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東方幻想郷  作者: ころかろ
第一章 「紅魔郷編」
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第五話 紅魔館の大魔法使い

ここはどんなことでも、全てを受け入れてくれる場所。 その名は「幻想郷」 この話はこの世界のどこかに存在する幻想郷でのお話。

霊夢と魔理沙はゆっくりと扉を押し開ける。


「やっと来ましたか。どれだけ待たせる気ですか?」


霊夢たちはその声がした方へ素早く視線を移す


そこには大きなフリルがついた服をきていて、月の髪飾りが特徴的な紫色の髪を持つ少女が立っていた。


「お前!観念するんだな!この私、霧雨魔理沙が来たからにはもう好きにはさせないぜ!」


「面倒くさいけどやるしかなさそうね…」


霊夢と魔理沙は戦闘態勢を整えると弾幕を発射した。


「境界『二重弾幕結界』!」


「恋符『マシンガンスパーク』!」


しかし、弾幕がパチュリーに当たる事はなかった。


「金符『メタルファティーグ』!」


そう唱えると金色の光球が渦を巻くように発射される。

しかも何重にも重なっていて、霊夢達は避けることに精一杯だった。


「さすが館の主、ここまでの連中を束ねてるだけのことはあるな!」


「魔理沙!チームワークよ!私がスペルカードを使って弾幕は引き受けるからあんたは攻撃して!」


「了解!」


この間にもどんどん攻撃は降り注いでくる。だが、霊夢は繊細な動きでそれを全てかわしていく。弾幕はなかなか倒れない霊夢の元に集中して飛んでいく。その隙を魔理沙は見逃さなかった。


「サンキュー霊夢!スペルカード発動「星符『ドラゴンメテオ』!」


この瞬間、パチュリーに向かってたくさんの魔法でできた隕石が飛んでくる。


「ぐっ…火符『アグニレイディアンス』!」


間一髪で回避をすることに成功したが、今ので隙ができてしまった。


「今度は私の番よ!スペルカード発動!夢符『封魔陣』!」


この速度でスペルカードを連続使用されると回避が間に合わない。

パチュリーは霊夢の攻撃をまともにくらってしまい、後ろにあった本棚に叩きつけられた。


「うぅ…なかなかやるわね…もっと本気でやった方がいいかしら!日&水符『ハイドロジェナスプロミネンス』」


「なっ二属性魔法!?」


「まだまだ!土&金符『エメラルドメガリス』!」


パチュリーの攻撃はさっきとは比べ物にならないほどに激しくなっていた。

二属性魔法に動きも素早くなっているため、霊夢達の攻撃も当たりづらくさっきと比べてかなり厳しい状況になっていた。


「金&水符『マーキュリポイズン』!火&土符『ラーヴァクロムレク』!」


「神技『八方鬼縛陣』!夢符『二重結界』!」


「霊夢、お前ずっと攻撃してるぞ…大丈夫か?休憩も大事だぜ?

