「木星付近の戦い」
木星に行く前に軽く家系図を見て確認します。その後に木星へ行くのですが…やはりモンスターの根城となっています
惑星から出てアリスたちは次の惑星、木星に
ロイが運転してる中アリスは一族に見せたいものがあると船のリビングへ行くことになる
リビングにある棚からひとつの紙を取り出す
「アリスさん紙なんてアナログだね」
「何いってるのよ。電子メモは落としたらそれでおしまいだしこういうのは紙で保存したほうが長くもつのよ」
リビングのテーブルにひらっと紙を広げる
「これは…家系図かしら?」
レイアが言うとアリスはうなずく
「そう。おじいちゃんの代から私の代まで。ところどころ抜けているのはあるけど…ちゃんとしたものよ」
確かに一番上には祖父の名前があり総司令官と呼ばれるものが書いてあった
「アイリのひいおじいちゃん?」
「そうよ」
とはいえ家系図でもそこまで長くあるわけではなく祖父の代からの家系図のみであった
「歴史が浅いけど重要な家系図だね」
「そうなのよ。さて、せっかく私たち一族がいるんだから書き足しましょう」
右手にペンを持って書き足す
「そんなのでいいのママ?」
「別に誰も渡すわけじゃないからいいのよ」
きゅ、きゅと家系図の下を書くアリス
アリスと旦那、アイリを書いた後レイアとルウの名前、そしてハンダ一族と書いた
「ふうん?アリスの旦那の名前ってアインって言うんだ」
「アが続くね」
こうして書き足しは終了したが…
「ん?ママ、端っこに何か書いてあるわ?」
「これ?遠い親戚ってやつよ」
祖父の代から更に横にある一族がいた。そこには「ジャコウ」「モロボシ」という名前があった
「ジャコウにモロボシ?聞いたことないわね」
レイアは不思議に思って言う
そしてその2つの家系は下に一切書かれていなかった
「アリスさん、なんで書かれてないの?」
「うーん…元々おじいちゃんの代から既に外れているのか、遠いから一族とは言えないのか…それはわからないわ」
不思議な家系図だ。遠い親戚だけないとは
「ママ。ジャコウさんとモロボシさんも捜してみないかしら?」
「そうねえ…それもサブで探しますか」
こうして家系図は折りたたみ元の場所に戻すことに
「良かったわね。レイア、ルウ。あなたたちも家系図に載ったわ」
「うん。もっと雰囲気あるもので書いてもらいたかったわね」
「あ?筆とか言うの?んなもん持ってない」
また喧嘩腰になったアリス
「そもそも和紙でもそうだけど筆で書かない?何マジックペンって?雰囲気台無しよ」
「うるさいわね!筆なんか中学生で卒業じゃない!私は達筆要素はないのよ!」
どうでもいいことで口論になったアリスにレイア
「ママ!喧嘩止めて!」
「おかあさん凄いどうでもいいことでアリスさんと口論しないでよ!」
その言葉を聞いて母たち、アリスにレイアは止める
「…ま、今回は全て流すわ」
「ええ。どうでもいいことね」
娘が止めたので自然とやめた母たちだった
~
ぐおおおおん…
ロイは操縦していた。モンスター、いないな?一応レーダーの確認をしつつ運転する
「ロイ、何もない?」
「ええ。安心してください」
アリス、レイアがロイの側に行く
「まあでも次は木星だしワープでも軽くしますか。ロイ。私が操縦するわ」
「はい」
ロイはアリスに操縦に代わり、ワープする
「うんうん。反応がいいしこれならきっとすぐに木星に行けるわ」
座標を合わせてワープを確認してボタンを押す
ぐいいいいいん
という音が聞こえて一瞬で遠くまで行き、そして木星に着いた
「はぁい着いたわよって何!?」
アリス、レイア、ロイは驚く。木星上陸付近にはモンスターがいっぱいいたことを
「はぁ~?」
「ため息混じりの声出してもダメよ…戦うしかないわね」
仕方ない。アイリ、ルウを呼んで外に出て戦うしかない
…とその前に足に付ければ飛べる装置があった。これを付けておこう
「へえ。昔見たアニメみたい」
「こんなのがあるなんて。地球にも追加してもらいたいわね」
こうして4人は外に出る
木星に入る一歩手前で邪魔をするモンスターたち。まるで縄張りに入って戦闘態勢に入ったかのような感じだ
「みんな!深追いは禁止!船からある程度離れないように!特にアイリとルウはね」
「わかったわママ!」
「もちろん!アリスさん!」
ぐおおおお!
一斉に襲いかかったモンスターたち。だがこんなのは慣れた
「オキシジェンガンでつぶすわ!」
「アサルトライフルをなめないで!」
どどどどど!
という音が聞こえる。なるべく頭を狙い攻撃していく
しかし攻撃して残しても大丈夫だ。アイリのランチャー。接近用のルウのショットガンがある
ばああん!がちゃ!
ルウは接近してショットガンを撃ちモンスターを撃沈させる
ぼん!
アイリはランチャーを発射させて爆風でまとめてつぶす
アリスはマキシンとオキシジェンガンを上手く使う
「ママ!今回も結構多めよ!」
「上等よ!全て倒すんだから!」
アリスとアイリの息はぴったりだ
「ルウ!極端に接近しないでね!」
「もちろんだよおかあさん!」
…しかし、多すぎるのか。殲滅しようにもなかなか減らない。むしろ援軍が来ている
「ちょっと多すぎない?」
「困ったわね。4人じゃ厳しいかしら」
あまりの多さに困る4人
突然横から何かが出てきた。いや、発射されたと言っていい
ぼおおお!どどどど!
炎と電撃が来た。それらに弱いモンスターは次々と倒されていく
「え?何!?」
4人が横を見るとまるで平べったい、魚のようなものの上に人間型の何かがのっていた
「全軍!このあたりのモンスターを駆逐せよ!」
「あれは…!エイリアンじゃない!」
そう言うと指揮官であろうエイリアンがこちらに近寄ってきた
「ゴウラ一族とお見受けしました」
「エイリアンね。おじいちゃんはエイリアンを保護したことがあるから人間にはとても友好的なの」
「そうです。だから根城であろう木星に進軍しました」
へえ。ハコネ一族のレイアとルウは初めて聞いた
「私たちも木星に行く予定よ。みんなついてくれる?」
「もちろんです!行きましょう!」
いつの間にか周辺のモンスター消えていた
アリスたちは一旦船に戻り根城が見えるまで行くことにした
続く
ここまで読んでくれてありがとうございます!
友好的なエイリアンとの共闘で上手く根城を倒せるでしょうか?