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もう少しで13時である。
準備も終わり、ゲーム内でパーティーに入って後は配信開始するだけの状態で雑談していたが時間が迫ってきたので話を止める。
13時が過ぎて牡丹が配信画面の切り替えを行い配信が始まる。
「はーい。こんにちは、今日も牡丹のライブの時間がやって来ましたよー。声大丈夫?」
"大丈夫"
"少し小さくない?"
"大きい気がする"
等々流れている。
「取り敢えず大丈夫みたいだからこのまま進めるね。今日はゲストが来ております。先ずは一人目、私の後輩、上城 メルちゃんです。」
"おおー"
"メルちゃーん"
"メルるん"
「はーい。3Dライブ3期生、メルるんこと上城メルでーす。よろしくね。」
"メールーちゃーんー"
"メルるんきたー"
「続いては私の友人、いままで声だし無かったけど今回から声が付いたぞ。エムちゃんよろしく。」
"エムちゃん!"
"エムちゃんきたー"
"初声だしおめでとう"
"声付いた!"
「今ご紹介に預かりました。友人エムことレッドライン所属イージーバレットの新人スズカケです。よろしくお願いします。」
"レッドライン?"
"イージーバレットって何?"
"え!"
"えええええええええええ"
"ちょおま"
"スズカケってゲーム配信者じゃないの?"
"元プロゲーマーだ"
"レッドラインはプロゲーマー事務所だ"
"イージーバレットはレッドライン所属のプロゲーマーチーム"
"てことはエムちゃんプロゲーマー?"
"そういうことだな"
"ゲーム配信者のスズカケはこの裏で配信してるよ"
"ならどっちが偽物?"
「色々あると思うけど取り敢えず後一人僕から紹介するよ。僕の同僚にして先輩のプロゲーマー、ジャック」
「初めまして、スズカケと同じ所属のジャックだ。よろしく」
"おおー"
"まじで!"
"今回は豪華だなー"
"ライバーのチャンネルでFPSのプロ二人とか!!!"
「ちなみに僕を勧誘しに来た張本人だ!」
「これでまた一緒に戦えるんだからいいだろ。」
"そうだそうだ"
"こっちのスズカケのが本物?"
「昨日の夜にいきなりメールで頼みがあるから明日午前中に家にいくって来てて焦ったよ。」
「先にメールしただろ。」
「もっと早くメールしろよ。直前の夜じゃなくてせめて二日前の昼間に」
"確かに"
"一応アポとったからOKって感じ?"
"さすがに直前は無いわ"
"草"
"草はえる!"
「返信で10時頃に来てくれって送ったのに8時に来てさ、まじで焦ったわ。」
「8時って確かに緊急事態だね。」
「さすがに早すぎませんか。」
「しゃーないだろ。出張帰りに勧誘することになったからよ。」
"早い"
"早すぎワロタ"
"大草原になっちゃうよ"
"どんだけスズカケのこと好きなん"
"それよりどっちのスズカケが本物?"
「さっきからどっちが本物ってコメント来てたけどどっちでもいいんじゃないかな。」
「どっちもスズカケでいいんじゃない。結局偽名な訳だしね。」
「まぁスズカケの名前をプロゲーマーのだって知っててつけたんならいいんじゃね。そいつが名前の重みに耐えられるかはわからんがな。」
「ちょっと雰囲気暗くなっちゃいましたね。明るく行きましょう。」
"そうそう"
"そういうのは無視するのがいいよ"
"知りたがりは面倒だから無視一択"
「そっか、今度からはなるべく無視するよ。」
"そうしな"
"その方が配信楽しいよ"
「ありがとう」
「まぁ四人揃ったし始めようか。」
「始めましょう。」
「僕から1つ、僕とジャックはハンドガン以外の銃の使用禁止、牡丹と上城さんがデスしたらそのマッチはそこで終了って縛りをつけるよ。」
「俺もか!」
「それはそうだよ。さすがにプロ二人だからね。」
"さすがスズカケ"
"見せてくれるか?"
"二人に表彰台を見せてくれ"
マッチングを開始した。




