第五話 対話
勢いよく立ち上がったおじいちゃんは顎を外すくらいに顎を開けて驚いている。
大吾と亮平以外の人も同じような反応をしている。
え、これそんなにやばいやつなの。
〈いや、そんなことはないぞ〉
あ、そうなのね・・・・・・・・・え、どなた
〈う~~ん、ようやく目が覚めたぞい〉
うん、だからどなた?
〈うん?お主は宗次郎ではないのか?ならば貴様は誰だ、我を呼び起こすことができるのは宗次郎だけだったはず〉
え、宗次郎ってなんでお前、じいちゃんのこと知ってんの!?
〈じいちゃんじゃと!!まさかお主、宗次郎の孫か!?確かに容姿的には似ておるが〉
黒野宗次郎、俺の祖父。去年、俺の中学卒業の翌日に亡くなった。
俺に黒野流格闘術と人としての優しさを教えてくれたとてもやさしい祖父だった。
じいちゃんの思い出を脳内再生していると肩を叩かれた。
振り返ると大吾がものすごい笑顔で
「おい、真太郎。これ見てくれよ」
と俺の前に黄金の手甲を見せてきた、右のほうに何か時計のようなものが描いてある。
とりあえず、反射する光が眩しいからどうにかしろや
「なんだそれ?」
目を少しそむけながら聞くと大吾は誇らしげに
「これはな、さっきもらった水晶玉が手甲の形にいきなり変化して変化し終わったかと思ったら急に頭の中に時の手甲ってこいつの名前が出てきたんだよ」
なるほど、なんかドラ〇エみたいな武器だな。
あの水晶玉が武器になるんだよなじゃあ亮平も
そう思い、亮平のほうに目をやると亮平の手には無骨だが刀身がとてもきれいな両手剣が握られていた。
「きれいな剣だな」
とボソッとつぶやく。
シンプルだけど剣から優しさと強さを感じるいい剣だった。
「大聖剣だって、頭の中にそう聞こえた」
大聖剣か、道理で優しさと強さを感じるわけだ。
てか、名前かっこよ。
<ほう、あやつ。あれに”選ばれた”のか>
あの、いきなり喋るのやめてもらっていいですか。
びっくりするので、てかちょっと待て
選ばれたってどうゆうこと?
<ほう、やはり知らなかったか。あの者どもはクズだな>
あの者?
おじいちゃんたちのことか?
「シンタロウ様、その刀の銘を聞いてもよろしいですか」
と話を聞く瞬間に女の人が口を挟んできた。
え、俺が一番知りたいんですけど!!!!
<今、あの者たちにばれるとめんどくさいからの。お主、我に銘はないと言っておくれ>
と刀の方から命令されたので
「こいつの銘はない、ただのきれいな刀だ」
と刀の刀身を見ながら答えると女の人は
「、、、、、ただの刀ならいいです」
と納得できていないような顔をして答える。
なぁ、刀後で説明しろよ。
いろいろとな
<、、、わかった、夜に詳しく話そう>
よろしければ、評価と感想の方もお願いします。
あと、ブックマーク登録もお願いします
<作者が泣いて喜びます>