第3話 キングと対面
「こんなところにいるのか……?」
「……からん………しゃべっちゃダメだよ。ここは私がなんとかやり過ごすから」
コンコン
すばるが覚悟を決めたようにドアをノックした
「失礼します。新隊員の件で話があります」
「………」
からんは無言、だったがキングと呼ばれているものにはどうでもよかったらしく
「あ、いらっしゃ〜い!さっすがすばるっち、まさか隊員にするなんて思いもしなかったよ」
と言っているのは、第1話を読んでいたらわかると思うが
………10歳くらいの、男の子だった。
「どうも、キング……今回は」
「うん。承認でしょ?……予備学校行ってないから言われるかもしれないけど
まぁいいよ。承認する」
「「…………」」
「あれ?どうしたの2人とも」
あまりの軽さに声も出ないのか、固まっている2人
「じゃあ部隊配属もカンタリオでいいよね」
「あれ。いいんですか?戦力の均一は」
「あー……すばるっちは知らないんだっけ
さっきのレベル5の襲撃で、カンタリオが2人死んじゃったらしいから」
残念そうに言うキング。むしろ涙目になっている気がしないでもない
「今度から強化が必要だよね!だからさっきから強化の提案書みたいなのつく言ってるんだ、誰も………死なないように」
「誰も死なせないで、守るなんて不可能だ」
「ちょっ……からん!」
「死んでもいいから入ったんだろ?そういう風に言うのは失礼だと思わないのか?」
仕組みなんて分かってないのに強気にいうからん君
「でもさ、死んじゃうと戦力の均一があるから面倒だし、
……考えるのオレだし、めんどくさいし…何かオレが悪いみたいになって文句言われるし」
さっきの態度はどこへやら……どうやらめんどくさかったからだけらしい
というかここからものすごく続きます。あれだね、以下エンドレス
「戦力の均一?」
「部隊格差がないように、どの部隊でも戦力は同じにするんだよ。それがここの流儀♪」
へーと言っているからん君。わかってんのかね
ふっと、部屋の奥に、小さな子供がいるのに気がついた。
にっこりと笑っているとても可愛らしい子供
ここまでなら、だれでも納得できる……だが
――――その子供は、透けていた
「!!?」
驚きまくってるからん君。まぁ透けてるんだから当たり前だよね
「?どうしたの。からんそんなに驚いて」
「あ、あそこ……!!」
そう言って指差した。
「あ!春、透けてる透けてる」
『……あ。ほんとです〜。』
すると、透けていない普通の子供?に戻った。
まぁ、透けてないのは普通だけれども
「な、何だ!何だあれ!」
「お、落ち着けからん。あれは―――」
「春!やっぱり不思議でしょ〜ここに入るんだってさ」
『よかったねキング』
「あれは、春って言って……キングの能力を具現化したやつ」
「能力?」
「からんも見たんでしょ?あの……人間業とは思えないあの超能力みたいなの」
「………まぁな」
「あ、また見る?」
「止めておく」
そんなこんなで、キングとのご対面は終了
そして、次に行くところは
「次は幹部と顔合わせだね〜……ていうかからん!しゃべるなっていったのにしゃべったじゃん!」
「そういえばそんなこと言っていたな…」
「まぁいいけど……
じゃあ始めは〜……強敵レイ君から行くか」
作「いや〜ここまでの道のりは長かったね」
か「まだ3話しかやってないだろ」
作「そうかもね……レイ君のキャラはちょっと変わってる?的な感じです!次の話をお楽しみに」
か「勝手に終わらせるんじゃんじゃない!」