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きゅーちゃんのステータスは、どこかヘン?

6/23の臨時アップデート

 ・きゅーちゃんのステータスが異常だった部分を修正しました。

 そろそろ大丈夫かな?

 スライムゾーンを通り抜けた先。

 通りかかった人が3度見くらいしてくるけど、近づいてくる人はいない。

 これくらい広ければ、巻き込む心配もなさそうだ。


「ケガはちゃんと治ったみたいだね」

『グァアアアアア!』


 バッサバッサと羽を動かすきゅーちゃん。

 あれからどうなったか心配だったけど、元気に成長できたみたいでよかった。

 ここまで大きくなるとは思っていなかったけど。


「……どうしよう?」


 きゅーちゃんを見上げる。

 町中にいると迷惑になってしまうから、連れて歩けない。

 運営さん言ったら、攻撃判定が出ないようにしてもらえないかな?


「邪魔なら預ければいい」

「預けられるんだっけ?」

「ああ、モンスターばあさんが預かってくれる」

「そっか」


 クエストでもペットが入手できると言っていたし、まだまだペット枠に余裕はあるはず。

 いったん預けて、他のペットを探しに行くのもありかも。


「……」


 そういえば、きゅーちゃんのコストっていくつなんだろう?

 大きさからして、他のペットと同時には連れ歩けない気がするけど……。


「えーと……これかな?」


 ペットメニューからステータスを見る。



 名前:きゅーちゃん

 種族:???

 Lv:1

 コスト:5000

 HP:131072

 MP:0

 STR:192

 INT:1

 DEX:18

 VIT:156

 MND:78

 LUK:2

 スキル:寝転がる、おなかを見せる、なめる、甘える



「5000!?」


 何かの間違いじゃないかと、ペットステータスを開き直す。


「……」


 同じステータスが表示される。

 コストもそうだけど、その他の数値もいろいろすごいことに。


「りょーちゃん」

「どうした?」

「コストって20が限界じゃないの?」

「プレイヤー側のコストは20だな」

「この子、5000あるんだけど……」

「ほぅ」


 りょーちゃんも知らない情報らしい。

 実際にペットになっているから、間違いではないんだろうけど。


「コロシアムの参加上限は20」

「参加はできないね」


 わざわざ上限コストが書いてあるんだし、これが仕様なのかな?

 ペットダンジョンもまだだし、今のところは完全に見た目専用ペットの扱い。


「コロシアム目指すなら別のペット探したほうがいい」

「んー……」


 地面に鼻をつけてモグモグしているきゅーちゃんを見る。


『ガウ?』


 こちらの視線に気づくと、口を開きながらやってきた。

 顔をすり寄せてきたので、鼻先をなでる。

 うん。

 せっかく会えたんだし、いきなり預けるのはかわいそう。

 モンスターほいほいの入手も大変そうだし、しばらくは一緒にいよう。


 べちょ。


 ヨダレと一緒に、ナビ子さんが落ちてくる。


「ゴポゴポゴポ……」


 またおぼれかけていた。

 すくい上げる。


「そんなに激しくされたら、ナビ子のナビ子がナビっちゃう……」

「きゅーちゃん、ナビ子さんを食べたらダメだよ?」

『ガウ?』


 口を開けたまま、頭を傾ける。


 ぺろーん。


「あはーんっ」


 ボクの手ごとナビ子さんをなめる。


 ぺろーん。

 ぺろーん。


「おーぃえ……オーゥイエス!」


 かみつかなくなった。

 わかってくれたのかな?

 ひたすらなめ続ける。

 ナビ子さんのことが気に入ったらしい。


「あ、そうだ」


 ボクの言うことを理解しているなら、『待て』ができるかも?

 1回試してみよう。


「きゅーちゃん、ここで待っていてもらえる?」

『ガウ?』


 ナビ子さんをなめるのをやめ、顔を上げる。


「町に行ってくるから、ちょっと待っててね」


 きゅーちゃんの様子を見ながら、ゆっくり歩き出す。


「……」


 大丈夫かな?

 今のところ、ちゃんとお座りしている。

 この調子なら、町まで行け……。


『グァアアアアア!!』


 元気に走ってきた。

 うまく通じなかったらしい。

 よしよしと頭をなでてから、もう一度チャレンジしてみる。


「お留守番、お願いできる?」

『ガウ?』


 そーっと歩き出す。

 たまに立ち止まりながら、そーっと、そーっと……。


『グァアアアアア!!』


 またダメだった。

 全力ダッシュで近づいてきて、すりすりしてくる。

 町に行くのは大変かも。


『10分後に臨時メンテナンスを行います』


「?」


 システムメッセージが流れてきた。


『データ保護のため、早めのログアウトにご協力お願いします』


 道行く人たちも『定期臨時メンテキター!』と叫んでいる。

 何か不具合があったらしい。


「バグ修正だな」


 情報を仕入れていたりょーちゃんが答える。


「ペット関連?」

「プレイヤーの服が脱げるバグがあるらしい」

「全然関係なかった!」


 それは早く直さないと大変!

 突然服が脱げたら、すっごく困ってしまう。


「じゃあ、すぐに落ちるね」

「ああ」


 運営さんも推奨していることだし、早めにログアウトしよう。


「きゅーちゃんもまたね」

『グァアアアアアア!』


 羽を広げる。

 メンテナンスをするなら、攻撃判定の修正もしてくれないかな?

 このままだと、町中で大暴れしちゃう。

 ついでに、ボクの性別のバグも直してくれるとうれしいんだけど……。


「せ、SENRI様、待って……この畜生をどうにかし……」


 べろーん。


「あっ……アッー!」

 ちょっぴりコストはみ出ちゃいました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 流石のコストでしたねー LUK2で主人公に助けられる幸運を引けるとはこの子も微妙に運がいい INTは...大変そうですね
[一言] INT1...察し 知能はサボテンよりも低そう。
[一言] ああ、同じ闇属性だから気に入ったのかな
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