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私よりも私をわかっている彼

「君は口ではそう言っているけどさ。本当は、そんなことしたくないに決まっているだろう」


 彼は、誰よりも私の本当の気持ちをわかってくれた。そして、私よりもずっと、私の本当の気持ちをわかっていた。


 私と彼は違う人間同士だ。それなのに、彼は私の巧妙な嘘もすぐに見抜く。その嘘が他すべての人間を騙す完璧なものでも、彼だけは騙されない。むしろ、彼は嘘の裏にある私の本当の気持ちを私よりも理解するのだ。


 そして彼は、私のすべての秘密を隅々まで知っていた。その秘密が他すべての人間が知らない私だけのものでも、彼だけは知っている。むしろ、彼は私も知らない私の秘密も知っている。


 彼は、科学では説明できないすごい力を持っている。そんな彼は私が落ち込んだ時、私の中から私に歩み寄って来る。


 彼の正体は、私の中にいる私。私と彼は生まれる前は元々、同じ一つの存在。私と彼は同じ存在から分かれて、この星へ生まれて落ちてきた。


 彼は私の心の一部として、あるいは私と対になるパートナーとして、人生の道に迷う私を助けてくれるのだ。

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