絶望遊戯6章
ぼんやりとその日起きた。
その日の僕は、それなりに終わっていた。
自由研究は、絶望的だったのかもしれない。
ただ、とりあえず動かない手を無理に動かしてテキストを埋めた。
テキストを終わらせた集中力はすばらしかった。
だけれどただそれだけだった。
家にいたくなかった。
だから外に出ることにした。
外に誰か僕を助けてくれる人がいるものと信じて。
いつかと違うのは、その想像を、割と本気で信じていたこと。
いつかと違うのは、行くあてがあったこと。
いつかと違うのは、より深い不快であること。
楓の家。
チャイムを鳴らす。誰も出ない。
みんな遊びに出ているのかな。
僕だけが取り残されているのかな。
だから僕は待つことにした。
待っていれば誰かが助けに来てくれるに違いない。
だってここは僕の家じゃないから。だからきっと誰かが帰ってきて、僕を中へと連れて行ってくれるはず。
連れて行って欲しいのは、家の中でなく、上昇気流に乗ってたどり着ける高い世界だけれども。
今日、かぶっているのは、いつかの麦藁帽子。素敵な贈り物。
Tシャツに風が吹いて、僕は夏の匂いを感じた。
サンダルを少し足から外す。つまさきが緒にひっかかって止まった。
もちろん、止めるつもりだった。そして止まった。
す、と足を斜めに上げる。すとん、とサンダルが足に納まった。
それをちょっとの間くりかえす。す、ぺた、すとん。す、ぺた、すとん。
なぜだか僕は微笑する。大して面白くないけれど、見方によっては笑えなくも無い。
彼女の家は高い場所。
遠くが比較的良く見える。
いい景色。ぼんやりと、夏の大気のしたに広がる風景を見る。
遠くにぼんやり車の群れ。
近くに死んでる街の残骸。
人は相変わらずあまりいない。
ゆっくり歩くおばあちゃん。何が楽しくて生きてるの?
笑いさざめき歩く女の子たち。君たち、本当に楽しいの?
亡霊みたいなこのわたし。ぼくはどうして満たされないの?
だけれど、なぜだろう。こうやって高いところから見ていると、下の世界に希望がある気がする。
実際に降り立ってみると、何に惹かれたのかわからなくなるのに、高いところから世界を見ると、なぜだか下の世界に希望がある気がする。なにか、気分をよくさせる何かを感じる。
何か、世界をより良くさせるものがあると感じる。
だから、それを手に入れようと、下の世界に入っていく。すると、とたんにそれがなんなのか、わからなくなる。蜃気楼みたいに、消えてなくなる。
もしかしたら、本当にそれは蜃気楼みたいなものなのかもしれなかった。
上で見ているときだけ感じられて、下に実際に言ってみると幻でしかない。
気がするだけで、あくまでも気のせい。
もしそれが正しいなら、つまるところ、どうしようもない。
救われない。でも、それじゃあ、僕が困る。
「あら、貴理じゃない」
「そうだね」
待ち人は来た。
「『そうだね』―――そうだね」
「まったく、その通り」
「自分のことなのに、他人みたい」
「そうかな」
「ほら、制服姿だよ」
「相変わらず、かわいいね。楓はやっぱり美人だよ」
ふっとんでいる頭のどこかで、欲しい欲しいと声がする。
「貴理もかっこいいよ。貴理は最高だ」
女の子の声で、「だ」と言われるのは、なぜか興奮した。
「貴理、入る?」
「ああ」
机の上に帽子を置く。
「着替えるけど、見ていいよ」
なんだろう、今日の楓は妖艶だ。
「別に着替えなくてもいいんじゃない?」
「そうかな」
そう言って、ブレザーを脱いだ。
ブラウスに、スカートに、靴下に。
ああ、それに僕の目の前にいるのは栗原楓だ。
