【60秒で一気読み! キャラクター小噺】 〜もしも、こんな○○がいたら
【60秒で一気読み! キャラクター小噺】 〜もしも、こんな相手のチアリーダーのせいで力が発揮できないアメフト選手たちがいたら
【相手チームのチアガールが気になって気になって仕方ない⁈】
ー スポーツマンたるもの、真の戦うべき相手とは ー
全国に名を成した強豪アメフトチーム。
だが、この日は鍛えられた精鋭達の動きがどうも鈍い。
大事な場面でミスが連発、いまひとつ集中を欠いているのだ。
ハーフタイム、控室で監督がロッカーを殴りながら怒鳴り散らした。
「douしたんだyou達! 理由を言え、理由を。ヤル気無いのか⁈」
選手達は力の抜けた顔を見合わせ、汗まじりのため息をついた。
グランドでは相手チームのチアリーダーたちによるハーフタイムショウーが行われていた。
だが、観客たちのリアクションは微妙だ。
それもそのはず、チアリーダーたちは皆ブサイク。掛け声は微妙にズレてるし、組み体操やるとグラグラと揺れ潰れてしまう。みんな頑張ってはいるがヘタなのだ。
味方であるはずのアメフト選手たちも目を合わそうとしない。
「力抜けるんだよ、アレみてると」
「頼む、もう応援はいいから帰ってくれ」
さあ、後半が始まる。
まだ、後半が残ってる。彼女たちも残ってる。