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王子様の影武者に〜『手』を〜貸してやる事となりました。  作者: ※Rasp※Berry※
~〘もうひとつ〙の『エンド』~ロール~.
62/62

アウトオブワンモアストーリー~『精霊が〘観た〙物語』~

 〘神殿〙には〘精霊〙が〘た〙のでしたーー

 と或る星ーーと或る王国ーー王宮の庭にて。精霊と呼ばれる存在は、飛んでいたーーだが、人はそれには気付かない。見えないのだ。精霊は隠れる。偶に妖精と遭遇する。世間話をしたりーーしなかったり。その精霊は、木の側で寝ていた妖精を起こさぬ様に、そおっと離れたのだった。



 大半の妖精は、寝ていた。眠いのだろう。起きても直ぐ寝るのだからーー精霊達もだ。昔々、大きな『精霊』達は、人と『交ざって』しまったらしい。人達は彼等を『精霊族』と呼んだが、精霊達には精霊族達は『人』だった。魔力なるものを『持つ』のは『人』だと。


 精霊『達』は自然と呼ばれる『大気のエネルギー』を、『操る』のだから。『彼』は、と或る『神殿』に『存在』する、『神像』に『宿る』精霊だった。元は『木』だ。彼は『木製・・』なのだ。ーーーーーーー


 木の精の彼は、木の『エネルギー』で癒やされる。癒やしが失くなれば消えてしまうーーそんな存在だった。故に儚いのだ。『神像』を『形』取った彼は、『長生き』だった。違う世界の神に、『付喪』と教わった。『和風で言うとね』と。言い方が違えど、『意味』は『同じ』らしいーー木の精霊だった彼は、やや形を変えて、『神の像』の精霊と生ったーー訳だ。そして『雇われ』たのだ。



 星の神と、神の友人の神に。




 神と友人神は、『エネルギー』をくれる。元から『彼』は『神像』から『力』を得ていたが、貰える『力』が『増え』た訳だ。エネルギーは、美味しかった。暖かく軽やかで口当・・たり『良く』、とろける様だった。居心地が好い。彼は『ずっと』仕えようとーーそう思った。



 上司の『名』はーー『白神ハクシン』ーー『仮り』の『名』だが。『援助者スポンサー』の名はーー『フェアリーヴァース』と呼ばれ語られる『存在』だが、『陽藍』と言った。とても『暖かい』存在だった。『最上』の『エネルギー』の『塊』だった。



 遠い『地』から贈られて来る『エネルギー』に、彼は今日も『御満悦』だ。存分に力を『発揮』出来た。今日も『依頼』を『熟す』為に。ーーーーーーー




 『と或る』『かっぷる』の『見張り』だ。『見護る』のだ。『加護』の『力』で。『彼』の『分身・・』を『持つ』『彼女』を。今日も。分身は本日も、少女の胸元でーー鈍い『輝き』を発揮した。『加護の力』を。ーーーーーー精霊の『手』に依って。分身は『と或る』『神殿』の『地』にて、生まれた。スポンサー陽藍が『造り』出した。『神殿』の『空気』を『使っ』て。




 神殿の『空気』は、精霊の『エネルギー』つまり『神像』の『力』で溢れていたーーそれを『構築』した陽藍ーー『加護石』は故に精霊『そのもの』ーー分身なのだ。連動した存在なのだった。



 授かった『ペルウィアナ』為る少女はーー全く知らないのだが。


 今日も多過ぎる少女の『魔力』を、『緩和』していた。『別』の『エネルギー』へと。


 草も木も花も作物も、その『栄養』で、豊かに『実』るーーのだった。ペルウィアナの『エネルギー』は『大地』に『緩和』された。植物達は『ソコ』から、『必要なだけ』養分を『取り入れ』られたのだ。『与え』過ぎたるはーー『毒と為す』。直接『与え』られれば、『毒』程でも、広い『大地』が巧く『緩和』した。『加護石』は『システム』で在る。緩和材や変換機為る役割だ。当人の身体にも『負担』を掛けぬ様にと。




