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部屋に入り、それぞれ椅子に腰かけて話を始める。

「いきなりですみませんが昨日のアナウンスの件についてお聞きしたいのですがよろしいですか?」

「はい。大丈夫です。何からお話しましょうか?」

「ではウルフリーダーの動きを教えて下さい。」


「分かりました。最初は吠えた後、3頭のウルフをけしかけて来て自分からゆっくりと近づいて来ますがあまり動こうとしません。3頭のウルフを倒したとしてもすぐに増援を呼ぶこともありませんでした。その時は、近づいたときに爪で引っ掻くか噛みつく位で他は特にされませんでした。しばらくして次に吠えたときは3頭のウルフが増援として来まして、その3頭と連携して攻撃してきました。その時は先程の攻撃に加えて飛びかかってきたり、上半身での踏みつけをすることがありました。またしばらくして吠えたときに再び3頭のウルフが増援で来まして、ウルフリーダーは走り回ってこちらに攻撃して来ました。その時は走りながら爪で引っ掻いたり噛みついたりが多くなり、たまに全身でのし掛かりをしてきました。のし掛かりは範囲が広いようなので避けることにしてました。」


「そうなのですね。ではウルフリーダーのドロップは何があったか教えて下さい。」

「ドロップですか、今確認しますね。」

「まだ確認されてなかったのですね!」

「すみません。興味がなかったものですから」

そう言ってコンソールからインベントリを開きモンスター素材を探す。


"荒野狼の毛皮""荒野狼の牙""荒野狼の爪""荒野狼長の毛皮""荒野狼長の爪""荒野狼長の牙"があり、これだろうと取り出してみる。

「おそらくこの辺りだと思います。」

「これはすごい!この素材を売って頂けませんか?」

「いいですよ。」

そう言ってまだ持っていた荒野狼の素材を取り出す。


「こんなにあったのですね。まずは素材の金額として全部で50000リーベでどうでしょうか?」

「分かりました。それでお願いします。」

「では先に50000リーベをお受け取りください。」

そう言って50000リーベをトレードしてくるので受け取る。


「今はこれで大丈夫ですが今後のためにトレードの方法を教えておきますね。」

「すみません。有難うございます。」

「ではまずトレードしたいアイテムを選択して下さい。そうしたらどうするのか聞いてくると思うのでトレードを選択して下さい。次に誰とトレードするかを聞いてくると思います。この時、選択しに出るのは近くにいる人だけですので気を付けてください。そうしたら相手に通知がいきますので相手が許可したらトレード完了となります。」

「そうなのですね。有難うございます。」


「素材の他に見覚えのないものがありませんか?」

「アクセサリーが2つと装備が2つありますね。」

「それについて教えて下さい。」

「取り敢えず分かるところだけ話しますね。」


"荒野を駆る狼の腕輪"

荒野を走る狼が描かれた腕輪、AGI+1


"荒野で狩る狼の腕輪"

荒野で狩りを行う狼が描かれた腕輪 STR+1


"荒野風こうやかぜのマント"

荒野を駆け抜ける風を模したマント VIT+15 AGI+4


"荒野狼爪こうやろうそう"

荒野狼の爪を模した剣 STR+20


「腕輪が2つでそれぞれAGIとSTRが1だけ上がります。荒野風のマントがVITが15とAGIが5上がります。荒野狼爪がSTRが20上がる剣ですね。」

「それほどのものが貰えるのですね。」


「では次に称号等はありましたか?」

「称号ですね。なにかもらっていましたね。どこで確認できますか?」

「ステータスを開いてもらったら下の方に書いていますよ。」

「有難うございます。」

そう言ってステータスを開いて確認する。


"アジアンタム"

