お互いの気持ちがすれ違わないように......。
僕たちは、お互いの気持ちがすれ違わないように...。
ふたりで、決めている事がある。
先ず1つ目に、、、。
お互いどんなに忙しくても、連絡はこまめに取り合う。
どんなことでもいい、挨拶から一日の思った事や考えている事や起きた事
何でもいいから! 二人の心の溝をつくらないようにする事!!!
二つ目は、、、。
会える時は、出来るだけ会う時間をお互いに取る事!
お互いの仕事で、忙しいからと言う理由で会わないというのはやめよう!
一緒にいる時間を大切にする事!!!
三つ目は、、、。
お互いを尊重して、足りないところは補い合う事!
どちらかが悩み事があるなら、、、ちゃんと聞いて真剣に考える事!
二人の事は、ふたりで考える!
▽
僕の名前は 『坂本 直孝』 32歳、コンビニの店長をしている。
彼女の名前は 『小澤 こむぎ』26歳、化粧品販売の仕事をしている。
▼
僕たちは、ふたりで決めたルールのおかげでうまくいっている。
もちろん、小さな喧嘩をする事はあるけど......?
大きな喧嘩に発展することはなかった。
なんでも、お互いの事を話すからだろう。
【ここまでは......】
▽
実は、、、もう1つルールがあった。
【お互いどんなことでも、嘘をつかない事!】
これは相当、僕たちにとって難しいことでもあった。
どんな小さなことでも嘘をつかない!
『そりゃ~無理でしょ? しょうもない事で嘘をついてしまう事が多々あった
からだ!』
まぁ、彼女も想定内としてみていたんだろうけどね!
▼
でも、、、僕はある事でやらかしてしまった!?
【彼女に嘘をついてしまった!】
はじめは、、、たいしたことじゃなかったのに......。
どんどん、深刻化してきた。
僕が女友達と二人で飲みに行く事になって......。
そこから、嫌な展開へ。
▽
『坂本くん、相談したい事があるから? 飲みに行かない!?』
『ごめん。女の子と二人きりで飲みに行ったら? 彼女に怒られるよ!』
『じゃ~嘘をつけばいいじゃん! 大丈夫だよ~バレないって!!!』
『嘘も、僕たちの中でついちゃ~ダメなんだよ!』
『大丈夫だって! 絶対にバレないから~それに真剣に相談に乗ってほしいの!
お願い!! 付き合ってよ~』
『わ.わかったよ。』
『本当に! 坂本くんありがとう!』
▼
僕は彼女に嘘をついた。
『ごめんね! 今日は、男友達と飲みに行って来るよ~!』
『そうなんだ! わかった、早く家に帰りなよ~』
『ううん。』
彼女は優しく僕に言ってくれたのに......。
▽
次の日、僕の嘘は彼女にバレてしまった!?
【でも、、、? 何故、バレたのかな? あの子か...!?】
僕は、一緒に飲みに行った女の子に聞いた。
『何故か? 君と二人で飲みに行った事、、、彼女にバレている!?
彼女に、君が話したの!?』
『ごめんね! 坂本くん、実は私、坂本くんの彼女のこむぎと友達なんだ~!
坂本くんを試してほしいって! こむぎに頼まれて、、、本当にごめん!!!』
『そ.そんな、、、!?』
▼
僕は、まんまと引っかかった。
この件で、僕たちは距離を置くことになった。
それに、、、彼女にもお灸をすえられる。
『まさかだったけど...? 直孝が嘘をついてまで、私の友達と二人きりで
飲みに行くとは思わなかった...。』
『ごめんね、相談があると言われて、、、こむぎに嘘をついて飲みに行って
本当に、ごめん!!!』
『取りあえずは、、、距離を置いて、そこからちゃんと考えるよ!』
『ううん』
...その時の僕は、それ以上は何も言えなかった。
▽
あれから、1か月が過ぎたころ。
彼女のこむぎから僕に連絡があった。
『久しぶりだねぇ~直孝!』
『ううん、こむぎは元気だった??』
『まあまあだよ!』
『そっか!』
『直孝は、元気だった??』
『僕は、、、こむぎに会えなくて寂しかったよ!』
『実は、、、私も...。』
『ホントに、、、!?』
『うん。』
『......』
『あのさ~直孝! 私たち、ヨリ戻そうか?』
『えぇ!? 許してくれるの??』
『反省してるでしょ?』
『もちろんだよ!』
『じゃ、いいか!』
『うん。』
▼
そんなこんなで、、、僕たちは元の鞘に収まった。
今度こそ! もう嘘はつかないようにしよう!
最後までお読みいただきありがとうございます。