 作られたのだった。




 ××××××××××××××××××××××××××



 『魔力』とは何か。此の世界に限るが其れは、『存在』する『エネルギー』を『利用』し、新しい『力』を生み出すーー『錬金術』で在ろう。『科学』だ。名の無き星では『人の手』では『直接』は出来ぬーーが、『道具』を用いてそれ等を成す。此の星では、『道具』くとも『為せる』事をーー『魔力』『魔法』と呼称するのだった。媒体が『道具』か『人』かの異なりで在る。


 過去にそのことわりに気付いたフェアリーヴァースと呼ばれる『彼等』は、実行『出来る』訳だ。それを教わった『弟子』達も『然り』だ。


 魔法は『借りる』、しかし精霊達は『操れ』るーーのだ。此の違いはーー大きい。つまり人は彼等に『挑ん』でもーー敵わないーーそういう事だ。



 陽藍に言わせれば『正攻法では』ーーと、言ったところか。それは又『別の』話だ。





 ××××××××××××××××××××××××××××



 さて庭にてーー人影が在った。此れは『精霊』が『語る』物語ーーもうひとつの『エンドロール』であろう。




 『ペルウィアナ……』


 若い人間の男だ。少女の名を呼ぶ。少女は驚きの表情を見せた。『ミアっ!?』と。


 『どうしているの!』少女の声が、精霊のいた場所にも響いた。近くの妖精がふぇっと言って起きたーーが、又直ぐ寝た。いびきが聴こえるーー静かにしてと、〘ボク〙は〘思った〙。


 〘気づかれちゃう〙だろと。ペルウィアナは、気付かない。若い男を睨んだ。不機嫌そうだった。ペルウィアナとは少しの間、ずっと一緒にいたからわかる。〘めずらしい〙と。


 がさっと音が〘して〙ボクは〘よこ〙を〘みた〙ーー〘王子〙だ。王子はゆびをくちびるに、当ててた。〘しぃ〙と言ってだ。ボクはコクリとうなづいたのだーー王子、ーーーーー〘うしろ〙の〘子供〙は〘誰?〙


 王子の後ろに、ペルウィアナくらいの年の〘男の子〙がーーいたよ。君誰だよ?


 〘こんにちは精霊君。今日もご苦労様。ペルウィアナに『お客』さんだから、静かにね?〙と。


 王子ーー『イチゴ』は『言った』のだった。『ジニア』を連れて。



 〘少年〙は〘カルミア〙というらしい。ペルウィアナの〘幼なじみ〙だと。言われてボクは思い出した。〘見たことある!〙と。ジニアもだ。ボクの〘村〙の〘子達〙じゃないか!と。



 『カルミアのヤツさーー』


 ジニアにしては『小声』なのだろうーーが、声がでかいよ。もっと〘小声〙でとボクが言うーー王子は〘笑った〙よ。ジニアは苦虫を噛み潰したみたいに〘生っ〙た。なんでだよ?


 人間にはちょっと〘むずかし〙かったらしい。『師匠を基準に考えるな』と。師匠とはボクの雇い主のひとり〘陽藍さま〙だよ。む、〘半人前め〙ーー君等のことなら〘聞いて〙るーーよ。



 そんなんで〘白神さまの部下・・〙になれるの?? まあ、〘ボク〙のが〘せんぱい〙だけどね。〘こうはい〙くん。ーーちょっと〘気分よい〙のはどうしてだろう?



 ボクはジニアに〘ふふん〙と言った。ジニアは益々〘苦虫噛み潰した〙みたいな〘顔〙に生ったのだった。王子は〘苦笑〙してたよ?



 カルミアとやらは、ペルウィアナを〘好き〙なんだって。でもペルウィアナは〘王子〙を〘好き〙だよ?で、〘それを聞いた〙カルミアとやらは、青褪めて、〘戻って〙来たーーんだってさ。



 んー?〘なにしに〙??