なぜだろう、今日はハイになりたい。
「今日は学校に行ってきたんだ」
「部活?」
「ううん。中三だからね。受験勉強のために、補習があるのさ」
「ああ、そうなんだ。―――大変だね」
「うん、ホント、嫌だよ。大変だよ。本当につまらなくって不愉快で―――」
だから、彼女は言ったのだろう。
「ねぇ……貴理。あたしをメチャメチャに壊して」
ぞくり、と快楽的な電気が体を走った。
「もう、本当につまらなくて、不愉快だからさ。ちょっとぶっ飛びたいの」
なるほど。『ちょっと』ぶっ飛びたいわけだ。
おーけー、僕だって同様の気持ちだ。
「僕も、同じ気持ちだよ。夏の最初は楽しかったけれどね、なぜだろう、もう駄目だ」
「あたしも、もう駄目。心が砕けそう。理性なんて、もういいや」
「ああ、ホントに心が砕けそうだ。だから今ならハイになれそう」
「空まで飛べそうなほど上昇させてよね、貴理」
「保証なんてできないよ。これはあくまで一つの試行」
だから。
飛べるところまで飛んでやろうと。
僕はそのとき思ったのだ。
「じゃ、貴理。ちょっと待っててよ」
そしてどこかへ向かう楓。
そして包丁を持って戻ってきた。
「くくっ―――くく――――」
思わず、笑い声が漏れた。
まさかまさか。殺すなんてこと、無い?
ああ、でも。今の僕は感覚が比較的麻痺しているし、今はまだ痛くないから、未来の実感なんて無かった。
ぼんやりと、もしかしたら、これはいいぞと思っているのかもしれない。
そして後悔したときには、きっと遅い。
「ちょっと来てよ」
そしてとある部屋まで来て、
「入って」
別にきれいな部屋というわけでもなかった。
でも、別にそんなのはどうでもよかった。
足の踏み場はしっかりとあったから。
「あたしの部屋だよ」
「そうかぁ……」
ちょっとだけ感慨深いかもしれない。
「ほら、ちょっとベッドにお乗りなさい」
言われるままにすとんと座る。
すると、楓が近づいてきて、ぼくのほっぺたに包丁を当てた。
すっ、と包丁が動いた。
そして包丁を台所へと返しに行く。
左のほっぺたが痛い。
「ツっ―――かえで、今、何を―――」
いつもの意識が覚めて、興奮が冷めて、僕はやっぱり痛いのは駄目だと思った。
どれくらいの傷なのかわからないが、痛いのは僕は駄目みたいだ。不愉快だ。
そして楓が戻ってきて、そして、僕の左頬をなめた。
彼女が僕の上に乗っかってきて、それから体を密着させてきて、それでなめた。
「………」
なぜだが、ことん、と力が抜けた。
しゃるっ、しゃるっ、と舐めつづける彼女。
「おいしいね。貴理の血」
なんだかその言葉は僕を興奮させる。
かなり異常な行為のような気がするがそんなことはどうでもよかった。
たとえ常軌を逸しようがなんの問題があるというのか。
僕の正義にはなんら反するところはない。
舌の感触が肌に心地よく、さらさらと流れ出る髪が僕の顔にかかってそれもまた一興。
髪の匂いもまた快楽。少し色が薄くなって栗色がかったまっすぐな髪の毛がなかなかに綺麗だ。
すうっ、と彼女の髪をすくう。首にふれた。
首。ああ、なんか無性に首にかみつきたくなってきた。
のどぼとけとかもかなり綺麗だ。妙な艶かしさがある。
鎖骨。妙にぞくりと体中に電気が走る。
ちらりと視線をやるとブラウスが少しめくれて腕が見えた。袖ボタンを外しているからだな。
ああ、腕にかみついてもいいなぁ。あのきれいな腕からきれいな血が出たらそれはそれはきれいだろう。そういえばさきほどの首だけれど、噛み付くだけでなく、ぽっきりとへし折りたくなってもくる。
