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接触 (Azusa -3)

次回の体育の時間は翌週で、土日の間に私は和田君を可愛がるためのあらゆる手段を考えておいた。


体育の前の休憩時間、更衣室ではなくトイレでこっそり着替えた。


そんな短期間で胸が大きくなるはずはなく、ぺったんこのままなのに、不必要なブラジャーを付けて、パッドも入れておいた。


そしてみんなと同じように列に並んで授業開始を待っていた。


梓「和田君、今日も私と一緒にするよね?」


和「なんでだよ」


梓「嫌なの?」


和「嫌じゃないけど、嫌だ」


梓「何が?」


和「・・・」


そして私はむやみやたらと和田君に体をすりよせた。


胸を肘にくっつけたりもした。


和田君は初めは抵抗していたけど、すぐに諦めた。





そして、次の授業。みんながグループを組みだした。


梓「和田君?」


和「うん」


もはや一蓮托生だった。


次にダンスを踊る場面になると、和田君は目線は手本の先生二人(どちらも女)に向けながら、腕を伸ばした状態で、私と横並びになった。


それで先生が「さあ、じゃあ皆さんもやってみましょう」とかなんとか言うと、さりげなく肘を曲げて私に触れた。


その時私は、(もうこの人は私の思うままにできる)と確信した。


そして私たちは完全に共犯者になった。


先生の目をかいくぐってお互いの体に触れあおうとする。


状況的には、私たちは出席番号のおかげで生徒の中では一番後ろにいるから、他の生徒にこの秘密の動作が気づかれる心配はない。


問題は生徒のダンスを熱心に指導する先生だ。


一人の先生が前に立って生徒全体を見渡しており、もう一人が生徒の間を巡回し、下手な子がいたら教えたりしている。


だから見渡す方にばれないために動作はあくまでダンスに見えるようにする。


巡回する方が近づいてきたら、規定通りのダンスに専念する。


これが私たちが暗黙のうちに作り出したルールだ。


そしてまず彼が半歩だけ接近してくる。


私が少し距離をとると、彼は半歩だけ下がって自然を装う。


私が近づくとたじろくけど、逃げはしない。


そしてダンスの自然な流れで、二人の位置が左右逆転するときには、私の後ろを通る彼の腕がお尻に当たったりする。






私たちは小学生にして、お互いに触れ合い撫で合う愉悦を知ってしまったのだ。


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