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レイドボス撃破

9/9の追加アップデート

・100話ごとにステータス情報を表示。

「っ!」


 ウィンドブレスが間近に迫り、思わず目をつぶる。

 そして、その衝撃が……。

 ……。

 ……。

 ……来ない?


「?」


 目を開けると、白い鎧があった。

 鎧を着た男性の姿。

 大きな盾を持ち、前方に突き出している。

 とても大柄な人で、周りの人より頭一つ抜けている。

 180センチ以上……もしかしたら、190センチ近くあるかも?


 ガシャン。


 ウィンドブレスをやり過ごし、盾を下ろす。

 ここからだと表情は見えないけど、安心感のある大きな背中。

 正面から受け止めていたし、防御特化の人なのかな?

 盾を持ち直すと、レイドボスのほうへと走り出した。


「あ、ありがとうございます!」

「……」


 振り返ることもなく、そのまま走り去っていった。


「……」


 ぼーっと、その姿を見送る。

 かっこいい。

 思い描いている盾役の人そのものだった。

 何を食べたら、あんなに大きくなれるんだろう?

 ボクも将来あんな感じになりたい。


『へ、へるぷ……』


 そうだった。

 今の連続ウィンドブレスのせいで、辺り一面復活待ちの人だらけに。

 残った人たちでがんばっているけど、全然間に合ってない。


リザ(リザレクション)ありますー』


 復活薬の数に限りがあるので、復活スキル持ちを優先して起こしていく。

 次の攻撃が来る前に、なんとかしないと。


『前線に支援くれー! 数が足りん!』


 ボス周辺でも人手が足りてない。

 りょーちゃんのHPも0になっている。

 復活薬を投げつつ、動ける人を増やしていくしかない。


『竜巻出たー!』

『取り巻きが……ぁえぎぃいいい!』

『羽ばたきィエエエア!』


 最終WAVEだけあって、各種攻撃を激しく繰り出してくる。

 攻撃範囲に入らないようにしながら、ひたすら支援を繰り返す。


『単発ブレスぅー!』


 通常のウィンドブレスも使ってきた。

 ステップで回避しつつ、支援を続ける。

 一進一退という状況だけど、レイドボスのHPは確実に削れていく。

 りょーちゃんのHPも回復しているし、前線組が猛攻をかけているようだ。


『あと10%切ったぞー!』

『押せ押せー!』


 取り巻き対処していた人も、レイドボスのHPを削りにいく。

 最後だけあって猛反撃してくるけど、数の力で押し込んでいく。


『お?』


 残っていたHPを削り切り、ついにレイドボスが倒れた。


『終わったぁああああ!』

『イェーーーーイ!』

『おつかれさまー』

『おつおつ』

『支援してくれた人マジさんきゅー!』

『お疲れさまでした』

『みんな愛してる!』

『ほぅ……奇遇だな。俺もだ』

『お、カップル誕生か?』

『いいぞー、ヤれヤれー!』

『あ、すみません。ライクな意味です。そういうのじゃないです』

『俺のどこが気に入らないというんだ?』

『自分、男っすから』

『……なんの問題が?』

『問題しかないんですけど!?』

『大丈夫だ。最初は優しくする』

『何を!?』

『よく見たらセクシーな顔してるじゃないか。少し公園のベンチで話し合おうか』

『ひぃ!?』


 わき上がる歓声。

 男性同士でキスをしたり、抱き合う人たちも。


『Oh、ナイスポーション……』

『レア出ねー』

『4連ポーションとかふざけてんのか! クソトカゲ○ねや!』

『はいはいクソゲークソゲー』

『あ、レイド素材出た』

『は?』

『おい、表出ろや』

『好きな殺され方を選ばせてやる』

『名前と顔を覚えたぞ』

『ポーション投げつけんぞ!』

『ここまで祝福コメなしwww』


 報酬について語り合う人たち。

 ボクの報酬は……。


「ポーション」

「ポーション」


 近くに来ていたりょーちゃんと、まったく同じ反応をする。


「あれ? もしかして、4回ともポーション?」

「ああ」

「残念だね」

「いつものことだ」


 1個くらいレアが欲しかったけど、現実はなかなか難しい。

 取り巻きワイバーンの素材が出たので、まずまずかな?

