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1-6

 3人は門をくぐり冒険者ギルドへとやって来た。

 ガーベラはカウンターに行き受付でコンソールを出して操作をし戻ってくる。

「取り敢えず1時間個室を借りたから行こ。」

 そう言って歩き出したガーベラを追って歩き出して話す。

「へぇ、冒険者ギルドってこしつを借りることも出来るのね。」

「ここって生産も出来るの?」

「簡易セット持ってこれるものなら出来るらしいよ。」

「そうなんだ。本格的にするには何処に行けばいいか分かる?」

「ごめん。聞いたこと無いよ。」

「いいよ、気にしないで、ただ知ってるならって思って聞いただけだからね。」

「そっか。ここだね。」

 そう言ってガーベラは扉の前でコンソールを開き操作する。


 すると扉が開き中に入っていく。3人とも入ったら再び扉の前でコンソールを開き操作して部屋にある椅子に腰をかける。

 僕たちもそれぞれ椅子に腰を掛け話を始める。

「まずあらためて自己紹介とフレンド交換しよう。」

「そうだね。」

「そうね。でわまず私からするわね。私の名前はデンファレ、スキルは魔導師構成よ。」

「じゃあ次はあたしね。あたしはガーベラ、剣士構成だよ。」

「それじゃ最後は僕だね。僕はアジアンタム、タムって呼んでね。スキルは取り敢えず生産中心だね。」

「えっ、生産中心の構成って、あのpvpの動きはどういうこと?」

「あれはまぁ、慣れだね。」

「あれはなかなか出来そうにないわよね。まぁスキル構成は深く聞かない方が良さそうね。」

「マナー違反だもんね。フレンド依頼送るね。」

「なら私もタムに送るわね。」


 そう言って2人がコンソールを操作すると、ピコンという音が鳴りコンソールに"再びガーベラ様よりフレンド依頼が届いております""デンファレ様よりフレンド依頼が届いております"と表示され操作すると"フレンド依頼を受理しますか?"と"はい"か"いいえ"の選択肢が表示されるので"はい"を選択する。すると"フレンド依頼を受理しました"と表示される。


「フレンド登録も終わったからタムお姉ちゃんの合流前の事を教えて欲しいな。」

「そういえば言ってたね。」

「冒険者ギルドに来るまでずいぶんと時間がかかっていたみたいだけど何かあったのかしら?」

「それなんだけど路地裏で蹲ってる女の子を見つけてね。ポーションをあげたら家まで連れていってくれてね。その子のお母さんも怪我したみたいだったからまたポーションをあげたら、住民のおばあさんとちょっと話をして弟子入りすることになったよ。その話が終わったときぐらいにちょうどガーベラから連絡が来てギルドに来て端の方で2人を探してたって感じだよ。」


「結構ざっくり話したわね。おばあさんとの話ってなんだったの?」

「まぁ簡単に言うと、僕らプレイヤーは住民から探索者って呼ばれていること、住民全員が知っているわけでは無いこと、探索者が来たから物資が足りなくなって近い内にポーションが無くなること、探索者は住民から印象がとても悪いこと、位かな」

「タムお姉ちゃん、それ本当?」

「おばあさんから聞いたのはこんなところだよ。」

「お姉ちゃん達ごめんけど今から人を1人呼んでいい?」

「必要だと思うならいいわよ。」

「僕もいいよ。」

「じゃあちょっとコールしてるね。」

 そう言ってガーベラはその呼びたい相手にコールを掛け始めた。


「そう言えば姉さんはどうして遅くなったの?」

「チュートリアルをずっとしていてね。取り敢えずあそこで試せるスキルは取り敢えず全部試させてもらったわ。」

「スキル全部って100個以上無かった?」

「あったわね。まぁそのお陰で良さそうなスキルが組めたのよ。」

「でも凄く時間かかったんじゃない?」

「4時間位居たんじゃないかしら。」

「そんなに居たんだ。」


「呼んだ人すぐに来るって言ってたよ。」

「そうなのね。」

「そんなに重要なことなのかな。」

「ポーションが足りなくなると攻略が滞るからね。」

「そう言えば回復って重要だったね。」

 その時ドアをノックする音が聞こえてくる。

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