性別 女性

スキル

剣Lv8 銃Lv5 採掘Lv6 採集Lv1 伐採Lv1 鍛冶Lv1 木工Lv5 調合Lv2 錬成Lv2

称号

己の道を歩むもの 怖いもの知らず チュートリアル修了証

初心者木工士 初心者調合士 初心者錬成士

荒野の覇者 ジャイアントキリング


となっていた。


「称号は結構ありますね。」

「結構とはどのくらいでしょうか?」

「8個ですね。件について全部言いましょうか?」

「お願いします。」

「己の道を歩むもの、怖いもの知らず、チュートリアル修了証、初心者木工士、初心者調合士、初心者錬成士、荒野の覇者、ジャイアントキリングの8個です。」

「チュートリアル修了証以外聞いたことがないですね。すみませんが称号の効果と取得条件がわかるなら教えて下さい。」


「まずは己の道を歩むものですね。これは、スキルに頼らず己の力で事を成すもの、と書いてますね。これならスキル補正を切ることが条件かな。」

「えっ!スキル補正無しでしているんですか?」

「そうですよ。スキル補正あると動きにくくて邪魔だったので切りました。」

「そうなのですか、普通は動けないからスキル補正に頼って動くのですけどね。まぁ次をお願いします。」


「次は怖いもの知らずですね。これは、痛みを恐れぬ者よ、それは蛮勇かまたは剛勇か、と書いてますね。これは痛覚制限を最大まであげているからですかね。」

「痛覚制限を最大ですか!なぜですか?」

「痛覚制限があると感覚が鈍くなるので避けにくくなるのて最大にしています。」

「そうなのですね。分かりました。チュートリアル修了証は分かりますからその次をお願いします。」


「初心者シリーズですね。まずは初心者木工士は、木工士にその道を歩むことを認められた証、木工作業に補正小ですね。調合と錬成も同じことが書いてますね。」

「そうなのですか。では条件はそれぞれの生産スキルをもつ住民に認められる物を作ることですかね。」

「そうだと思います。僕が作ったときに初めてなのにここまで出来るなんて、

と驚かれましたので」

「そうなのですね。では次は荒野の覇者をお願いします。」


「荒野の覇者は、荒野の主を単独で倒し荒野を制覇した者、荒野の生物が避けるようになる。って書いてあるね。」

「それって荒野での依頼が達成しにくくなりますね。」

「そうですね。でも冒険者ギルドに登録できないのであまり関係無いですね。」

「それはどうしてですか?」

「僕、生産者ギルドへ登録していまして冒険者ギルドには登録できないのです。」

「生産者ギルドの場所を知っているのですか?」

「はい。ここのカウンターの方に聞きました。」

「そうなのですか。後で生産者ギルドへの道も教えて頂いてもいいですか?」

「はい。後で生産者ギルドに行くので一緒に行きましょう。」

「お願いします。」


「それでは本題に戻りましょう。最後のジャイアントキリングについてですね。ジャイアントキリングは、格上の敵を倒した者、格上の敵との対戦時に攻撃力に補正小、とありますね。」

「それはソロじゃないといけないのですか?」

「それは書いてないのでわかりません。」

「それではこちらで確認しますね。」


「最後に次のエリアはどうなっていますか?」

「次のエリアは山になっていて採掘ポイントが結構ありました。」

「採掘ポイントから何が出ますかね。」

「まだ確認していないのでよくわかりません。」


「ではモンスターは何が居ました?」

「ロックリザードとロックタートル、ロックゴートが居ました。ロックリザードはアクティブですが少し硬くて苦労しました。ロックタートルとロックゴートはノンアクティブですがロックタートルはひたすらに硬くて体の中にダメージを与えないと倒せないし、ロックゴートは近くにいる他のロックゴートとリンクして襲って来るので一度に複数相手にしないと行けません。」

「それは面倒ですね。他にはありますか?」

「特にないと思います。」


「では今回の情報についての情報料なのですが100000リーベでどうでしょうか?」

「どうしてそんなに高いのですか?」

「内訳はウルフリーダーの情報に60000リーベ、称号の情報に30000リーベ、生産者ギルドの情報に10000リーベになっています。」

「そうなんですね。分かりました。」

「では生産者ギルドに一緒に行きましょう。」

そう言って僕たちは部屋を出る。

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