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転移してきた勇者はエルフとケモミミがお好き  作者: 雑作家ミナト
プロローグ
4/7

第四話 理由と決意

今回、話長めです


「それはなぜですか?」


女の人は眼光を鋭くする。

え、なんかめちゃくちゃ怖いんですけど女ってたまに怖いときあるからな~

そんなことを頭の片隅で考えながら口を開く


「だってさ、俺が冷静だったからあんたが詳しい話をするんだろ。ならこの状況をまだ混乱してる大吾達は関係ないよな、だったらさこいつらを巻き込まなくていいよな」

少し殺意を込めながら答える。

この事態を引き起こしたのは俺だ、だから責任を取るのは俺一人で十分だ。

これがヒーローの自己犠牲の精神ってやつかな、悔いはないな。

さてと、あとは相手がどう出るかだけど


「おいおい、水くせぇじゃねぇかよ真太郎!」


と後ろのアホ一号からヤジが飛ぶ


「あの、大吾さん俺の話聞いてた?」


と後ろを振り返りながら呆れるようにいうと大吾は


「だってよ、真太郎一人が抱える問題じゃないだろう?それに今更巻き込むなって言われても無理だろ。だから俺は真太郎に付き合うぜ」


俺は答えを聞いて頭を抱えた。

やっぱりこいつアホだ、アホとしか言いようがない、いや、アホじゃなくて単細胞だな。

でもそういうところがこいつのいいところなんだよな


「はぁ~わかってたけどお前はそういうやつだよな、知ってた。だから頼むぜ、大吾!!!」


と俺は笑顔で拳を突き出す。


「おう!!!」


と大吾も拳を突き出してグータッチをする

グータッチをして二人で笑いあっていると、横から


「真太郎、俺もついていく」


と亮平が力強く言う。

またいたよ、アホ二号が。

こいつもそういうやつだからな、頭の中ではそういうと思っていた。


「俺も、こんな状況になってもう知らないふりはできない、だから俺は真太郎に付き合うよ」

「あぁ、ありがとうよ亮平。頼んだぜ!」


と俺も力強く答える。


「じゃあ、そういうことでこの三人で話を聞くけどいいよな」


俺は振り向きながら女の人に向かってそう答える

女の人は眼光が鋭い状態から表情を笑みに変えて


「はい、ではお三方に詳しい話をしますので私についてきてください」





女の人についていくこと数分、さっき俺たちが召喚されたときにいた部屋についた

その部屋には召喚されたときにいたおじいちゃんと見知らぬ男の人と女の人の三人がいた。

女の人がおじいちゃんのそばに静かに歩いていった。

おじいちゃんのそばに到着した瞬間、おじいちゃんが口を開いた


「突然こちらの都合で召喚したのに冷静に対応してくれてありがたいと思っている。まず最初にこの世界の状況から話そうと思う」


おじいちゃんの話が長すぎてよくわからなくなってきたので割愛してまとめると

・この世界ではライトノベルでありがちな剣と魔法の世界

・この世界には魔王と竜王とかの魔物が存在する。

・案の定、魔王と竜王は人間たちを襲っている

・今いる国の名前はアルフェイム王国

・そしておじいちゃんの名前はアルフェイム・ルクルーゼ、この国の王様

・それを見ていた神様が人間に異世界召喚の方法を教えた

・それ以来、魔王と竜王が現れるたびに異世界から力を持った人間を召喚している。

・異世界から召喚された人間のことを”異世界人”と呼んでいる

・力のことはスキルと呼ばれており、この世界の人達はみんな持っているが力がとても弱い

・スキルを持っている異世界人のことを勇者と呼ばれている

・元の世界に帰るためには魔王と竜王を倒せば元の世界に帰ることができる


とりあえず帰る方法が判明したからひとまずほっとした。

でも一つだけ引っかかることがある、この世界の人たちのスキルはとても弱いって言われたけど

おじいちゃんの近くにいる男の人、めちゃくちゃ強そうなんですけど!!!

まとっている雰囲気がめちゃくちゃ強い。

この雰囲気で弱いだったら魔王と竜王、かなりやばいな。

おじいちゃん、まじで言ってる?

男の人の観察していると横から


「あの、俺たちにそんな力があることは大体わかりました。でもどうやって使うかわからないんですが」


と亮平が当たり前のことを聞く。

そりゃそうだよね、元いた世界じゃそんなこと知らないんだから

おじいちゃんもその質問は予想してたのか顎に手を当てながら


「力の使い方については我が娘と騎士団長、魔導局長が手厚く教えよう」


というと女の人が一歩前に出て


「申し遅れました、私はアルフェイム王国第一王女アルフェイム・ユリアーゼといいます」


とスカートのすそをつまんでお辞儀をする。

淑女として恥ずかしくない挨拶だと思うが、こういう系のキャラはあんまり俺はキュンとこないんだよな、やるならエルフの女の子がやってくれたほうが10000%萌える。

と自分の心の世界で人前で見せられない笑顔をしていると女の人は話を続ける。


「これから、お三方にはこの水晶玉に触っていただきます」


と懐から手のひらより少し大きい水晶玉を俺たちの前に人数分差し出す

女の人から水晶玉をもらうと亮平と大吾の水晶玉が光りだす

めちゃくちゃ眩しくて目が痛いんだけど、特に亮平の水晶玉の光が強い。

ちなみに俺の水晶玉というと、、、、、、、、、なんで光らないのかな?。

不思議に思っていると水晶玉にひびが入ってきた。

その瞬間、部屋の下から地響きがなり始める。

自分の足元を見てみると自分の足元だけひびが入っている。

ひびに驚いているうちにひびがどんどん広がっていき、俺の足元から何かが飛び出してきた。

一瞬、なにか棒のようなものかと思ったがよく見てみるとそれはとても美しい色をした紺色の刀だった。

なにこれ?

とりあえず、刀を手に取ろうとすると


「なっ!そ、その刀は!!」


と顎に手を当てていたおじいちゃんが勢いよく立ち上がった。













































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― 新着の感想 ―
[良い点] 掴みの部分として、ここまで読みました。ストーリー内容としては比較的丁寧にテンプレを踏襲しているように思えます。主人公の一人称視点による地の文もWeb小説、ラノベ読者受けするようなものである…
[良い点] twitterのお約束により来ました。 最新話まで読ませていただきましたが、まず、設定がとても面白いと思います。また、主人公が結構楽観的な方なので深刻な雰囲気にならず、楽しんで読むことがで…
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