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千里くんのステータスは、どこかヘン?  作者: よさげ
配信デビュー(後編)
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好きな人

「えー『いつも一緒にいるお友達は、どういった知り合いなのですか? 友達と聞きましたが本当にただの友達ですか? 恋人ではないのですか? 友達と油断させておいて実は付き合ってるとかありませんか? 本当の本当にただの友達ですか? 今後恋人になることはありませんか? 絶対にありませんか? 天に誓って言えますか?』ってなげーな、オイ!」


 りょ-ちゃんに関する質問に、みぃたんさんが突っ込む。


「お友達に関してだけど……前にどこかで説明したことあるの?」

「ギルドダンジョン内で説明したことがあったような……?」

「そのときに友達だって答えたの?」

「はい」

「まあ、アレだよね。男女間の友情とかないよね」

「そうなのでしょうか?」

「そうなのよ。だから、はっきり言ってやりな。いい友達でいたいのか、恋人になりたいのか」


 だったら、ボクの答えは一つ。


「これからも、いいお友達でいたいです」


『ざまぁあああああ!』

『イケメンザマァー!w』

『イヤッホーーーィ!』

『ズバっといったー!』

『あどけない顔から発せられる強烈な一撃』

『二回振られたwww』

『恐ろしい女だぜ……』

『さすがにちょっと同情するわ』

『かわいそうw』

『生粋のドSは違うな』

『やっぱり俺達のSENRIちゃんは誰のモノでもなかったんだ!』

『つまり、俺にもチャンスが!?』

『鏡見直して来い』

『俺にも春が来た!』

『頭の中はいつも花咲いてそうだな』

『俺の天使が男と付き合ったりするわけないよ。俺以外とは』

『あの男と友達と言っただけだろ。別に彼氏がいるとか考えないのか?』

『あ、バレちまったなら仕方ねぇな。悪いなみんな』

『現実見えてるやつが誰一人としていねぇ……』


「なかなかのイケメンなんでしょ? いらないならあたしにちょうだいよ」

「?」

「まさか、キープするつもり? 他に本命がいるとかそういうこと?」

「本命……?」

「彼氏のことに決まってるでしょうが! いるの!? いないの!?」

「い、いません」

「なら別にいいじゃない」


 りょーちゃんと友達になりたいのかな?

 最前線で一緒にバリバリ狩りまくれる人なら、りょーちゃんも断らないと思うけど。


「あー、ついでにこの質問もいっとくか『好きな男性のタイプは?』」


『……』

『……』

『……』

『……』

『……』

『……』


 あれだけ騒がしかった会場が、シーンとなる。


「うわっ、キモ! キメ顔してるやつらキモ!」


 ところどころ不思議なポーズをとっている人たちが。

 今の質問と何か関係あるのかな?


「それで、どうなの?」

「実名をあげたほうがよいのでしょうか?」

「それでもいいし、『金髪と青い目をした王子様』とか、『こいつらとは似ても似つかない超絶イケメン』とかでも」

「ミスター筋肉のマッスル毘沙門天さん(※1)です」

「……ん?」


『誰だって?』

『ミスター筋肉?』

『ボディビルだっけ?』

『まさか、あの伝説の……?』

『わからん、画像くれ』

『マジかよ……』

『え? マジで誰?』


 会場がざわざわする。


「えーと……誰?」

「ボディビルで有名な方です」

「えぇ……筋肉フェチなの?」

「かっこいいですよね!」

「いや、知らんし」


 190センチの巨体に、全身にみなぎる圧巻の筋肉。

 魅せるだけの体ではなく、実際の怪力もすさまじい。

 プロレスラーとして王者に君臨していた。

 ボクもいつかあんな風になってみたい。


「調べたらムッキムキでヒゲ面のハゲたじじいが出てきたんだけど」

「この方です」

「えぇ……」


 今は現役を引退してスポーツジムを経営している。

 当時よりは衰えたとはいえ、まだまだすごい体。

 ヒゲも似合っていて、すごくかっこいい。

 ボクが一番あこがれている人。

 本日一番の笑顔が出ました。


※1、マッスル毘沙門天:元プロ筋肉の人。68歳。

 国際的な筋肉大会で5連覇を成し遂げた超人。

 その鍛え上げられた筋肉は銃弾を止めると言われたほど。

 知力のステータスも高く、筋肉学の博士の資格持ち。

 筋肉論に基づいた本を多数出している。

 アイリちゃんのおじいちゃんのモデルになったと言われている。

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― 新着の感想 ―
[一言] 高齢のボディビルダーは見てると破裂しそうで怖くて見れないです
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