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1-11

お守りを作った後はエリーゼさんの仕事の手伝いをしながら木工と細工について学んでいた。

しばらくすると、メルティアが戻って僕に近寄ってきて話した。

「タムお姉ちゃん、おばあちゃんが準備が出来たからタムお姉ちゃんを呼んできてって言ってたよ。」

「そうなの、分かったよ。」


エリーゼさんに向き直り話しかける。

「今日は有難うございます。次回来るときは何を持ってくればよろしいですか?」

「そうね。鉱石を出来るだけ持ってきて下さい。鉱石から金属の抽出と金属細工についてしたいと思っています。」

「分かりました。では次来るときは鉱石を集めておきますね。」

「有難うございます。鉱石も今はこちらに回って来ないので教えることが難しく思っていました。」

「そうなのですね。ではまた次回来るときに。」

「えぇ、また今度お願いします。」


メルのもとにいき

「それじゃ、おばあちゃんのところに行こうか。」

「うん。ついて来て。」

そう言って歩き出したメルについて歩き出した。


しばらく話ながら歩いていたら一軒の店の前に着いた。

「ここがおばあちゃんの薬屋さんだよ。」そう言ってメルは店の中に入っていく。

着いていくと、店の奥でおばあさんが座っており、その前には調合道具が用意されていた。


「こんにちは、本日はよろしくお願いします。」

「こっちにおいで。」

「メルも見てていい?」

「いいよ、みておいき」

「じゃぁそこに座ってるね。」

メルはそう言って部屋の隅に置いてあった椅子に座った。


「それじゃ調合について説明するよ。。」

「はい。よろしくお願いします。」

「材料はこっちで用意しておいたよ。」

「有難うございます。」

「調合に必要なものはすり鉢とすり棒、漏斗と濾し布が数枚、後は鍋と火があれば大丈夫かね。」

「初心者調合セットがありますので大丈夫だと思います。」

「そうかね。じゃあ始めようかね。」


おばあさんがすり鉢に薬草をいれてすり棒で潰し始める。

「まずは薬草をすりつぶす。」

「これはどのくらいになるまですればいいですか?」

おばあさんの真似をしながら尋ねる。

「ペースト状にどろどろになるまで潰すさね。」


しばらく潰しているとおばあさんが作業を止め鍋にペースト状になった薬草をいれて水を加えて煮始める。

「次は煮出すよ。沸騰しないように火からなるべく遠ざけて温める。」

「沸騰したらどうなるのですか?」

「薬効が無くなってただの苦い水になる。」

「その水には何か使い道はあるのですか?」

「私ら薬師にはただのごみさね。でも錬金術師や料理人には材料になるらしい。」

「そうなのですね。」


またしばらく火に掛け緑色が濃くなったら火から遠ざけて漏斗に濾し布を掛けて容器に入るように濾す。

「色が濃くなったら火から遠ざけ、濾して冷めたらポーションの完成じゃ。」

「そうなのですね。有難うございます。」

そう言って完成した自分のポーションを確認する。


"ポーション" 品質4

回復量 HP20回復

製作者 アジアンタム

"丁寧にすりつぶされた薬草を湯煎し丁寧に濾し出されたポーション"

となっていた。


「ほう、初めてにしては上出来じゃ。これなら私の店の補充も頼めるよ。」

「本当ですか。有難うございます。」

「後は練習あるのみじゃな。」

「はい。分かりました。」


"称号 初心者調合士 を獲得しました。"

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