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公爵の落ちこぼれ(仮)  作者: ツカサ
学園入学編
3/3

初依頼

「グレン、依頼を出そうと思うんだが」


いきなり部屋に入ってくるなり、そんなことを言う兄にため息が出てしまうのは仕方がないと思う。


「いや、今日から忙しいから無理だ」

「残念だったな、冒険者としての指名依頼だ」

「はぁ、なんですか?」

「護衛だよ」

「一応昨日Sランクになったんだけど?」

「俺とセリアの護衛だからな。公爵家後継と公爵家の1人娘の護衛だ。A以上だろ?」

「いや、だったら。うちの騎士に頼めば?」

「セリアが3人でいきたいと言ってな」


これ以上厄介ごとがこないようにできれば兄の依頼は断りたい、それに公爵お抱えの騎士に頼めば良いのは事実だが、妹をだされると弱い。


「ちっ、わかった」

「よし、じゃあ早速行くぞ」

「はぁ?嘘だろ?」

「本当です。グレン兄様。こうでもしないとついてきてくださらないと思いまして」

「小狡くなりやがって」


そんなことがあり、公爵領まで馬車で向かうことになった。御者はレオに任せようとしたが兄上がレオに宿題を出したせいでセルディックがやることになった。


「セルディック、止まれ」


そんなかけ声で、馬車は止まりグレンが外に出るとセルディックに中に入るように言った。


「グレン兄様?どうしたのですか?」

「ああ、盗賊だ」


そんな事を聞くとただの13才の少女でしかないセリアは顔を青くするはずなのだが、そこは公爵家の娘気丈に振る舞うように見せる。


「グレン、生け捕りにしろ背後関係を調べる」

「はいはい、わかりました」


セリアとしては、グレンが強いのは知っているがやはり複数人の大人に囲まれたらそんなことは言っていられないのではないかとアレックスに言おうとしたところ


「ほら、捕まえたぞ。どうすんだ?」


と言われ、一瞬理解が遅れた。前をみると盗賊と思われる男たちが全員グレンによって捕まっていた。


「え?グレン兄様が?」

「ん、セリアどうした?」


こともなげにしているグレンとアレックスに驚くセリアを尻目にアレックスはセルディックに処理を命令する。その後は、何もなく公爵領に着いたがセリアはその間ずっと自らの兄であるグレンについて考えていた。


「とりあえずギルドに行って報告してくる」

「ああ、ご苦労だったな」


グレンが出て行った後セリアはアレックスにグレンの事を聞くために長旅で疲れている中アレックスの仕事部屋(実際はランドルフの執務室だが)に顔を出した。


「失礼します。セリアです」

「ああ、入っておいで」

「兄様、グレン兄様についてお聞きしたいのですが」

「だろうね、来ると思ってたよ」

「グレン兄様は私と2つしか違わないのに強すぎると思うのですが?それにあの強さがありながら兄様が落ちこぼれなどと言われているのでしょうか?」


強さにも驚いたが初等学院に通っていた時から疑問に思っていたこと、兄は家で話す分にはどう考えても優秀であることがうかがえるのだが貴族からの評判はすこぶる悪い。それを旅の途中にグレンの強さをみて更に疑問が深まったのであった。


「先ずグレンが落ちこぼれと言われている理由だけど、初等部に入らなかったことと家庭教師から逃げていたことが関係している」

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