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僕はジャックが出した書類を確認しいくつか質問をする。
「ねぇジャック、いくつか聞きたいことがあるんだけどいいかな。」
「おう、なんだ。」
「先ずはこれってエントリーはいつまで?」
「確か再来週の金曜日までだったはずだ。」
「再来週って近すぎない。こっちとしてももっと余裕は欲しいんだけど。」
「それに関してはすまね。一昨日に一人急に辞めちまって急いで補充要因を探しているところなんだ。」
「プロに成れそうな人は他にいたんじゃないかな。」
「確かに居るが今からそいつ入れてチーム組むんじゃ育てる時間が足りないそうだ。」
「だからと言って僕じゃなくてもいいんじゃないかな。トキやキュータだって居るしなんなら他のプロゲーマー探すってのもあったんじゃないかな。」
「トキやキュータにはもう断られてる。忙しいって事だった。他のプロゲーマーはもう他のチームに入っているか、居ても連携がとれないならってことで取り敢えず保留になっている。」
「僕も急に入っても連携とれないよ。」
「お前なら俺ら三人と前に組んでいたから後の二人との連携について練習すればいいから大丈夫だろう。」
「そりゃぁ昔組んでたからその時と動きが変わってないなら合わせられないことは無いだろうけど後の二人が納得する?」
「そこはお前の実力を見せれば大丈夫だろう。」
「そんなに無条件に信頼されても困るんだけど。FPSもたまにしかしないから腕落ちてるし、」
「そこは大丈夫だろう。お前だしな。」
「だから無条件に信頼されても困るって、まぁいいや。」
僕は諦めて次の質問をする。
「取り敢えず何で僕かに関しては分かったから次だけどチームの顔合わせとか練習とかはどうするのさ。」
「それに関しては詳しくは決まってねぇけど最後の一人が決まった段階で全員事務所に集まって顔合わせと今後のスケジュール調整をするって所だな。」
「僕が入るにしても平日はほとんど時間とれないよ。」
「その辺はマネージャーがどうにかするだろう。」
「そこは参加することになってから考えるしかないか。」
「おぅそうしろ。」
そう答えるジャックに少し苛立ちながらも困った顔をする。
「じゃぁ次だけど、これって所謂プロチームの対抗戦だよね。」
「そうだな。」
「それなら僕もレッドラインにまた所属しないとダメだよね。」
「ああ、今回出てくれるなら事務所に入ってもらうつもりだったんだがなんか都合悪いか。」
「そうだね。僕もパートタイマーだけど働いているし自分の時間が無くなるからね。」
「パート辞めて事務所に入れば金も貯まるし事務所からの仕事さえしていれば他は自由だぞ。」
「そうだけど、その分練習しないとついていけなくなるだろうからね。」
「それもお前なら大丈夫だろう。なんだかんだ言って何でもすぐに慣れちまうからな。」
「分かったよ。取り敢えず条件次第でこの話受けるよ。」
「俺はその辺は分からないからな。事務所行くぞ。」
「今からか!急すぎないか。」
「善は急げって言うからな。」
「ちょっと待てよ、今日は13時から友人の配信に出る予定なんだよ。」
「それってどこかに行かないと出来ないのか。」
「ゲーム配信だって言ってたから家からパソコンで参加する予定だったけど。」
「なら事務所のパソコンを借りればいい。」
「そうは言うけど、island battle groundってゲームは入ってる?」
「それなら俺らもやるから入ってるぜ。」
「ならあとはコーリングって通話アプリは入ってる?」
「それは行ってみなけりゃ分からねぇ」
「はぁ、分かったよ。じゃぁ準備してくるから少し待ってて。」
「早くしろよ。」
僕は部屋に戻り着替え等準備をする。