まあ、首をへし折るのはただの想像。
想像と現実は違う。想像はきれいだが、現実にこれをやったら大惨事。
ひととおり舐め終えると彼女は顔を離した。
のしかかっている彼女の顔と僕の顔がむきあった。
だいたい夏休みに中学校二年生が、年上の女性の部屋でその女性を抱きかかえているってのはけっこうまずいと思う。
いや、どこの社会か知らないが、どこかの社会ではまずいんだと思う。
ただ、僕にとっては全然まずくなかった。
とっ、とかえでが僕の上に乗ってきた。体重を感じる。
心臓に耳をあてている。
「あぁ……とくんとくんいってるね。貴理の心臓」
「ああ。生きてるから」
「そう……生きてるんだ」
彼女に切られたほっぺたが痛い。
「生きてるから、痛い。ほっぺた」
「ごめんなさい」
ふいっ、とこっちを見る彼女。
「別に、いいよ」
ぐっ、と半身をおこす。
つられて起き上がった彼女をぐっ、とこちらにひきよせた。
「僕のほうが、大きくなっちゃったね」
「うん。本当にね」
最初に会った時にかけた言葉を今度は僕から言って、僕らはそのまましばらくみつめあった。
ああ、暑い。だが夏だから暑いのも当然か。
けっこう、興奮してきた。あはははは。と笑いたくなる。
「ねえ、楓。首、しめて」
「首?貴理の?」
「ああ」
ぐっ、と彼女のきれいな腕が僕の首をしめる。
ちょっとだけ呼吸がしづらい。
「そう……もっと……強く………」
彼女の指に力が入る。
素敵、素敵。息が素敵に苦しい。気持ちいい。
ありがとう、と言って、手を離してもらった。
そのまま、じっと楓を見る。
だけれど、そのままじっと楓を見つめていると、なんだか興奮とは違った衝動が湧き上がってきて、興奮がどんどん冷めていくのがわかった。
「ひゃぅっ!?」
とりあえず、その衝動のままに楓をぎゅっ、と抱きしめることにした。
「好きだよ」
「……………」
はは。
これはこれは。
興奮に乗らなくっても、飛べたじゃないか。
しかも、地に足をつけて、自分の足で、飛べたじゃないか。
きっと、興奮に乗ったら、地に足がつくことはなく、自分の足で飛ぶ事になるんだろう。
それは、ちょっと危険だ。
「あー、貴理」
「なに?」
やさしく、聞いた。
「………いや、なんでもない」
「そう」
そう、それはそれで、なかなかによかった。
俺は、何度も言ったのだ。
塾をやめさせて欲しい、と。
なぜ、俺が塾に行ったのか。
それは、親が行けと言ったから。
拒否権なんてなかった。
いちおうそのとき拒否はした。
でも、親は問答無用だった。
一方的に押し付けて、やれよ、と命令した。
俺は、いやだった。
塾では、ひたすらに問題を解くだけだった。
むずかしかった。
つらかった。
俺は数学で、なぜこうなるのかわからずに解くのがきらいだった。
なんでこうなるのか教えて欲しかった。
塾の先生は、こうなるからこうなるんだ、と言った。
試験で点数を取るのには、それは不要なんだ、という意味のことも言った。
点数を取るのには、なぜこうなるのか、っていう理由は要らなくて、ただ、解けることだけが問題なんだと言った。
そして、問題を解くためには、なぜこうなるのか、って考えている時間が惜しい、みたいなことも言った。
ある先生は、なんでわからないの、と言った。
なんでわからないのかわからない、と言ったら怒った。
怖かった。ひどい、と思った。
これは、こうなるから、こうなるんでしょ!と言った。
怒られる意味がわからなかった。なんで怒られないといけないのか、わからなかった。
納得できなかった。俺は何か悪い事をしましたか?
