SENRIちゃんが男好きだと……!?」
「この歳にして男に目覚めちゃっているのか!?」
「堕天使じゃないっすか! やったー!」
「魔性の女SENRIちゃんキター!」
「おいおいおい!?」
「そいつは黙っていられねぇな!?」
「まさか、現実世界では男をとっかえひっかえしていたり……!?」
「なんてことだ……あどけなくて清純なイメージが崩れて……最高すぎる!」
「小悪魔全開とか俺得すぎるんだが?????」
「ママの私生活が乱れまくっていたなんて……!」
「興奮する! 俺は興奮する!」
「半裸のおっさんに囲まれて喜ぶSENRIちゃんとか……」
「もう完全にイケナイビデオじゃん」
「出演料支払うんでお願いします」
「悪い顔されながら蹴り飛ばされたい」
「こんなだらしない体でもいいならいつでも差し出しますぜ?」
「下汁でもいいんで参加したいです」
「いつでも発射準備オーライです!」
「すみません、おっさんの半裸を見ながら暴発してしまいました」
「今日は朝イチから抜いてきたからそう簡単には……うっ」
「布団を洗ってきます」
「こんな奴らに囲まれても喜んでるってことだよね? SENRIちゃんも股間がびちょびちょってことだよね!?」
「とんでもねぇ小学生だぜ!」
「ありがとうございます! ありがとうございます!」
「あー、イイ!」
「たまりませんなぁ」
「キレイになめ回したい」
「ぼーぼーでお願いします。100年産のマリモくらいぼーぼーでお願いします」
「半裸のおっさん好きで御父上の許可済みとか、現実で告白したらマジでワンチャンあるんじゃね?」
「!?」
「ちょっと現実行ってくる!」
「こんなクソゲーやってる場合じゃねぇ!」
「SENRIちゃんのかかとは俺のもんだ!」
「指と指の間をペロペロするんだ! 誰にも邪魔はさせねぇ!」
「素足で1か月くらい履いたロングブーツがあったらぜひとも買い取らせていただきます」
「爪のお手入れなら任せてください! テッカテカになめ上げます!」
「俺がドクターフィッシュだ!」
「今イクぜぇええええ!」
次々とログアウトしていく人たち。
急な用事でもできたのかな?
男の体が大好き♂。




