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石拾い

『東取られた』

『これは無理ー』

『人数差きちー』

『西に流れるかもしれないから注意して』

『丸太準備よろ』

『ギガンテス(※1)出すわ』

『誰か旗作ってる?』

『今から持ってくとこ』

『オッケー』

『西にも欲しい』


 東の砦を取られてしまった。

 マップを見ると、東のほうが赤い点で染まっていた。

 かなりの人数で攻め込まれている。

 建造や召喚を急ぐため、せっせと魔力石を集める。




「石ありますかー?」


 10個集めたところで、馬に乗った人が声をかけてきた。


「はい、10個あります」

「運びます」


 トレードを申し込まれる。

 画面の表示に従って、持っている魔力石を渡す。


「ありがとう」


 パカラッ、パカラッ、と去っていく。

 お馬さんいいなぁ。

 マップの範囲は決まってるとはいえ、走り回るには広い。

 どこかにいないかな?

 乗り物があったほうが、石集めもはかどるはず。


『敵西側の砦の防衛なし』

『全軍で攻めてるのか』

『取れそう?』

『それよりこっちの西がヤバイ』

『死に戻りの人は西の防衛回って!』


 お互いのキルログが、目まぐるしく流れていく。

 前線では激闘が続いている。

 最初はたくさんいた石集めの人も、かなり少なくなってきた。

 前線も気になるけど、石集めする人がいなくなっても困るはず。

 もう少し続けよう。




「石運びぜー」


 アルパカに乗った人がやってきた。

 持っている石を渡す。


「さんきゅー」


 お馬さんほどではないけど、なかなか速い。

 乗り物もないか探しつつ、石集めを続ける。


『おっ』

『砦ナイスー』

『これ相手ガン攻め(押せ押せ状態)だな』

『こっちの砦の門1割無いけど大丈夫か?』

『次来たら持たない』

『防衛固めつつ手前の東取りにいこ』


 砦を1つ取り返した。

 拠点ゲージは負けているから、ここから盛り返したいところ。




「石回収でーす」


 再びアルパカの人がやってきた。

 全部渡す。


「せんきゅー。まだ石拾い続ける?」

「はい」

「あっち誰もいないから石あるかも」


 北のほうを指差す。


「情報ありがとうございます。行ってみます」

「一緒に裏方ライフ楽しもうぜ!」


 そう言って、砦のほうへ走っていく。

 裏方専門の人なのかな?


『西砦石不足』

『石余ってる人はお願い』

『50個持ってくわ』

『よろしく』

『余ってたらガンガンお願い』


 建築や召喚ラッシュが始まっている。

 供給が足りていない。


「石あるー?」


 ダチョウに乗った人がやってきた。


「すみません。今、他の方に渡したところです」

「はいよー」


 高速で去っていく。

 何も渡せないと、申し訳ない気持ちになる。

 たくさん渡せるよう、教えてもらった場所へ走る。

 冷凍ワッフルとコーヒーでおやつにしようと、耐熱皿とカップを用意。

 そして、カップの中にワッフルを投入。

 何が起きたのか理解できず、ワッフル入りのカップを持ったまま3秒くらい固まりました。


※1、ギガンテス:巨人型の召喚獣。

 セクシーな腰巻と、こん棒を持った姿。

 高い耐久力と、建築物破壊能力が特徴。

 知能はそこまで高くなく、基本的に真っ直ぐにしか進まない。

 よく木とか大きい石に引っかかっている。

 ねちょねちょするのが苦手で、沼地だけはちゃんと避けて通っていく。

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