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この世界はなんてつまらない世界なんだ  作者: 折原さゆみ
第1章 こんな学校嫌だ
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3高校生活スタートしました②~校則が厳しすぎる~

 入学式が終わり、いよいよ高校生活が本格的に始まった。女子高生を見ても前世のように面白くはないが、仕方なく電車に乗って、学校にたどりつく。


 前世では校門前には生徒会長がいて、一人一人に声をかけていた。生徒会は異常に権力があり、時には先生の意見を無視して行動を起こすことがあった。授業を休んでも文句を言われているところを見たことがなかった。

 さて、この高校では生徒会に権力があるのだろうか。校門までの間に生徒会や生徒会長らしき人は見当たらなかった。


 その代わりに生徒指導の先生が校門前に立っていた。そして、女子生徒のスカートの長さをチェックしていた。どうやら校則でスカートの長さが決まっているらしい。何人かの生徒はスカートの長さが短いと怒られていた。


「別に短くてもいいと思うけどな。むしろ、短いほうが男子的には目の保養になって大歓迎だ。」


 飯島蓮人は、生徒指導の先生とそれに捕まっている女子生徒を見ながらつぶやいた。

 

 教室に入ると、やはり重苦しい色合いである。黒ばかりでさえない教室だ。つまらないが、これが飯島蓮人のいる世界である。もう、黒髪、黒目の集まるクラスに慣れるしかない。


 

 まだ授業は始まらなかった。今日はクラスの学級委員などの係り決めをした。学級委員長が決まってしまえば、あとはすぐに決まっていくだろう。残念ながら、クラスの誰もやりたがらないらしい。立候補する生徒は一人もいなかった。


 飯島蓮人もやりたくはなかった。とはいえ、学級委員長を決めなければいけないため、担任が適当に決めてしまった。面倒くさがりの先生で、クラスの名簿が一番早い男子が犠牲になってしまった。

 それ以外の委員会やクラスでの係りも適当に決められていった。どの生徒もやる気がなく、これまた先生が適当に決めていて、特に文句を言う生徒はいなかった。


 高校でも日直はあるようだ。彼はまた期待した。前世では男女が二人一組で日直を行い、男女の仲を深めあうきっかけとなっていた。

 中学では名簿順に行っていて、男子は男子同士、女子は女子同士で男女の仲を深めるどころではなかった。高校こそはと思っていたが、やはり予想は裏切られた。日直はどうやら一人で行うらしい。


 校則について生徒手帳が配られ、内容を確認させられた。特に制服については念入りに説明された。女子学生には特に念入りに説明していた。

 彼の高校は、女子はブレザーにスカートだった。紺色のブレザーに青いネクタイを締めることになっている。スカートも同じ紺色だった。男子も同じように紺のブレザーに青いネクタイ、紺色のズボンだった。

 

 どうやら校則が厳しいようだ。校則にはスカートの長さ、靴下の色、女子も男子もボタンは第一ボタンまでしっかり留めること、ブレザーもしっかり前ボタンを留めること、ネクタイはきちんとつけることなど様々な項目があった。

 身だしなみについてもたくさんの項目があった。髪色は黒で染めてはいけないこと、化粧、ピアスは禁止と書かれていた。。


 そして、驚いたことに身だしなみ検査が3か月に一回行われるようだ。制服の着こなし方や髪色などをチェックされる。もちろん、ピアスも化粧もしていないかもチェックするようだ。


 本当につまらない世界である。髪の色も日本人に多い黒に見事に統一されている。少しでも茶色いとすぐに指導が入る。化粧もピアスもばれると反省文を書かされる。


 

 それにしても、こんなに自由がない高校があるとは知らなかった。前世では髪色は自由だし、制服の着こなし方も自由で何より色が華やかだった。

 

 前世でも制服はブレザーだったが、着こなしは自由だった。しかし、今は制限されている。春はブレザー着用が必須で、夏は女子は半そでブラウス、男子も半そでのカッターシャツだ。冬はブレザーの中にカーディガンを着用してよいのだが、カーディガンのまま過ごしてはいけない。ブレザー着用は必須である。しかも、カーディガンの色は紺色か黒色のものと指定されている。


 基本ブレザー姿でつまらない。ブレザーでもカーディガンでもブラウス一枚でも制服ならいいではないかと思うが、違うらしい。みんな同じ制服過ぎて、もはや監獄にいるような気分である。もっと自由でいいのではないかと彼は思ったが、校則として決められているのでそれに従うほかなかった。

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