 ジニアが『告白』と〘言った〙けど、僕等は〘此処迄〙で〘聴く〙のを〘止めて〙〘移動〙した。だからあとの事はーーしらない。






 そのあと、ジニアは〘ひとり〙で〘帰った〙よ。〘名の無き星〙の〘修行〙へとね。



 ボクは王子ーー〘イチゴ〙と〘話し〙た。ーーペルウィアナのこと。〘此れからも「護ろう」ね〙と。




 イチゴはやさしく〘ほほえんで〙、「よろしくな」とーーそう言った。 





 後日、〘カルミア〙を〘見掛け〙た。〘騎士隊〙にいた。ボクは〘???〙と為ったが、





 又『庭』で〘ペルウィアナ〙と〘イチゴ〙を見掛けてーーーーいつもと〘様子〙が〘違った〙ので、ちょっと戸惑った。どのみち〘ボク〙は、許可なく〘ペルウィアナ〙の〘前〙に〘もう〙〘姿〙を〘晒せ〙無いんだ。ペルウィアナも〘成長〙しなくちゃいけないからだ。ボクを〘頼り〙にしてはーーいけない。ボクも〘我慢〙だ。いつか〘又〙話せるよ。だから。





 イチゴとペルウィアナの会話がーーーーーーーーー





 「そんなに落ち込まないで。」


 イチゴ・シャリンバイは言った。シラー・ペルウィアナ、自分の『婚約者』だ。


 ウィアナは落ち込む。「でも………………だって」と。下を向いたのだった。



 イチゴは言う。『君を悲しませるつもりではなかったのだと、思うよ……』と。




 下ばかり向く『ペルウィアナ』に、いつもと『違う』様子の『王子』は、やさしく『触れ』た。その頬に。俯き加減の『可愛いひと』の顔を覗き込む様な仕草で、ゆっくりと近づいた。ウィアナはいつも紳士で優しいイチゴのその行動を、気にも留めずに未だ俯いていた。そして、ーーーー




 その唇に、優しい彼の優しい其れが、触れたのだった。ほんの、一瞬の事で。実感する間も無い『出来事』だった。そしてイチゴは言った。



 「奥さんに『成る』君に、いつまでも『そんな顔』させる『彼』に、妬いてしまうよ?」と。




 「『わざと』かな?ペルウィアナ?」と。




 イチゴ・シャリンバイはほほ笑んだのだった。困ったシラー・ペルウィアナはちいさく言った。



 「さっきの………『良く』わからなかった………」と。ウィアナにははじめての行為だったのにと。



 精霊に聴こえぬ〘程〙の〘声〙で、イチゴ・シャリンバイは〘ごめんウィアナ〙とそう言ってから、今度はしっかりと其の唇を重ね合わせたのだった。実はこの日が、〘王子様〙の〘生まれた日〙だったのだがーーシラー・ペルウィアナはーー未だ知らない。後日『知る』事となる。



 十五に成ったウィアと王子の物語りにも成らぬ『物語り』は、『精霊』〘しか〙知らないーー







 とは行かずに、庭の端にて、訪ねて来た〘シラン〙が目撃存在たのだった。






 精霊は其れーー〘カルミア〙よりずっと〘青褪めた〙〘可哀相〙な〘青年〙をーー〘目撃〙たーーのだった。      精霊は其の物語の〘名〙を〘失恋〙と言うのだとーー知っていると。



                       ~グッド-エンド-ロ~ル.物語りとは~『全て』は〘上手く〙は〘いかない〙モノだ。ーーーーーーーーーーーーーーーー.~幕~.

 〘次〙へ〘続く〙『物語り』の〘間幕〙~なのですが、追加で書かせて頂きました。m(_ _)m


 多分シランとカルミアにも、『幸せ』はきっと来ます。〘未だ〙なだけで。(笑)

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