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「親子の時間と岩モンスター」

今回は親子、アリスとアイリのゆったりと時間が流れる話となっています

…が、それを邪魔するモンスターが登場してしまいます

ぐおおおおん…


アリスの船は次の目的地へと行く。火星だ


月から火星はやや遠いがこの船ならそこまで時間はかからないだろう


と、いうか時間なんてよくわからないこの宇宙という空間


いつ寝るか起きるかはちょっとわからない。というのはある時差ボケなんていうのも存在しない


操縦はロイがやり、隣には仲間になったレイアがいた


「アリスとアイリは?」


「今、この船のリビングにいます。親子が久しぶりに再会したんです。親子水入らずの時間だから邪魔しちゃいけません」


確かにそうだろう


「ところで…アリスさんが親なのはわかりましたが…旦那さんはどこに?」


「さあ…私が保護したときには既にお父さんはいなかったわ」


いない…なんでだろう?


まあこれ以上聞くのも野暮というやつか



「ママ」


この船のリビングのソファにアリスとアイリはいた


アイリは久しぶりの母との再会でとても嬉しく思っていた。隣同士座り、アリスとアイリはくっついていた


「寂しかった?私がいないときは?」


「うん。アイリはスリープしてねむってたのよ」


…まさか一緒だったと?


「私もスリープで寝ていたわ。アイリ、お父さんは知らない?」


「アイリが最後確認したのは寝る前にお父さんがいて、そこでアイリは寝てたの。解除されて起きたらレイアお姉ちゃんと数名の人がいたわ」


どこの惑星に眠っていたのだろう


「じゃあ、お父さんの行方がわからないのね?」


「うん。そのまま保護って形でアイリは連れて行ってもらったわ」


じゃあ父はそのまま行方不明…と


「これからモンスターと戦うけど、サブでお父さん探しましょう。でも、あなたには無茶をさせない。私がいるから安心してね」


「ママのこと、大好きだもん」


「いいわよ。とことん甘えても」


隣同士でひっつき、アイリはアリスの腕をすりすりする


親子の時間。ずっとこのままになればいいのにな。とは思った



「ありゃ。まずいですね。岩石地帯に入ってしまいました」


火星に行く一方で船は岩がたくさんある空間へと入ってしまった


「あら。ワープできないかしら?」


「ワープはアリスさんしかできない使用になってますね。低速モードにしてゆっくりと避けて通ります」


少し速度を落とし岩石、特に大きいものを避けて通る


するとアリスが来た


「速度が下がったけど何かあった?」


「はい。岩石地帯です。なので低速で動かしています」


いわれてアリスはその前を見る


「この地帯を抜けたらワープして早く火星に行きましょう」


しかしその瞬間異変が起きた


ガン!ガン!という音だ。あまりにも大きい音だった


「な、何!?当たった音!?」


「…まさか」


大きい岩石。そしてモンスター。イヤな予感がした


「レイア、来て!アイリも連れて外に行くわ!」


すぐに臨戦態勢に入る



宇宙の外に。アリス、レイア、アイリが外にでるととんでもないものがあった


「何!大きい岩石が動いているわ!」


「えい!」


アイリがランチャーを撃ち轟音と共に岩石を粉々にした


「まさか岩のモンスター!?」


「その通りね。私はマキシンで撃つからみんなは援護して」


音か倒されたのかわからないが大きい岩が来る


大きい岩がこちらに来てその正体が現れる。手があり真ん中にコアみたいなものがあった


「あれを狙えば…!それ!」


レイアはよく狙いコアの部分を破壊しようと射撃する


「ぴぎゃああ!」


そこが弱点だった。声をあげて岩のモンスターは粉々になる


「アイリもやる!」


「私のマキシンを甘くみないで!」


一斉に襲いかかるモンスター


ばああん!と撃ち次々と粉々にするアリスの銃とアイリのランチャー


「次々と来るわママ!」


「大丈夫よ!たくさんいるわけじゃないわ!数は有限!このまま破壊しましょう!」


確かにその通りだ。数あれどひとつひとつ倒せば勝機が見える


ある程度破壊したらそろそろ岩石地帯を突破できそうだ


「みんな!そろそろ船に戻ってこのまま突っ走りましょう!」


「わかったわ!」


攻撃をやめて内部へ


3人はすぐにロイが操縦する場所に向かう


「ロイ!岩石地帯の終わりが見えてきた!このままスピードをあげて!」


「はい!」


ロイは一気にスピードをあげて全力で地帯を抜けた。するともう岩のモンスターも追ってこない


「ふう…あんなのいるなんてアイリ思わなかったわ」


「今後も岩石地帯には気をつけておきましょう」


なんとか突破した船。火星もそろそろ見えてきそうだ



火星付近まで来た。ここは赤い模様に包まれた場所だ


「…ここって色々な人が暮らしているって話よね?」


「そうよ。第二の惑星として注目されて意外と人がいるわ」


ロイの運転する船は火星へと行く


「水があったり…かと言って外には出られないけど…シェルターを作ってなかなかいい場所だったりするわ」


レイアが説明する


「アイリ思ったけど火星人なんていたらきっと面白かったと思うわ」


「あはは。そういうなんちゃら人っていうのは意外とデマでエイリアンってきちんとしたものがあるからね」


「目の大きい謎の形した人型も実際嘘らしいですよ」


そろそろ火星の船の船着き場に到着しそうだ


空を抜けて、その場所をみる。赤い肌のような砂場があり、シェルターがあった。そこに人間が暮らしている


「さあつきますよ」


宇宙船の船着き場に到着した。だが、ここで異変に気づく


「…あれ?人がいないわ?アイリ、この前来たときはすぐに人が来てくれたのに?」


「そうね…確かに人が来てくれない」


レイアとアイリは言う


何があったのだろう?そう思って火星の地に降り立つことにした



続く




ここまで読んでくれてありがとうございます!

次は火星の施設に行きます。わかるとおり人がいません。一体どこに行ったでしょうか?

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