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「チュートリアルに入ります。」
との言葉と共に周りが真っ白な空間から平原に変化する。
それと同時に吹き抜ける風や青々と香る草の臭いを感じる。
「チュートリアルでは選択したスキルの使用方法や注意点を説明します。」
「まずは戦闘スキルの使用方法を説明します。」
その言葉と共に机が顕れる。その上には剣が1本とクロスボウが1丁置いてある。
「試したい武器を手に取ってください。手に取りましたら的を攻撃してください。」
少し離れたところに的が顕れる。
剣を手にとって構えてみる。
構えを取らされているような違和感を感じるが取り敢えず攻撃してみる。
その軌道をなぞらされるような動きに不快感を感じた為、尋ねてみる。
「アシストって切ることはできないのですか?」
「コンソールのその他を選択して下さい。その中の設定全般の中にあるシステムアシストの項目をOFFにしてください。OFFにする場合はスキルによるアシスト全般が機能しなくなります。それでもよろしいですか?」
「大丈夫です。取り敢えずOFFにしておきます。」
コンソールのその他を選択した際、痛覚制限の項目を見つけた。
その項目を最大値の75%に設定する。
もう一度剣を構えてみる。今度は違和感を感じない。
的を攻撃する際も自分の思い通りの軌道を描き命中する。
今度は大丈夫そうだ。
今度はクロスボウを手にとって的に向けて構えてみたり動かしてみるがしっかり着いてくるので大丈夫そうだ。
体を横に向けて的を見ずに撃って見る。しっかり的に当たっているので大丈夫だろう。
生産スキルはスキルアシストがないので今いいかな。
「スキル確認は大丈夫です。」
「それでは続きまして戦闘に置ける基本的な事項についてです。」
スライムが一匹前に顕れる。
「これよりこのスライムと戦闘しながら説明します。戦闘は基本的にアクションRPGのように常に戦況が動きます。注意しながら戦いましょう。」
「敵に気づかれずに攻撃した場合先制攻撃ボーナスとして若干ダメージが増加します。これはプレイヤーが気づかず攻撃された場合も適応されます。それではスライムを倒してみてください。」
そう言われたのでクロスボウでスライムを撃ち近づいて剣で攻撃する。
まだ倒れておらず攻撃しようとしていたので下がって避けた後に再度近づいて剣で攻撃する。
するとHPが無くなったのか動かなくなった。
「おめでとうございます。倒されたモンスターはストレージに収納するかその場で解体することができます。今回は解体を行いますのでスライムに近づいて手をかざして下さい。」
スライムに近づき手をかざすと"解体しますか?"との表示が出たので"はい"を選択する。
すると"スライムの核を入手しました"と表示される。
「解体で手に入れたアイテムはストレージ内に収納されています。」
ストレージを確認するとスライムの核が入っていた。
「これにてチュートリアルは終了です。その他質問などあればヘルプを参照するか問い合わせ下さい。それでは良きCEOライフをお送りください。」
その言葉と共に視界が暗転し町の喧騒が聞こえてきて水の匂いや肉を焼く匂いがしてきた。
視界が戻るとそこには人に溢れている町の景色と
"称号 己の道を歩むもの を獲得しました。"
"称号 怖いもの知らず を獲得しました。"
"称号 チュートリアル修了証 を獲得しました。"
"各種アイテムをストレージに収納しました。"
と書かれたコンソールがあった。




