りう”ぁいあさん注意報!
「おー、近くで見てもやっぱでけーな」
「やっぱり逃げませんか?」
「あの腹のとこまで行こうぜ!」
「えぇ……」
フィールドボスのすぐ近くまで行く。
周りの船も援護に向かっていたし、届く範囲で支援スキルをかけておこう。
『うぉ!? 近くにSENRIちゃんいる!!』
『マジで!?』
『うぉおおおおおお!』
『ヤル気が満ちあふれてきたー!』
『ちょっとトイレ行ってくる』
『ママァアアアアアア!』
『釣りなんてしてる場合じゃねぇ!』
『あぁ~今日も天使っすわ~』
『風になびくスカートがたまりませふぅ……』
『釣り針引っかけたらめくれるかな?』
『!?』
『!!!!!』
『おーーーっと、手が滑った!』
『俺もミスってしまった!』
『手が勝手に!』
『うっかり天使がいる方向へ投げてしまった!』
『なんてこった! この俺が投げる方向をミスるとは!』
『手がね、うん、手が滑っちゃうね』
『いっけぇええええええ!』
『同時に100人くらい手を滑らせるのやめろwww』
『SENRIちゃんとオマツリしたら、実質道具を使った○○〇なのでは?』
『!?』
『天才か!』
『その発想はなかった』
『つまり、竿を自分の竿にくくりつけてぶら下げておけば疑似○○〇を味わえるってことか』
『!?』
『ここにも鬼才がいた!』
『自分がエサになって海に飛び込めば、SENRIちゃんが釣ってくれてさらなる一体感を味わえるのでは?』
『!?』
『俺達の進化が止まらねぇ!』
『間違いなく知能は退化してるよwww』
『海に飛び込むなw』
『おい、誰かボスに参戦してやれよw』
『フィールドボスより違う方向に向かってるやつが多いwww』
『お前ら群がんなw』
『5町の領海内だし、おぱんつの連中呼んでくればいいんじゃね?』
『1000人を超えるおぱんつぁーたちがSENRIちゃんに群がる!』
『より悪化するだけだったw』
『誰もボスに行かなそうw』
『欲望に忠実すぎるw』
『リヴァイアサンがスカートはかないから悪い』
『チラチラ感あったらもっと注目するのにな』
『まったくだ』
『中身魚介類でもいいんかよwww』
『お前らならヴァニキにスカートはかせてもいけそう』
『……いけるな』
『悪くない』
『うむ』
『なんで??』
『ヴァニキならスカートなくても余裕ですわ』
『だよな』
『うむ』
『んん……?』
『よく見たら、リヴァイアサンってエロい体してるな……』
『……ありだな』
『うむ』
『んー? んんー?』
ボスの周りにたくさんの船が集まってきた。
100人以上乗れる大きな船もいるし、これだけ集まれば大丈夫かな?
ブシュゥウウウウウウッ!!
「!?」
その一番大きな船が、一撃で消し飛んだ。
天まで届くほどの水柱。
周りの船が巻き込まれ、次々と転覆していく。
ボクたちがいるところまで荒波がでやってきた。
「おおー! こいつは派手だね!」
「ひぃぃ……」
「っ!」
小さな船ではひとたまりもなく、簡単にひっくり返ってしまう。
頭から海に落ち、波にさらわれていく。
渦に飲み込まれて、どちらが上下かもわからなくなる。
ガッ!
腕をつかまれた。
引っ張られて急上昇していく。
ざぱーっ。
海面から顔を出すと、すぐ横にりょーちゃんがいた。
ボクを見つけて引き上げてくれたようだ。
「ありがとう、りょーちゃん」
「ああ」
「お父さんたちは?」
辺りを見回す。
たくさんの船や破片が散らかっている。
人の姿も見えるけど、お父さんたちはどこに……。
「あ」
いた。
大きな木片につかまって泳いでいた。
yagenさんもひっくり返った船のそばにいる。
りょーちゃんにしがみつきながら、近くまで泳いでいく。
「ふぃー、いきなり激しいな!」
「私の船が……」
「ひっくり返せばまだ乗れそうじゃない?」
「海の中だとアイテムの操作できないから無理です。いったん陸地に上がらないと」
「そいつはまいったな。死に戻りしたほうが早いか?」
このままでは戦えないし、釣りもできない。
どうにかして陸地まで戻らないと。
一撃で船を轟沈させる豪快なヨダレ。




