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ゲームが終了したので隣を見て挨拶をする。
「有難うございます。」
「ありがとう、あんたかなり強いっすね。こんなに一方的にやられたのはジャックさん以来っすよ。」
「僕はジャックに比べるとまだまだだよ。」
「ジャックさんは別格っすから」
「そうですね。でもチーム戦なんですから一人がうまくても他が連携できてないとすぐに瓦解しますから。」
「そうっすね。もう一戦お願いしたいっす。」
「そうですね。僕ももう一戦したいな。」
ジャックが話しかけてくる。
「時間は大丈夫なのか?」
時計に目を向けると12時20分になっていた。
「ヤバい。ジャック、さっきの部屋に一緒に行くよ。」
「おう、行くぞ。」
「では、すみませんが準備がありますので失礼します。」
そう言って二人でパソコンルームから出て先ほどの配信部屋に向かう。
配信部屋に着いてコーリングの画面を開き、牡丹の立てている部屋に入る。
「遅れてすみません。」
「やっときたね。顔合わせ終わった?」
「終わったよ。」
「初めまして。私、上城 メルって言います。よろしくお願いします。」
「初めまして。僕はスズカケと言います。前から時々いた友人Mでもあるけどスズカケと呼んでください。」
「分かりました。」
そこでジャックが話す。
「俺はジャックだ。今日はよろしく。」
「はい、よろしくお願いします。」
「ぁ、よろしくお願いします。」
「ごめん紹介が遅れた。今のは同僚のジャック。今日一緒にしたいって言ってたから運営さんからの許可は取ってあるよ。」
「そうなんですか。分かりました。」
僕が今日の流れについて聞く。
「それでどのような流れで行くの?」
「それなんだけど始まったら先ずは私が挨拶をして、メルちゃんを呼ぶからそこでメルちゃんが自己紹介と挨拶をして。」
「分かりました。」
「メルちゃんの自己紹介が終わったらスズカケを呼ぶからそうしたらスズカケが自己紹介して。」
「分かったよ。でジャックは僕の同僚だから僕から呼んだ方がいいかな?」
「うん。そうしてくれると助かる。」
「じゃぁ俺はスズカケに呼ばれたら入るってことでいいのか?」
「そうだね。入ってきて簡単な自己紹介をして、」
「おう。分かったぜ。」
「自己紹介が終わったらマッチングしながら雑談って感じかな。」
「雑談ならコメント見れるようにした方がいいよね。」
「お願い。」
「了解、マッチングしたらコメント見ないと思うから何か気になるコメントあったら教えてね。」
「うん。任せて」
取り敢えず決めることは決めたので配信準備をしようとして気になることがあり聞いてみる。
「ジャック、どこでやるの?」
「隣空いてんだろ。」
「じゃぁコーリングの設定しに行くよ。」
そう言って二人で配信部屋の空きを見に行く。
幸い隣の部屋が空いていたのでパソコンを立ち上げ、コーリングの設定の行う。
「ジャック、ログインして」
「すまんがコーリングのアカウント持ってない。」
「そっかならアカウント作るよ。」
「おう。」
ジャックにコーリングのアカウントを作って貰う。
コーリングのアカウントが出来たら僕のアカウントを連絡先に追加しておく。その後、先程作った部屋に入っておく。
「これでよし、取り敢えず配信始まったら僕が呼ぶまで静かにしといてね。」
「あぁ、分かったよ。」
自分の配信部屋に戻って準備を行う。