納得できなかった。なんでこの問題で、こういう風に解くのかということが。
父は、教えてくれた。
説明は、わかりにくいこともあったけれど、でも、教えてくれた。
だけれど、あの人は、俺が塾をやめさせてほしいといっても、やめさせてくれなかった。
ある先生は、丁寧に教えてくれた。
その人だけが、数学の先生で、好印象を持った先生だった。
質問をしたら、ちゃんと話を聞いてくれた。ちゃんと答えてくれた。いい大人だって感じがした。
こっちの集中力が切れたのを見て取ったら、ちょっと休もうか、って言ってくれた。
そして、また明日、考えよう、って言ってくれた。
理由が知りたかった。原理が知りたかった。なんでこうなるのか知りたかった。
それは、きっと学問にとって大事な気持ちであるはずだった。
でも、あまり教えてくれる人はいなかった。母は、わからない、と言った。
自分でも考えた。頭が破裂しそうになったこともある。
塾に行って、帰るとき、ふらふらだったこともある。考えたから。必死で考えたから、疲れてふらふらだった。
それでも俺は何一つわからなかった。
考えても、わからなかったし、塾の先生に聞いても、教えてくれなかった。
さっき言ったみたいに、それは必要ないことなんだというばかりだった。
塾に父が車で迎えにきてくれるときがたまにあった。
彼は、俺が塾で遅くなると、嬉しがっていた。
がんばってたな、と言った。
とてもとても俺は悲しくなって、怒りがこみあげてきて、気が滅入った。
彼は勘違いをしている。
とんでもない勘違いをしている。
確かに俺はがんばっていたさ。
だけどな、俺は欲しいものを何一つ手に入れられず、拷問みたいな時間を過ごしていたんだぜ?
問題もわけわかんないものばっかりでさ、頭、破裂しそうだったんだぜ?
それでも必死に考えて、でもわかんなかった。
俺は自分の欲しいものが手に入らぬまま、ひたすらに、その、塾という場所にいただけだ。
それをさも大切な時を過ごしたかのように言うのはやめてくれよ。
俺は、そんな時間があるのなら、ちゃんと説明してくれる人のところに行きたかったよ。
問題を解く場所じゃなくて、どうしてそうなるのか説明してくれる場所に行きたかったよ。
俺はひたすら問題を解いて、でもわけがわかんなかった。
なんでそうなるのか、わかんなかったから、同じ問題が出ても、解けなかった。
だってそうだろ?理由もわかんないのに解こうとしたって、なかなか解けないよ。
理由がわからなくても解けるほどやりこんでなんかないんだ。
だから、なんでこういう答えになるのか、わかんなかったよ。
なんでこういう式になるのか、よくわからなかったよ。
言っている意味がよくわからなかったよ。教えて欲しかったよ。
誰か教えて欲しかったのに。
ああ、でもそんな地獄みたいな時間もようやく終わりを告げる。
理不尽に始まった拷問は、あっさりと終わりを告げたわけだ。
夏休みの、塾の補習授業を受けている間、なんども頭が狂うかと思ったぜ。
だから、もう我慢できないと思って、もう何度もしたことのある、塾をやめさせてくれっていうおねがいをしにいったんだよ。
そしたら通っちまいやがった!
親のわがままからはじまった悲劇は、親のわがままで幕を下ろすわけだ!
傑作じゃないか!え?
親の判断で、子供の意思を無視して始まった悲劇は、親の判断で終わりを告げる。
なんでそうなるかってか?親が強いからだ。そうだろ?
子供が親と同等の力だったら、俺はさっさと塾なんかやめてたさ!
