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昭和のヲ宅召喚されますん!  作者: 園多 一名
7/22

#07_そこはリアルでした

交渉もひと段落したので一息入れましょう


取敢えずは待ち状態で


することもいですしね


とりあえずケーキも食べたいので、紅茶にしますか


ここはレアチーズケーキは外せませんが


あとはアップルパイがありますね

アメリカンなどっさり系の丸いでかい奴が

大き目に切り出しお皿へ載せます

でかいですね、確かに自分で切りましたが


さて、空いてる席はっと、


サークルの皆さんが手招きしてます

情報交換も必要でしょうし、いきますか


「どうも、こちら空いてますよね?」


『はい、どうぞ』


『おっさんが紅茶とケーキとか、びみょ~』


「ほっといてください」


旨ければいいんです、旨ければ


『しかもアップルパイってよりキッシュ?』


「アメリカンなパイですから」


『胸焼けしそう』


「それで?」


『いや~、だけど助かりました』


「何が?」


『俺達ちょっとばかし浮かれてました、常識だとか、思い込みだとか』


そうみたいですね、人のことは言えませんが


「いえいえ、お気になさらずに」


『なんか交渉までしてくれちゃったみたいで』


「ついでですよ」


紅茶そろそろいいですね


『で、俺達幾つかのグループに分けつつ

全員で行動しようと思うんですけど

一緒にどうですか?』


「有難い話ではあるんですが、

私は一人でのんびり行きたいかなと」


『そうか~』『残念』


「なにより、年齢的、体力的に無理そうですしね」


『あぁ』『そっちもあるか~』


ええ、そうですよ、もう若く無いんですから

無理は禁物です


アップルパイも偶にはいいですね


「ええ、そちらは基本冒険者系で行きそうですし」


『やっぱ、解りますか』


「ええ、解りますとも~おおぉぉぉ?」

なんか頭がクラクラ、グワングワン、

しぇけなべいべ?


あ、あちこちで人が愚図折れてますね、私もですが


あ、あぁ?、はい、何となく解りました、

そうゆう世界なんですね


でもね

「いきなりはやめんか!ジジイ!」


思わず怒鳴っちゃったじゃないですか

いきなりはやめろよ、いきなりは


『うぅ~、まだ頭クラクラするわ~』


『マジ、いきなりは勘弁して』


「ひとまず、落ち着きましょうか」


『賛成~』


うぅ、紅茶を飲みながら座ってましたが

流石にケーキは食べれません


ふぅ、やっと収まりました


皆さんはまだ辛そうです


では今のうちにケーキを頂きますか

もったいないですしね



さて

「皆さん大丈夫ですか?」


『なんとか~』


「では質問とかの前に、ここにいる面子で

ラノベとの違いを検証しますか

なんせあくまで一般知識的な事しか

わからないですし」


『そうだな、おれ紙とペン貰ってくるわ』

『よろ~』


「俺たちの知識とこの世界の一般常識が

混じりあって混乱しているので

あえて言葉にしていこうと思うのでよろしく」


『はーい』


「基本的には剣と魔法のファンタジー世界である」


『はい』


「基本人が多いがエルフ、ドワーフも含め

人間と呼ばれている」


『はい』


「犬系、猫系、爬虫類系の幾つかの特徴を備えた

亜人と呼ばれる者達もいる」


『はい』


「幾つかの国に分かれており帝政又は王政である」


『はい』


「人なら13~15才で成人として扱われる」

『やっぱエルフは遅いのね』

『逆に獣人は早いね』


「誤差は有るけど種族で決まる、かな?」


『はい』


「野生の動物や猛獣もいて魔核を持ち

魔法や特殊能力を持つものを魔獣と呼ぶ」


『はい』


「人間及び亜人にも魔核はあり

能力差はあるが魔法の使用ができる」


『はい』


「貨幣経済で金本位制である」


『はい』


「貨幣は白金、金銀銅、鉄でそれぞれ板状の物、

円形の大きい物、標準の物がある」


『はい』


「ここまでは普通にラノベのファンタジー世界

って感じなんだがな~」


『そうなんですよね~』


「まずは、転移もの必須事項である言語は」


『問題なし』『読めるし書けるな』

『なんか漢字をローマ数字的にに変換?』

文字の全体や部首が的に四角くて記号的な文字ですね


『感覚的には四角いカタカナ?』

おぉ、確かにそうですね


「異世界言語は問題無さそうですのし

次行きますか」


「一番大きいのはステータス表示なんて

便利なものはないて事ですね」


『意外といえば意外、当たり前と言えば当たり前』


「つまりは、ゲーム的じゃ無いって事でしょう」


『どゆこと?』


「ナイフが5㎝体に刺さるという事象は

ゲームの中ならある程度の範囲を持った

数値のダメージで、HP以下なら

特殊効果が無い限り死にませんが、

実際には特殊効果が無くても頭、喉、心臓などの

急所が刺されれば例えHPが1億でも

関係なく死ぬって事です」


『あぁ、確かに』


『ここはゲームじゃなくリアルって事か』


『知ってはいても怖いな』


「そうですね、復活の呪文もなし

祈ろうが、念じようが復活は出来ません」


『怖くなってきた』


それは死亡率8割の原因でしょうから怖いのは当然です


「リアルですから当然痛みも補正無しの100%です」


『うぁ~、や~め~て~』『それは無理』


『足小指タンスでも動けなくなる自信あるわ俺』


それは私も同じです


「これは、チートで痛覚補正が欲しいところですね」


これは要望としてメモっておきましょう


『『『『『『『『『『『『賛成!』』』』』』』』』』』』



「次に、鑑定チートですが、異世界常識で

無理なことが確定していますが」


『まぁ、見も知らない物の事を分かるって

実際の所あり得ないっしょ』


『無くても、植物知識や、武器知識みたいな

専門知識で補填できますしね』


『真贋も知識で判るようですし、

必須ではないですな』


『ラノベじゃその世界の知識が無いからこその

チートって事でござるな』


『チートじゃなくリアルだから

知識で判断しろって事ですかね』


「では、全ては無理でしょうからチートしたい分野で

各自選択するとしましょう」


『さんせ~』

これも一応メモしておきましょう



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