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第七話:ワルツ第七楽章

一般論ではあるが、精霊魔道は限りなく専門的な学問として扱われている。


例えて言うなら大学の研究と似たようなものだ。


庶民の生活にはなんら影響はきたさないが、ひとつ線を越えると海よりも深い知識が待っている。


・・・つまり、魔法のように便利な道具でもなければ生活の中でも使われることのないものということだ。


そんな学問でもある精霊魔道には二つのタイプがある。


一つは前にも言ったが、四大精霊によってある程度固められた精霊元素をコントラクターで持ってくることで様々な事象をおこす物。


二つ目は精霊元素が自我をもち、己を見出したもの固有精霊を自らの霊力で隷従させ、コントラクターを使い使役するもの。


もちろん前者が一般的であるし、たいていの場合はこっちを精霊魔道と呼ぶ。


しかし上に立つものたちは須らく皆後者を身につけている。


その間には雲泥・・・いや、それ以上の差があると言っても過言ではない。


日本海溝とオーロラくらいの差はあるだろう。


つまり何が言いたいのかと言うと、今俺がやってのけたことはそれぐらいすごいことなんだってことだ。



『随分と長い自慢でしたね』


「ちゃっかり解説を入れているあたりに狡猾さを感じます」


けっ!ちょっと俺がなんか言うと速攻で各方面からバッシングだよ。


「いいから!小林さん、『言霊』はあと何分持つ?」


言霊とは文字通り言葉に霊力を込めることだ。固有精霊クラスになると、霊力の微量な野生種なんかは止まれの一言で身動きができなくなるのだ。


その言霊を使って、精霊を消す霊子分解っていう上級の技もあるけど、それはめったに使えないのだ。


なぜかって?それにはふかーい理由と計算式がかかわってくるのだ。俺は知らなーい。


『中隊レヴェルなら下級種ですしどうにかなるんですけどね・・・大隊レヴェルの数ともなると、いくら私でも五分が限度ですよ』


まぁこの数を五分でも止められるってのはかなりすごいことだし。発音もなんかネイティブだし。


「わかった。じゃあ霊力供給をストップさせるよ。霊力は安定してるよね?」


『イエス。いつでもよろしいっですよ?』


「八雲さん!霊力を鉄甲から腕に供給します。手伝ってください!」




小林さんと言う天使が出てきたあたりから、なんだか、随分と現実離れなことになってきたような気がする(私もそう言う世界の住人なんだけど)。


「姫、これ以上いったい何をする気ですか?」


緊迫している空気はない。



「簡単ですよ。鉄甲に供給している霊力を一端『陰と陽』にバラして腕に絡めさせて・・・・ってまぁ、力を小林さんに送る感じです。」


いや、それが決して簡単じゃないことは私でもわかる。

霊力の分解に再結合だと!?そんな、専用の錬金核を使っても難しいことを簡単にできるものなの?


普通ならできない。だがこれは錬金術師としての常識だ。魔道精霊なら簡単なことなのかも・・・


「腕に霊力をシフトしたら、すぐにこの場を離れます。小林さんの邪魔になりますからね」


『危険ですからね。半径1キロ』


「残念!そんなに強い霊力はおくりませーん」


『・・・カッコつけたかっただけですよ』


黒髪の少年と金髪碧眼の有翼美男子・・・これが俗にいうBでLなパッション?


「さっさとむこうに戻ってよね。小林さんいるだけで霊力垂れ流してんだからさ」


『え?いやですよ。折角来たんですから。こちらの女性ともまだ・・・』


どっちかというと兄弟に近い?



小林さんに霊力を送る。


ジワリっと小林さんの六枚の羽が輝きを増す。


下の人たちに見られるのも厄介だし、ここは八雲さんの隠していた最終兵器の活躍ってことにしておきたい。


「広範囲かつ殲滅用でいこう。相手は野生の中でも下級だから、使用霊力は1090ニンフでいい?」


『派手に2000くらい行きましょうよ。そっちのほうがより細かく演出できますよ?』


「いやだね。小林さんいっつも俺がせっかく送った霊力をものすんごく無駄なことに使うから」


『私が?いつ?』


「はぁ?アルマダでペインスをつぶしたときのあの薔薇はなんだったのさ!俺がビームにしろっつったのにわざわざ花びら型にしてしかも散らしたりしてさ!無意味以外のなんだってのさ!」