 大規模戦闘は初めてだったので、楽しかった。


「ランキングも表示されるんだね」


 ダメージや支援などの、各貢献度。

 それぞれ、上位50人ほどの名前が表示されていた。

 自分の貢献度は……。



 支援貢献度:3606位



「……」


 高いのか低いのか、わからない。

 レイド戦全体で、何人くらい参加していたんだろう?


「りょーちゃんの貢献度は、どれくらいだった?」

「与ダメ(ダメージ)が8kほどで、892位」

「さすがに高いね」

ブレス10(ブレッシングLv10)の人が近くにいた」

「もう10取ってる人もいるんだ」


 5で止まったままになっているので、早く上げていきたい。

 あ、でも、リザレクションが先に欲しいかも。


「……これ、与ダメージランキング1位の人とか、5万超えているんだけど」


 かなり火力に特化しているはずのりょーちゃんと比べても、ケタが違っていた。

 このゲームって、こんなにダメージが出るものだったっけ?


「3町の1位ギルド(※1)が来てたな。少なくとも50人以上は」

「ギルド単位で行動してるんだ」


 ランキングの上位陣を見ると、ほとんどの人がギルドに入っていた。

 野良で参加するよりは貢献度を稼ぎやすいのかも。


「ギルドに入っても楽しそうだね」

「入るか?」

「……この性別バグが修正されたら」


 今、この状態だって、変に思っている人がいるかもしれない。

 ギルドに入って長く付き合っていたら、絶対にバレちゃう。

 装備で隠せればいいんだけど。


「戻るか」

「そうだね」


 一通り喜びと報酬を堪能した人たちが、次々に元の場所へと帰っていく。

 ボクたちも帰還の羽を使い、町へと戻った。

 なんだかんだで100話までたどり着きました。

 暑いからと製氷機の氷を食べすぎてトイレにこもったり、とりハム作ったのを忘れて真夏の室内に1日放置したものを食べて深夜にトイレにこもったり、帰宅中に波が来てギリギリ耐えていたのに玄関の目の前で決壊したりと、いろんなことがありましたが、どうにかここまでやってこれました。

 皆様の応援と正○丸のおかげです。

 誠にありがとうございます。

 ここまで全話読んでくださった方、1~2話でも読んでくださった方、お手数にもかかわらずブックマークや評価してくださった方、作品について感想をくださった方、だらしない作者を見捨てず誤字脱字の指摘してくださった方、ツイッターもご覧になった方。

 すべての皆様に厚くお礼申し上げます。

 これからも誠心誠意主人公を辱めていきたいと思いますので、今後ともなにとぞよろしくお願いいたします。


※1、ギルドランキング:ギルド同士で直接対決するギルド戦のランキング。

 0時、2時、4時~と2時間ごと12ブロックに分かれ、各時間の覇者を目指す。

 勝ちポイント、キルポイント、ダメージポイントの合計で順位が決まる。

 相手が棄権したり、放置してポイントが稼げないと、各時間の1位でも総合ランキングが13位以下ということもある。

 ちなみに、各時間の1位になると、アバター装備で無駄にバサバサするちょっとダサいマントと、通常タイトルとは別で設定される無駄に目立つ覇者タイトルが与えられる。

 一度装備すると次のギルド戦が始まるまで外せない。




プレイヤー名:SENRI

性別:女性

タイトル:尻毛をむしった


〇ステータス

 Lv:30

 HP:80

 MP:85(+10)

 STR:10

 INT:15

 DEX:15

 VIT:15

 MND:20

 LUK:10


 ATK(物理攻撃力):12~13

 MATK(魔法攻撃力):18~19

 DEF(物理防御力):4(+2)

 MDEF(魔法防御力):6

 CRI(クリティカル発生率):2%

 MP回復量:9

 ヒール回復量:29~35


※()内の数値は装備やタイトルの合計


〇装備

 右手:見習いロッド

 左手:なし


 頭:なし

 顔:なし

 服(上):見習いローブ

 服(下):〃

 手:なし

 足:つやのある靴

 背中:なし


 リング:なし

 ネックレス:なし

 イヤリング:なし


 サブ装備:ショートボウ


〇スキル


 ヒールLv3

 ブレッシングLv5

 マナヒールLv3

 ダメージプラスLv1


 スロウショットLv1

 ディレイショットLv1


 スマッシュLv1

 ステップLv1

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