一旦避けることに集中して、体力を回復しよう!」


「ダメ…すぐに倒さないとこの間にも赤い霧は広がり続けてるんだから…」


この時、パチュリーの攻撃が霊夢を襲った。


「日&月符『ロイヤルダイアモンドリング』!」


弾幕が流星のように尾を引きながら、リング状になって飛んでくる。

同時にパチュリーの周りにも光の壁ができ、霊夢達の攻撃が弾かれるようになってしまった。


「最後の攻撃よ!スペルカード発動!火水木金土符『賢者の石』!」


「ご、五属性魔法!?こんなのみたことないぜ!」


「まずい…魔理沙!あんたはこの光のガードを破って!」


「了解!トドメは任せたぜ!スペルカード発動!恋符『マスタースパーク』!」


「負けないわよ!」


パチュリーも魔理沙の大きなレーザーに飲み込まれないように、必死に魔法を弾いている。

しかし、弾幕を回避して、体力を温存していた魔理沙の方が強かった。

パチュリーの光のバリアは大きな音と共に破壊された。


「霊夢!今だ!」


「あんたにプレゼントよ!神霊『夢想封印 瞬』!」


パチュリーにスペルカードを防ぐ方法はもうなかった。

しばらくするとパチュリーは大図書室の床に寝かされていた。


「どういうこと…?」


「どうもこうも、私たちがあんたを倒して話をするためにわざわざ応急処置までしてやってんじゃない。

あなた確かパチュリーとか言ってたわね。

改めて言うけど、館の主なんだったらさっさとこの異変を止めなさいよ!」


そう言うと少しパチュリーは驚いたように言った。


「館の主って何?というか、なんで私の名前を知っているの?まだ教えてないし、小悪魔には情報を漏らさないよう言っておいたはずだけど...」


「小悪魔?ああ、あいつのことね。全然ペラペラと喋ってくれたわよ」


その頃、小悪魔は庭で散歩をしていたが、

なんだか寒気がしたので、パチュリーの部屋でゴロゴロしようと館の中へ入っていった。


「え?小悪魔が私の情報を?」


「ああ!どんな能力を持っているかとか、どういうところがかわいいとか、困ってるとか、いろいろ言ってたな~」


パチュリーの顔が一気に赤くなる。


「ねぇ、そこの魔法使い?小悪魔は本当に私のことをかわいいって話してたの?」


「ん?え~っと...うん、まぁ話してたぜ!」


その時、部屋の扉が勢いよく開かれた。


「パチュリー様~!ちょっと休憩しま...すね...」


「小悪魔...あなた、いい加減にしなさいよ!」


小悪魔の回りに無数の魔方陣が現れる。


「え!?え!?え!?ちょっなんで~~~」


その時一つ一つの魔方陣から小悪魔めがけて大きなレーザーが発射された。


「うっ...うそつき...」


そう言い残すと小悪魔は力なく床に倒れこんだ。


「あの子…ほんっと余計なことしか話さないわね…」


「私たちはあいつのおかげで敵の可愛いところを知れて楽しかったけどな。」


魔理沙は冗談半分で言ったのだが、どうやらパチュリーは本気にしたようで、

小声で「…やめてください」と言っていた。


「それで、本題に入るけど、この赤い霧の異変。紅魔館の主人であるあんたの仕業なんでしょ。

さっさと消しなさいよ。やっと戦闘が終わって私たちも疲れてんのよ。早く家に帰ってゴロゴロしたいの!」


「何言ってるの?私は紅魔館の主人じゃないわよ」


「は?」


「紅魔館の主はレミリアでしょ。そんなことも知らずにここに入ってきたの?」


「あれ?でも小悪魔が言うには紅魔館の主はパチュリーだって言ってたんだが…」


「全然違うわよ。私は紅魔館の本当の主、レミリア・スカーレットの昔からの友達よ!」


「そのレミリアってのは誰なのよ?」


「私がそれを言う義務はないわ。」


「私が説明しましょう!レミリア・スカーレットお嬢様は500年以上生きている吸血鬼で運命を操る能力を持っているんですよ!背がちょっとちっちゃくて、子供みたいで可愛いんですよ〜」


そばで話を聞いていた小悪魔が口を挟んだ。


「つまり…小悪魔は嘘をついていたってことか…」


「えっと…子供みたいって言ってるけど、一応紅魔館の主なんだよな?…」


「あっ…」


ふと見るとパチュリーが顔を真っ赤にしていた。おそらく、今度は羞恥からではなく怒りから…

この時点で自分以外の3人とも自分に怒っていることを察した小悪魔は逃げ出そうとするのだがもう遅い。


「おまえだけは絶対に許さないぞ!」


「あんただけは絶対に許さない!」


「あなただけは絶対に許しません!」


見事に3対1でボッコボコにされていたのはまた別のお話…


第六話に続く

どうもころかろです!

第四話のちょっと真面目シーンがあったので、今回はボケ要素多めな感じにしました。(パチュリーかわいい...)

ついに、ラスボス戦が始まりますね!

キャラクターのエピソードにかなり時間をかける予定なので、よろしくお願いします!

ではまた第六話で!

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