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男性が話しかけてくる。

「おぅスズカケ、久しぶりだな。」

「久しぶりだなじゃないんだよ、ジャック。時間を考えろよ。何時だと思ってんだよ。」

「昨日メールで送っといただろ、午前中に行くからって。8時過ぎだから午前中だろ。」

「僕も返信送っといただろ、10時頃に来てくれって」

「メール?見てみるわ。」


ジャックは携帯端末を取り出して確認する。

「あぁ来てたな、今確認したわ。」

「今確認したわ、じゃないよ。普通起きたとき確認するだろ。」

「移動しててあんま寝てないんだよ。」

「あんま寝てないってどうやって移動してきてんだよ。」

「寝台列車で近くまで来たんだよ。」

「おいおい列車のなかで寝れただろ。」

「あれって結局朝早いから寝れないんだわ。」


その時、後ろから雛菊の声が聞こえる。

「あーお姉ちゃんが男の人と話してる。その人、彼氏?」

「違うよ。取り敢えず部屋に戻るんでしょう。」

「そうだった。今日は朝から狩りに行く約束だから早くCEOに入らないと遅れちゃう。」

「約束に遅れたら駄目だから早く行きな。」

「はーい。後でどうなったか教えてね。」

「はいはい。どうにもならないけど分かったからパーティーメンバー待たせないようにね。」

「うん。じゃあ行ってくるね。」

「行ってらっしゃい。」


母さんと姉さんががやって来て

「桃いつまで玄関にいるの?上がってもらいなさいな。」

「そうよ、桃。いつまでも玄関先で話すのは失礼よ。」

と言うのでジャックをリビングに誘導する。

「取り敢えず上がりなよ。ジャック」

「あぁお邪魔します。」


リビングに着くと父さんと母さん、姉さんが机に着いて待っていた。

「こっちはジャック、昔の同僚だよ。」

「初めまして、えっとももさんのレッドラインに所属していたときの同僚のジャックと言います。」

「こっちは父さんの五郎と母さんの咲、姉さんは初めてじゃないからいいか。」

「初めまして、父の五郎と言います。」

「初めまして、母の咲と言います。よろしくね。」

「私は久しぶりですね。」

「あぁ1年ぶりだな。」

「もうそんなになりますか。」


ジャックを空いてる席に着かせる。

「それでジャック君、今日はどのような用件で朝早くから家へ来たのかな。」

「すんません。今日はスズカケに頼み事があったので来ました。」


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