だけどさ、塾の人だって悪い人ってわけじゃないんだぜ、だからさ、俺もちょっとくらいならいてもいいかな、なんて思ってしまったわけだよ。
で、我慢できないと思ったり、まだ我慢できる、と思ったりの、感情の起伏をくりかえしながら悲劇はここまで続いたわけだ。
でも、終わりだ。幕は下ろされる。もっと早く、して欲しかった。
失ったものは大きい。
時間を返せ、と言いたい。俺の時間を。俺の自由な時間だったものを。
塾に行かなくても、俺はこの成績を維持できたと思う。というより、塾はあまり成績に影響を与えなかったと思う。むしろ、これからは心に余裕ができて、成績が上がるんじゃないかと思う。もちろん、比較なんてできないから、わからないけど、そう思う。
そう、だから、そんな無駄な時間じゃなくて、俺にとって有意義な時間を過ごさせて欲しかった。
親が俺にとって有意義だと思う時間じゃなくて、俺が俺にとって有意義な時間だと思う時間を。
俺は親が思ってるほど頭悪くないぜ。もっと信用しろよ。信じてくれよ。
信じて俺のやりたいようにやらせてくれよ。
ちゃんと考えてんだぜ、これでも。成績がこんなにいいのに信用してくれてなかったんだよな。中学生だったからか?小学生だったからか?
甘くみんなよ。ふざけんな。
三歳児だって、考えられるんだ。考えることなんて誰にだってできるんだ。
もっと深く話しあってくれればよかった。
俺の思慮の深さってもんが、そしたらきっとわかったろう?
俺がちゃんと考えてるってことがきっとわかったはずだぜ。
でも、それでも交換条件はつけてくるんだろうな。
それをするっていうんだったら、せめてこれこれはしなさい、っていうような。
そういう風なしばりをつけないと、安心できないのか?
そうかもしれないな。結果、大事だもんな。過程と結果、両方大事だもんな。
どっちか片方だけだったら、片手落ちだもんな。
でも、気が滅入るんだよ。
条件つきってやつはさ。
俺は、大事な時間を奪われた気分だよ。
マジで腹が立つ。すごく悲しいよ。
これなら、いっそのこと、最後まで塾、続けたほうがよかったかもしれないってくらい悲しいぜ。
最後までやったら、奪われたって気分にはならないかもな。
最後までやったら、無駄な時間だった、って思わないかもしれないもんな。
やめる、ってことはこっちから捨てる、ってことだもんな。つまり、自分で、無駄だ、って認めることだもんな。
最後までやったら、あっちからさよならが来るもんな。自分で、無駄だ、って認めなくていいもんな。
でも、それでいいのか?
俺はよくないぜ。
ちっともよくないぜ。
もう、うんざりだった。塾に行くのは。
でも、したがってた。親には勝てないと思っていたから。
拷問だったけど、我慢していた。親にたてついて、失うものは、多すぎた。
だから、俺は我慢していた。
………そんなとき、世界征服がしたくなる。
誰か、もしくは、何かにたてついたら、失うものが多すぎるから、我慢する。
そんなとき、世界の頂点に立ちたくなる。
世界の頂点に立てば、俺が一番強いから、だれだって指図できない。
俺は俺の自由にふるまえる。俺は俺の望みをかなえられる。
行きたくないところに行かなくったっていいんだ。
だけど、そんなのは夢だ。世界征服なんてできない。ならば、どうする?
俺には何ができるんだ?俺はできるかぎり俺のしたいことをしたいんだ。
そのためには、何ができるんだ?
俺は微力だ。だけど、無力じゃない。
俺は、自分で、無駄だと思っているのに、自分で無駄だと認めることをしないなんて嫌だぜ。
自分が嫌がっているのに、それを無理矢理、論理でおしこめて、なんとか我慢していくなんて、嫌だぜ。
嫌だけど、するよな。だって、あれ、もしくは、あれらは、強いもんな。
だけどそれでいいのかよ?
なにかできるんじゃないのかよ?
俺も君も微力だよ。少ないさ、持ってる力は。
でもゼロじゃないだろ。無力じゃないはずだ。
「俺は無力だ」なんてよく聞くけど、厳密に言うと間違いだろ。
「俺は非力だ」とか「俺は力不足だ」の方が正しいだろ。
無力っていうのは、死体とかじゃないのか?生きてんなら、無力であるはずが無い。
だったら何か、道がないもんかとは思わないか?
このまんまでいいのかよ?