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町に戻ってきて生産者ギルドに向かう。
途中でメルと出会い、エリーゼさんが仕事を再開出来るようになったこととおばあさんが忙しそうだということを聞いたので行き先をおばあさんの家に変更する。
おばあさんの家に着いてノックをするとおばあさんが出て来て
「ちょうど良かった。今日は何時もより注文が多くての、少し手伝って行かんか。」
「はい、メルに聞いたのでそのつもりで来ました。」
「そうか。なら早速昨日と同じように精製水を作ってくれんか。」
「分かりました。」
そう言って昨日と同じように井戸から水を汲み錬成で精製水を作っていく。
2時間程繰り返していると今日の分が終わったのか制止される。
「取り敢えず今日の分は終わりじゃ。」
「分かりました。」
「今日も手伝い、助かった。有り難う」
「いえ、こちらも練習を兼ねてさせていただいております。」
「そうか。それでも助かるね。」
「すみません、ついでにここで調合させていただいてもいいですか?」
「構わんよ。ついでだ、私が見てやろう。」
「有難うございます。井戸の水と魔方陣を使わせていただいてもいいですか?」
「あぁ、使うといい。」
調合の準備をしていく。
井戸の水で精製水を60個作り、薬草をすり鉢で潰して細かくして水で溶かし火にかける。初心者調合セットにあるんだけど容器に入れていく。
これを50回繰り返して48個のポーションが出来上がった。
48個中品質4が33個、品質3が13個、品質2が2個出来上がった。
「最後の最後でで集中が切れておるの。調合は集中力との戦いじゃ。」
「すみません、次に試そうとしていたことを考えて手元がおろそかになってしまいました。」
「そうか。気を付けねばならんぞ。」
「はい、有難うございます。」
「でじゃ、試そうとしたこととはなんじゃ。」
「薬草とハーブを混ぜて調合すればどうなるのかしてみようと思っていました。」
「そうか。ならやってみると良い。」
先程と同じように薬草を潰しそこにハーブも一緒に入れて潰して水に溶かす。
少しずつ温め、濾しとって確認してみる。
"ハーブ入りポーション"品質 3
製作者 アジアンタム
薬草とハーブを混ぜ合わせて作られたポーション
回復量 10 毒の治癒速度上昇微
このようになっていたのでもう1つ同じように作ってみる。
"ハーブ入りポーション"品質 3
製作者 アジアンタム
薬草とハーブを混ぜ合わせて作られたポーション
回復量10 食欲上昇
となっており原因が分からずおばあさんに聞いてみる。
「すみません、おばあさん。ハーブを使っているのに効果が違うのですがどうしてか分かりますか?」
「なんじゃハーブを識別出来ておらんかったのか。ハーブと一口に言ってもいろいろあり効果も様々じゃ先ずはハーブの識別を出来るようになってから試した方がよいぞ。」
「そうだったのですね。薬草図鑑を読んだのですがハーブは一種類しか取れなかったのでそれしかないと思い込んでいました。」
「そうか。ならばもっとたくさんの本を読み知識を身に付けよ。そうすればどう調合すれば良いか解るようになろう。」
「有難うございます。ではもう少し本を読んで見ることにします。」
「あぁ、そうすると良い。後明日も手伝いを頼むぞい。」
「分かりました。それでは失礼します。」
おばあさんの家を後にし生産者ギルドに向かう。
"スキル 調合 のレベルが上がりました"
"スキル 錬成 のレベルが上がりました"




