変質s……智子さんと夕食
「どうする?」
「んー……きりもしいし、智子さんのお手伝いしてこようかな」
「わかった」
りょーちゃんと別れて、ログアウトする。
レイドボスで入手したアイテムの整理なんかは、またあとでしよう。
「ハァハァハァ……」
「ぴゃぁ!」
現実世界に戻ると、すぐ目の前に智子さんの姿があった。
吐息がかかるほどの距離だったので、とてもびっくり。
「あら、千里くん、お帰り」
「た、ただいまです」
「もう少し、ゆっーくりしていてもよかったのに」
「何か、お手伝いすることはありませんか?」
「だったら成分補給させて!」
「成分……?」
ぎゅーっと抱きついてくる。
「あ、あの……?」
「……くんかくんか」
もぞもぞしている。
よくわからないけど、智子さん的には満足しているようだ。
お母さんもよくやっているし、こうすると落ち着くのかな?
『ただいまー!』
しばらくそうしていると、お母さんの声が聞こえてきた。
『ちーちゃーん!』
家にいるかのように、ボクの名前を叫びながら歩き回る。
「こっちこっちー!」
智子さんが呼びかける。
その声に反応して、ドダダダダっと走ってくる。
「ちーちゃん!」
ふすまをバンッと開け、お母さんが飛び込んでくる。
「お母さん。自分の家じゃないんだから、もう少し静かに……」
「ちーちゃんかわいい!」
「?」
目をキラキラさせて、両手を合わせる。
「でしょう?」
フフーンという感じで、智子さんが答える。
「うん! お姫様みたい!」
「……え?」
お姫様……?
あらためて、自分の姿を見下ろす。
リボンとか付いている。
フリフリもしている。
そういえば、髪の毛もいじっていたような……?
「ちょっと鏡を見てきます」
「大丈夫よ。まったく何もおかしなところはないから」
「ちーちゃんかわいい!」
「……」
勢いで着せられてしまったけど、やっぱり変な気がしてきた。
かなり恥ずかしい姿をしてるのでは……。
「さて、ご飯にしましょうか」
「おなかへったー」
「先に着替えを……」
「ほら、千里くんも」
「ちーちゃん、はやくー」
2人に引っ張られ、ダイニングのほうへ連れていかれる。
ご飯を食べ終わったら、すぐ着替えよう……。
「おいしー!」
「お母さん、ほっぺにお米ついてるよ」
いつものように、お母さんの面倒を見る。
「はぁー、癒されるわぁ……」
そんなお母さんを見て、うれしそうにする智子さん。
あいかわらず仲がいい。
「それに比べて……」
智子さんの視線の先。
黙々とご飯を食べるりょーちゃんの姿が。
「見て! この無愛想! 可愛げを産み忘れたのかしら?」
「……」
気にせず食べるりょーちゃん。
「落ち着きがあるのは、良いことだと思いますよ?」
「それじゃさみしいの!」
ハシをぐっと握って力説する。
「何作っても文句も言わずモリモリ食べるし」
「りょーちゃん、なんでも食べるよね」
好きな物はあるけど、苦手な物はそんなにない。
甘い物は好きだし、辛い物も大丈夫。
コーヒーだってブラックで飲めるし。
「……(もぐもぐ)」
「お母さん、またついてる」
ほっぺたのお米をとる。
たくさん口に詰め込もうとするので、よくこういうことになる。
もっと落ち着いて食べればいいのに。
「あぁー、ご飯が進むわぁ……」
こっちを見ながら、ご飯を食べる智子さん。
ほっぺたがリスみたいになっているので、それがおもしろいのかな?
じーっと見つめながら、おかずなしでご飯を食べていた。
その場のノリだけで話を書いていると思われているのかもしれませんが、ちゃんと今後の展開などを考えることもあります(ノリだけで書くこともまったくないとは言わない)。
普段使っているメモ帳に詳細なプロットが書いてあったので載せておきます。
牛乳、しょうゆ、砂肝
シャンプー、トイレットペーパー、砂肝
温泉
ラップ、砂肝
脱がす
水 18時 歯医者
金 18時 ケツ
おパンツ




