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お互いの気持ちがすれ違わないように......。

作者: 七瀬

僕たちは、お互いの気持ちがすれ違わないように...。

ふたりで、決めている事がある。


先ず1つ目に、、、。


お互いどんなに忙しくても、連絡はこまめに取り合う。

どんなことでもいい、挨拶から一日の思った事や考えている事や起きた事

何でもいいから! 二人の心の溝をつくらないようにする事!!!


二つ目は、、、。


会える時は、出来るだけ会う時間をお互いに取る事!


お互いの仕事で、忙しいからと言う理由で会わないというのはやめよう!

一緒にいる時間を大切にする事!!!


三つ目は、、、。


お互いを尊重して、足りないところは補い合う事!

どちらかが悩み事があるなら、、、ちゃんと聞いて真剣に考える事!

二人の事は、ふたりで考える!



僕の名前は 『坂本 直孝』 32歳、コンビニの店長をしている。

彼女の名前は 『小澤 こむぎ』26歳、化粧品販売の仕事をしている。



僕たちは、ふたりで決めたルールのおかげでうまくいっている。

もちろん、小さな喧嘩をする事はあるけど......?


大きな喧嘩に発展することはなかった。

なんでも、お互いの事を話すからだろう。


【ここまでは......】



実は、、、もう1つルールがあった。


【お互いどんなことでも、嘘をつかない事!】


これは相当、僕たちにとって難しいことでもあった。

どんな小さなことでも嘘をつかない!


『そりゃ~無理でしょ? しょうもない事で嘘をついてしまう事が多々あった

からだ!』


まぁ、彼女も想定内としてみていたんだろうけどね!



でも、、、僕はある事でやらかしてしまった!?


【彼女に嘘をついてしまった!】


はじめは、、、たいしたことじゃなかったのに......。

どんどん、深刻化してきた。


僕が女友達と二人で飲みに行く事になって......。

そこから、嫌な展開へ。



『坂本くん、相談したい事があるから? 飲みに行かない!?』

『ごめん。女の子と二人きりで飲みに行ったら? 彼女に怒られるよ!』

『じゃ~嘘をつけばいいじゃん! 大丈夫だよ~バレないって!!!』

『嘘も、僕たちの中でついちゃ~ダメなんだよ!』

『大丈夫だって! 絶対にバレないから~それに真剣に相談に乗ってほしいの!

お願い!! 付き合ってよ~』

『わ.わかったよ。』

『本当に! 坂本くんありがとう!』



僕は彼女に嘘をついた。


『ごめんね! 今日は、男友達と飲みに行って来るよ~!』

『そうなんだ! わかった、早く家に帰りなよ~』

『ううん。』


彼女は優しく僕に言ってくれたのに......。



次の日、僕の嘘は彼女にバレてしまった!?


【でも、、、? 何故、バレたのかな? あの子か...!?】


僕は、一緒に飲みに行った女の子に聞いた。


『何故か? 君と二人で飲みに行った事、、、彼女にバレている!? 

彼女に、君が話したの!?』

『ごめんね! 坂本くん、実は私、坂本くんの彼女のこむぎと友達なんだ~!

坂本くんを試してほしいって! こむぎに頼まれて、、、本当にごめん!!!』

『そ.そんな、、、!?』



僕は、まんまと引っかかった。

この件で、僕たちは距離を置くことになった。

それに、、、彼女にもお灸をすえられる。


『まさかだったけど...? 直孝が嘘をついてまで、私の友達と二人きりで

飲みに行くとは思わなかった...。』

『ごめんね、相談があると言われて、、、こむぎに嘘をついて飲みに行って

本当に、ごめん!!!』

『取りあえずは、、、距離を置いて、そこからちゃんと考えるよ!』

『ううん』


...その時の僕は、それ以上は何も言えなかった。



あれから、1か月が過ぎたころ。


彼女のこむぎから僕に連絡があった。


『久しぶりだねぇ~直孝!』

『ううん、こむぎは元気だった??』

『まあまあだよ!』

『そっか!』

『直孝は、元気だった??』

『僕は、、、こむぎに会えなくて寂しかったよ!』

『実は、、、私も...。』

『ホントに、、、!?』

『うん。』

『......』

『あのさ~直孝! 私たち、ヨリ戻そうか?』

『えぇ!? 許してくれるの??』

『反省してるでしょ?』

『もちろんだよ!』

『じゃ、いいか!』

『うん。』



そんなこんなで、、、僕たちは元の鞘に収まった。

今度こそ! もう嘘はつかないようにしよう!



最後までお読みいただきありがとうございます。

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