表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
千里くんのステータスは、どこかヘン?  作者: よさげ
配信デビュー(後編)
461/1588

前フリ

「みんなー! 元気にしてたー? 現役JC(女子中〇生)アイドルのみぃたんだよぉー♪」


『うぉおおおお……なんだ、みぃたんさんか』

『ちげーじゃん!』

『あれ? SENRIちゃんは?』

『うーん……』

『どうでもいいっすねぇ』

『あまーいデザートを待ち望んでいたのに揚げバターを出された胸焼け感』

『早くSENRIちゃん出せやー!』

『ロリコンなめんな!』

『あのー、ツインテールは絶望的に似合わないからやめたほうがいいと思います』

『俺の知ってるJCと違う……』

『家に鏡はないんですか?』

『SENRIちゃんの放送だって聞いたからやってきたのに、いきなり大家族の肝っ玉かーちゃんみたいなのが出てきたんだが』

『せ、SENRIちゃん? ふ、ふくよかになったね……』

『ゴリラのうわさは正しかったのか……』

『完璧に別人だよw』

『うん、カワイイよ……カワイ……かわ……ゲボォッ』

『無理すんなw』

『あれでしょ、メインの前に出てくる売れない芸人枠』


 たくさんの反応が返ってくる。

 その大歓声を浴びながら平然と進めていく。


「今日もツンデレ対応かなぁ~? もっとデレデレしてくれてもいいんだぞ☆」


『あ、はい』

『その鋼のメンタルは見習いたい』

『強い』

『ここにいる誰よりも強そう。物理的に』

『草』

『ツンをデレと誤認する能力を持った女』

『また一段とたくましくなりましたね』

『今日の土俵入り会場はここですか?』

『化粧回しがひらひらしてて可愛いね!』


「こんなにたくさんの人と会えるなんて、みぃたん感激! すっごくうれしい!」


『自分語りはいいんで、そろそろ本題に入ってくれません?』

『あまり焦らさないでくれよ。出ちゃう』

『昨日今日と我慢してやってきたんだぞ!』

『999割がSENRIちゃん目的なんだからはよ!』

『早くしてくれー! もう限界だ!』

『放送タイトル詐欺かよ! ムフフな動画を楽しみにしていたらずっと画面に男優の尻が映っているような状態だぞ!』

『俺は男優の尻が目当てだが』

『俺もだ』

『あ、すみません……場所代わってもらってもいいですか?』

『この場所空いてるからどうぞ、俺も男の尻派ですけど』

『ひぃっ』


「お前らうるさいぞー? このまま放送終わらせてもいいんだぞー?」


『すみません、みぃたん様! どうかご慈悲を!』

『わたくしが悪うございました!』

『許してください! 何でもしますから! 何でも!』

『やめないでー!』

『今日もみぃたんさんは最高です!』

『ちゃんと愛してるよ! ウソだけど!』

『しっかり調教されてんなw』

『ここまではいつものノリ』

『初見だけどこの芸人さんおもしろいですね』

『バカ野郎! 芸人じゃねーよ!』

『そうだぞ! 自分を女子中○生だと思い込んでいる現代社会の闇が生んだ悲しきモンスターやぞ!』

『なんとむごい……』

『どうみてもBBAですやん』

『だからちょっとは優しくしてやれよ! 俺は叩くけど』

『ひどいwww』


「冗談だよ♪ 今日も甘くてハピパピな放送をしていくから、最後までちゃんとついてきてね! ……それと、BBA(ババア)言ったヤツはあとで裏来いよ?」


『こわっ』

『www』

『みぃたんさん、それアイドルの目付きじゃないっすw』

『あかんwww』

『闇の部分出ちゃってるw』

『殺し屋の目www』

『ドスの効いた声w』

『作り声との落差がすげーなw』

『たまに素になるのホント草』

『僕は思っていても口に出していないのでセーフです!』

『ぽちゃ熟女専なので個人的には大ヒットです!』

『ババァ! 愛してる! あとでおしおきして!』

『あのボディに押しつぶされたい』

『勇者が多いw』

『両目つぶって耳をふさげばカワイイから!』

『現実を直視しろw』


「昨日の放送で説明したように、今日は特別なゲストを呼んでいます。それでは、みんなー、準備はいいかなー?」


 チラッとこちらに目配せする。

 いよいよ出番らしい。

 きゅーちゃんをぎゅっと抱きしめる。


「せーのっ!」


『『『『SENRIちゃーーーん!』』』』


 会場全体の大合唱。

 約束してしまった以上、出ないわけにもいかない。

 覚悟を決めて、ボクもステージの上へ。

 出番を待つ間めちゃくちゃモフられていたきゅーちゃん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