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プロローグ(番外編)
小神は小さく息を吐いた。前々から噂は聞いていたが、ここの吹奏楽はこんなに下手だとは思いもしなかった。小神はいちおうトランペットを周囲のすすめから学んでいて、ことしで4年ほどになると思う。そのせいかクラシック音楽に触れる機会も多くなり、自然とクラシック音楽が好きになっていった。そのおかげで小神は音楽の上手い下手を聞き分けれることになり、そこでこれが聞き分けられるということになっている。すると、隣りにいる和斗が話しかけてきた。ちなみに、和斗とは幼なじみの関係がある。