『あのですね、私は天使ですよ?しかも上位の。そんな私がいきなりビームなんか出したら・・・なんでしたっけ?雅?そう、雅に欠けるでしょ?』


「姫、精霊さん、早くしてください。学園の危機を救うためにここにいるんでしょう?」


「あ、ああ、そうでしたね。じゃあ小林さん、1100でいくよ!」

『1800』

「1300!」

『1600。これ以下だと足りません』

「わかったわかった!1500!これでいいでしょ!」


『かしこまりました。では・・・・』




『天使びーーーーーーーーーっむ拡散型!』



不毛な争いが終わったかと思うと、一気に精霊の羽の輝きが増した。


1500ニンフの輝きだ。


ちなみに1ニンフとは魔道精霊の霊力単位で、私たちがつかうのは1フェア。10年前に1ニンフが10フェアで統一されている。


ちなみに500フェア、つまり50ニンフ以上の霊力保有者で錬金核を作動させることができる様になるといわれている。


1500ニンフって・・・私が測定した時の数値が700ニンフでセンセーが850ニンフだったから、軽くそれを上回っている。


大学部の錬金術専門の人でさらにその中でも特殊訓練を受けた人が1600だ。


あ、ありえない。



精霊の羽の輝きがさらに増す。どうやら供給霊力をすべて羽根に集めたようだ。

光が一瞬、パッと花咲くように舞い広がった。


ローブの長い袖から少しだけ見える右手の人差し指をすっと野生種に伸ばし・・・


羽から肩へ、そこからは爆発的に肘を経由して人差し指へと集まった。


するとどうだ。ローブの袖はめくりあがり、漏れ出ていた光は一つの球体へと形を変化させた。


『天使びーーーーーーーーーっむ拡散型!』



光が天から舞い降りる無数の雪のようにその手の先から舞い降り、その光の雪は結晶のごとき六角形を描く。




瞬間。


野生種に向かいその数多の結晶がやりへと形を変え、目にもとまらぬまさに光速で敵へと落ちた。


野生種へと落ちたのだと判断できたのは、その光の直撃を食らった多くの野生種が一瞬で爆ぜたからだった。


夢ではありえない熱風。


そして目を焼く金の光。


その光はまるで意志をもったかのように敵へ敵へと爆発を連鎖させていた。










・・・・・・にしても、途中の雪は必要のない演出だったのでは?




ヨシ「オ〜リ〜オ〜ンをみ〜るなら!」


ナナ「こ〜ゆ〜くらいにしやさんせ」


ヨシナナ「アウト?アウト?オリレッポ!」


ナナ「・・・だめね」


ヨシ「うん。だめだね」


ナナ「はぁ〜。っと!気分を入れ替えて!前回は主役陣に持ってかれたけど、早速始めるわよ!」


ヨシ「でもさぁ、すごーく久しぶりな感じしない?私自分のキャラを忘れてきてる気が・・・」


ナナ「ヨシ?そういうこと言ってると、名前が変わってたりするわよ」


ヨシ「なにそれ怖!だめでしょそれは!」


ナナ「そうならないためにも、レポートしていくのが私らの仕事!」


ヨシ「だね。んじゃーさっそく!フリップどん!」


ヨシ、巨大なフリップを取り出す


ナナ「久しぶりに見るわ。そのネタ」


ヨシ「いいでしょ〜?んじゃ〜早速」


ナナ「はじめますかい!」


ヨシ「今回は、主要キャラクターの名前の由来!一応、この小説の主要メンバーには、各惑星の名前がゆいてるんだって!」


ナナ「ま、よーするにRPGでいう顔つきのキャラってわけね」


ヨシ「そゆこと!んで、【太陽】が日乃【水星】がセンセー、【火星】がアネさんこと薫っちで、【木星】がマドカ、【地球】が会長だね!」


ナナ「あっまーい!ヨシ、そんなサーチじゃぁ〜あ?首飛ばされんよ!い〜か?よく聞け?【土星】がアリアって女の子で、【海王星】がカトレアさんっていう人だ!」


ヨシ「うっそ!そんなとこまで調べてたん!?ナナちょー暇ジャン!」


ナナ「まぁ370日あればこのくらい・・・ってんなこといわせんじゃないわよ!」


ヨシ「でも助かったよ〜。やっぱ私らは二人でひとつだね!」


ナナ「私は一人でも大丈夫なのよ!」


ヨシ「んー、でもさ、水・金・地・火・木・土・天・海・冥でいうならさ、まだ出てきてないのもいるってことだよね?」


ナナ「そーよ。もしかしたら私たちが!なーんてこともあるか・・・そーいや私フルネーム出てたんだった・・・」


ヨシ「へっへーん白鳥ナナコだもんね〜?私はまだ下の名前しかでてないんだな〜♪」


ナナ「うるさいわね!この御羊ヨシコが!」


ヨシ「ちょっと〜!何で出すのよ〜」


ナナ「私たちは二人でひとつ。じゃなかったの?」


ヨシ「出番のためならショーがないじゃない!」


ナナ「あんたね・・・・」



作者「えっと、こんな風になってます。まだ出てないキャラがたくさんいるので、きちんと出してあげたいな、とは思ってますよ!それでは次回で!」



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