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休日の夜

「そろそろ足がしびれたんだけど……」


 調べ物が終わったけど、まだお母さんが太ももの上に乗っかっている。

 だんだん疲れてきた。

 足を崩してもいいかな?


「お母さん?」

「……zzz」


 寝ちゃってる!

 やけに静かだと思ったら……。

 久々のお出かけだったから、疲れちゃったのかな?

 このまま寝かせてあげたいけど、寝るならベッドに行かないと。


「お母さん、ここで寝たらカゼひいちゃうよ」

「……ぐー」


 優しく揺するけど、起きてくれそうにない。


「お母さんってば」

「……んー」


 せめて毛布を……と思ったけど、近くには用意してない。

 やっぱり、一度起きてもらわないと。


「お風呂は入らなくていいの?」

「……はいりゅ」

「ここで脱がないで!」


 もぞもぞと服を脱ぎ出すお母さんを止めて、お風呂場へと連れていく。


「……ぐー」

「寝ちゃダメだよ!」


 1人で入らせたら危ないので、ボクも一緒に入る。


「……ちーちゃんっ」

「わっ!」


 後ろから抱きつかれる。


「急に抱きついてきたら危ないよ」

「……すべすべ」


 ボクの背中に顔をこすりつけてくる。

 くすぐったいので、あんまり動かないでほしい。


「ほら、体洗っちゃうよ」

「ふぁーい」


 まずはお母さんをきれい洗って、湯船へ。

 それから、自分の体を洗っていく。

 今日は静かなので、ゆっくりできそうだ。


「……ぶくぶくぶく」

「寝ちゃダメだって!」


 あわてて湯船から引っ張り出す。

 ゆっくりしている余裕はなさそうだった。




「ちーちゃん、飲み物」

「待って、まずは体をふかないと」


 裸でうろつこうとするお母さんを止める。

 体をふいて、パジャマを着せる。


「はい、どうぞ」

「わーい」


 冷たい麦茶を用意して、お母さんに渡す。

 それを飲んでいる間に、髪をふいていく。

 なかなかのくせ毛なので、ちゃんと手入れしておかないと朝が大変。

 タオルで丁寧に水分をふき取っていく。


「ちーちゃんにもやってあげるね」

「自分でできるよ」

「いーからいーから」


 タオルを渡して、場所を交換する。


「ちーちゃんの髪は、さらさらでいいなぁ」

「そうかな?」

「……くんかくんか」

「あんまりもぞもぞされると、くすぐったいよ」


 体を離そうとするけど、ぎゅっと抱きついてきて離れない。


「お母さん?」

「……zzz」

「寝ちゃった!」


 寄りかかった姿勢のまま、寝息を立てていた。


「寝るならベッドに行かないと」

「……んー」


 目をつぶったまま動き出す。

 転ばないように先導する。


「トイレは大丈夫?」

「……ちーちゃん行ってきて」

「ボクが行っても意味がないよ」


 ぐずるお母さんをなだめながら、寝る準備を整えていく。

 どうにかしてベッドまで連れていき、そこに寝かせる。


「おやすみ、お母さん」

「ちーちゃん」

「?」


 ぽんぽんとベッドを叩く。

 ここに来いってことかな?

 ベッドに腰掛けて、体を寄せる。


「わっ」


 手を伸ばしてきたお母さんに、引き倒される。


「んー……」


 つかめるモノが欲しかっただけなのか。

 ボクを抱きしめたまま、おとなしくなる。

 ゲームしたいんだけど……。

 さすがに寝るにはまだ早い時間。

 りょーちゃんもいるだろうし、もう少し攻略を進めたいところ。


「お母さん?」

「……ぐー」


 ぎゅっと抱きついているので、無理に動くわけにもいかない。

 しばらくはこのままの姿勢でいるしかない。

 ログインしたら、何しようかな。

 先ほど見た情報を整理して、何からやるか順番を考える。

 アレもしたいし、コレもしたいし……。

 そんなことを考えているうちに、だんだんとまぶたが重くなって……。

 ツイッター更新しました。

 りょーちゃんと千里くんが抱き合っているイメージで描きましたが、あくまで作者の頭の中のイメージです。

 実際の姿はもっと違った感じだと思います。

https://twitter.com/yosagenanamae/status/1142433078494691329

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